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6/6【DRAGON GATE】王者対決再び 土井が石田に雪辱で史上初ドリームゲート王者の優勝へ王手

 土井成樹がBブロック決勝戦の再戦となった石田凱士とのシングル王者対決でリベンジを遂げて「KING OF GATE 2020」決勝進出。史上初となるドリームゲート王者による優勝の快挙達成へ王手をかけた。

 「KING OF GATE 2020」はついに決勝トーナメントに突入。Aブロック勝者・YAMATO、Bブロック勝者・石田、Cブロック勝者・Eita、敗者復活バトルロイヤル勝者・土井の4人で争われる。試合前に行われた抽選によって、1回戦の組み合わせは「土井vs石田」、「YAMATOvsEita」に決まった。

 土井と石田はBブロック決勝戦でも対決し、石田が勝利。ドリームゲート王者vsブレイブゲート王者のシングル対決が再び実現した。前回、R・E・D勢の介入などやりたい放題だった石田に怒り心頭の土井は入場直後の石田を襲撃。セコンドが乱入しようとしても石田との同士討ちを誘った。

 だが、石田は低空ドロップキックで右ヒザを射抜いて反撃を開始。動きが止まった土井は石田の執ような足攻めの前に防戦一方となってしまう。コーナー金具に激突させられた次の瞬間、スクールボーイで丸め込まれて冷や汗をかき、チョップ合戦に持ち込んでも石田のレッグラリアットで返り討ちにされた。DOI555からのバカタレスライディングキックを狙っても、右インローキックで止められ、アンクルホールドに捕まってしまった。

 絶体絶命のピンチを迎えた土井だったが、前方回転で逃れると、石田をコーナー金具に激突させた。これが勝利の呼び水となり、土井はDDTで突き刺すと、DOI555からのバカタレスライディングキックを2連発で決めて逆転勝利を収めた。

 苦戦を強いられながらも石田にリベンジを遂げた土井が3年ぶりとなる決勝進出を果たした。これで12年ぶり2度目の優勝、そして史上初となるドリームゲート王者による優勝まであと一つ。快挙達成へ王手をかけた土井は「これでとりあえず3回戦のリベンジはできたな。俺自身、スカッとしたぞオイ」と勝ち誇り、「ドリームゲートチャンピオンがKING OF GATE優勝せな、誰が一番かわからんやろオイ。俺が証明したるわ」と宣言し、正真正銘の頂を目指す構えをみせていた。

 土井の決勝戦の相手は、同じく決勝トーナメント1回戦でYAMATOを破ったEitaに決定。Eitaは2年連続決勝進出で初優勝を狙う。また、この日、新人の藤川翔(そら)&菊田円(まどか)が同期の小舩賢登&亀井丈人を相手にデビューした。

【土井の話】「これでとりあえず3回戦のリベンジはできたな。俺自身、スカッとしたぞオイ。次は決勝か。残り1個。ドリームゲートチャンピオンがKING OF GATE優勝せな、誰が一番かわからんやろオイ。俺が証明したるわ」

【石田の話】「これで俺のKING OF GATEは終わった。俺はKING OF GATEだけじゃないぞ。俺はまだまだその先みてるぞ。俺は一回、ドリームゲートチャンピオン土井成樹、お前から勝ってんねん。俺はこれから自分のやることやっていくからな」

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