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10/7【DRAGONGATE】新ユニット「チーム・ボク」が聖地初登場で快勝 富永の新加入も決定的に

『THE GATE OF VICTORY 2020』東京・後楽園ホール(2020年10月7日)
○リョーツ清水&土井成樹&斎藤了vsヨースケ・サンタマリア&U-T&パンチ富永×

 聖地初登場となった新ユニット「チーム・ボク」が快勝。結成以来勧誘を続けてきた富永の加入も決定的となった。

 9・21大田区大会の金網6WAYマッチで負け残ったビッグR清水は課せられたリスクに従い、R・E・Dから追放となり、かつてのリングネームである「リョーツ清水」に再改名。土井&斎藤と新ユニット「チーム・ボク」を結成した。

 聖地・後楽園初登場となったチーム・ボクはサンタマリア&富永&U-TのDRAGONGATE世代と対戦。富永を勧誘しているチーム・ボクは試合前から「オイーッス!」と決め台詞を連発し、富永を誘ったが、富永が拒んで試合開始となった。

 チーム・ボクは斎藤、土井が「ボクがいきます!」と次々に先発を買って出ると、最後に手を挙げた清水に先発が譲られる。サンタマリアのヒップアタックに先制を許してもショルダータックルで吹き飛ばした清水は、富永とU-Tをブレーンバスターで二人まとめて引っこ抜く大暴れ。さらに土井と斎藤のダブルバックエルボー、土井のサマーソルトドロップ、清水のランニングボディプレスが富永に次々に決まり、清水はフォールアウェイスラムで投げ飛ばした。

 その後も清水がジャイアントスイングで富永をぶん回すと、土井が富永を飛び越える謎の連係も飛び出すなど、富永に集中砲火を浴びせたチーム・ボク。富永もダイビングヘッドで意地の反撃をみせたが、土井と斎藤が立ちはだかってタッチさせない。清水がフライングショルダー、斎藤が斎了ロケット、清水がダイビングボディプレスの波状攻撃を浴びせると、土井がDOI555からのバカタレスライディングキックを狙った。

 回避した富永もスクールボーイで土井をニアフォールに追い込んで粘る。すかさずサンタマリアがキス攻撃で迫ると、土井も必死に抵抗。そこへ斎藤が「ボクにください!」と手を挙げたが、「やっぱり無理!」と清水に譲ると、サンタマリアは逆に拒んでビンタをお見舞い。フライングギロチンドロップを投下すると、U-Tのシーソーフリップで投げ飛ばされた富永がフライングヘッドバットを発射したが、スワンダイブ攻撃に失敗してトップロープ上から転落。すかさず清水がウルティモ式マヒストラルで丸め込んで3カウントを奪った。

 チーム・ボクが東都初登場を勝利で飾った。試合後、さっそく「パンチ君、どうだった? チーム・ボク強かったでしょ? パンチ君がチーム・ボクに絶対負けない方法が1個だけあります。それはパンチ君がチーム・ボクに入ることです」(斎藤)、「パンチ君、ボクがチーム・ボクに入ったらロープから落ちたりしないよ。チーム・ボクは絶対技を失敗しないから。パンチ君、ボクはボクたちと一緒にチーム・ボクに入ってボクボクしようよ」(土井)と再び富永に誘いの手を伸ばした。

 富永が迷っていると、土井は「いいこと思いついた。ボクがチーム・ボクに入ったら、ドリームゲート挑戦もあるよ」とニンジンをぶら下げた。が、すぐに「いや、ないよ。いや、あるよ。いや、ないよ」と否定した土井は斎藤と口を揃えて「可能性、ないよ」と言い切ってしまう。それでも斎藤が「このリング上の流れをパンチ君の行動で変えてみませんか? なにを言いたいかわかりますか? パンチ君はDRAGONGATE世代を完全に抜けて、チーム・ボクに入って僕ら3人と一緒にやっていきましょう」と訴えかけた。

 すると富永は「あんたらの誘いは嬉しいよ。でもな、俺はDRAGONGATE世代。あんたらのチームに入ったら、DRAGONGATE世代を抜けなくてはいけなくなる。ちょっと考えさせてくれ」と返答を保留した。またも首を盾に振らなかった富永だが、メイン後に急展開。リング上にDRAGONGATE世代が集結する中、「この機会にちょっとご相談がありまして」と切り出した富永は「チーム・ボクに誘いを受けているんですよ。で、入るとなると、DRAGONGATE世代を抜けなくちゃならなくなりまして。そうなると皆さんに非常に迷惑がかかるといいますか、申し訳ないなと思うんですけど、もしよかったらチーム・ボクに入れさせてもらえないでしょうか?」と遠慮がちに問いかけた。

 引き留められるかと思われたが、Kzyは「どうぞ」と即答。YAMATOも「逆によかったんじゃない? 俺らも逆によかったし」と歓迎した。他のメンバーも快く送り出す構えをみせ、Kzyが「おめでとう。いってらっしゃい。まあ、まとめると、パンチ富永君はDRAGONGATE世代に必要ないよ」と身も蓋もなく言い切ると、富永は「ひとりぐらいは止めろよ。どいつもこいつもふざけやがって」と激怒。「こうなったら俺が…いや、ボクがお前らをやっつけてやるからな。最後にこれだけお前らに言わせろ。オイーッス!」とDRAGONGATE世代に牙をむいた。屈辱的な形ながらDRAGONGATE世代に送り出された富永のチーム・ボク入りがこれで決定的となった。

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