11/15【DRAGONGATE】吉野の現役延長が決定 引退試合は来年8・1神戸ワールドに
『KOBE プロレスフェスティバル 2020』兵庫・神戸ワールド記念ホール(2020年11月15日)
○吉野正人＆土井成樹＆大鷲透vsKzy＆ストロングマシーン・J＆パンチ富永×
吉野の引退が2021年8・1神戸ワールド大会に延期に。現役生活が残り10ヵ月となった吉野は「やると決めたからにはスピードスターらしく最後まで吉野正人を皆さんにお見せします」と誓った。
年内引退が決まっていた吉野だが、土井ら周囲の説得もあって現役期間を延長することに。引退試合が2021年8・1神戸ワールド大会で行われることがこの日の試合前に発表された。
「引退ロード第二章」の幕開けとされたこの日、吉野は土井&大鷲とのトリオでKzy&マシーン・J&富永のDRAGONGATE世代と対戦した。先発を買って出た吉野はKzyを相手にスピーディーなせめぎ合いを展開。土井との連係も流れるように決まり、富永に合体フェースクラッシャーを敢行した。
終盤にはミサイルキックを富永に放つと同時にKzyにセントーンを投下して躍動。Kzyにエルボースマッシュで反撃され、マシーン・Jのダイビングヘッドバット、KzyのBEAT-BOMと波状攻撃を浴びたが、土井がDOI555からのバカタレスライディングキック、大鷲がチョークスラムで富永を追い込んでお膳立てすると、吉野はトルベジーノからのソル・ナシエンテで料理した。
試合後はノーコメントだったが、セミファイナルでトライアングルゲート王座に挑戦するキッド&Kagetoraのパートナー「X」として電撃登場。急きょダブルヘッダーとなった吉野だが、パウダー攻撃からのSBシューターでKENToに敗れ、ベルト獲りはならなかった。
その試合後、現役延長について言及した。「今日発表するこの日まで、直前まで、凄く悩みましたね」という吉野だが、踏み切った大きな要因は新型コロナの影響による4ヵ月間の興行自粛期間。そこで故障個所の首をある程度回復することができた。それもあって引退延期を決意し、「そこまで伸ばしたということは、スピードスターの試合ができるということ」と言い切った。
ラストマッチの舞台は来年8・1神戸ワールド大会。DRAGONGATE史上初となる同会場での2連戦の2日目となる。「来年どういう状況になってるかわからないんですけど、来年2連戦でやるということは、団体20年迎えましたけど、また新たな試練というか、楽しみでもある」という吉野は「やると決めたからにはスピードスターらしく最後まで吉野正人を皆さんにお見せします」と決意。残り10ヵ月の現役生活で最後まで自分らしさを貫くつもりだ。
【吉野の話】(第8試合後)「まずはね、第6試合の入場前にね、流してもらいましたけど、本当に今日発表するこの日まで、直前まで、凄く悩みましたね。去年の年末、2020年で引退発表して、その時点で1年間、スピードスターとして戦えるという自信があったから、あえて1年の猶予というか持たせてもらったんですけど、今年はもう世界的にね、大変なことになりまして、DRAGONGATEも約4ヵ月ですか、興行も止まって試合できない時期が続いたんですけど、その間、試合をしてなかったからね。首を休めることができました。通常のこのDRAGONGATE、月半分試合してるスケジュールで丸々4ヵ月休むことは本当になかなかできないんでね。その中で4ヵ月、体を休めることができたんで引退延長。リング上でもバックステージでも言ってきましたけど、自分はスピードスターじゃなくなったらプロレスラー・吉野正人じゃないんで。それ以外のスタイルでは…たとえ試合数を減らしたり、スタイルを変えたりして、そこまでして続けるつもりもないんで。あくまでもスピードスターとして、動けるうちにこのリングを去りたいと。それをデビューした時からの自分なりの目標の一つでもあったんで。まぁ、来年ワールド2連戦ですか。団体史上初。これはホントにね、勝負の年だと思います。今年がこういう形になってしまったんで、来年どういう状況になってるかわからないんですけど、来年2連戦でやるということは、団体20年迎えましたけど、また新たな試練というか、楽しみでもあり、その舞台で最後2日目で引退という舞台を会社が用意してくれましたので。そこまで伸ばしたということは、スピードスターの試合ができるということですから。今日も第6試合と第8試合で中1試合で出場しましたけど、それでも最後負けてはしまいましたけど、こうしてコメントできてるんで、あと10ヵ月ぐらいですか。最後までスピードスターというものを貫きたいと思います。やると決めたからにはスピードスターらしく最後まで吉野正人を皆さんにお見せしますので、8月1日まであと10ヵ月ぐらい応援よろしくお願いします」
