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2/4【G馬場23回忌興行】馬場さん追善試合で全日本レジェンドカルテット実現 2代目タイガーも復活

『ジャイアント馬場23回忌追善興行』東京・後楽園ホール(2021年2月4日)
○渕正信&大仁田厚&グレート小鹿&越中詩郎vs2代目タイガーマスク&大森隆男&嵐&菊地毅×

 馬場さんの追善試合で渕&大仁田&小鹿&越中の全日本レジェンドカルテットが実現。2代目タイガーマスクも復活した。

 馬場さんの愛弟子にあたる渕&大仁田&越中に、昭和の全日本で活躍した小鹿を加えた全日本のレジェンドたちが「ジャイアント馬場23回忌追善特別試合」で合体。対戦相手として亡き三沢光晴さんが扮した2代目タイガーマスクが現代に復活し、大森&菊地とともにベテラン軍を迎え撃った。出場を予定していた井上雅央は体調不良のため欠場に。代わりに馬場さんの付き人経験のある嵐が2代目タイガー組に加わった。

 試合前に、スペシャルゲストのザ・グレート・カブキがヌンチャク&毒霧パフォーマンスを披露して場内を盛り上げると、ベテランカルテットはお揃いの旧全日本ジャージ姿で姿を現し、結束をアピールする。序盤から見せ場が連続。越中があいさつ代わりにジャンピングヒップアタックを放てば、渕はいつものように、レフェリーのブラインドを突いて、ヘッドロックから嵐にナックルパンチをぶち込んだ。正体不明の2代目タイガーは大仁田相手にトペのフェイントを披露。その2代目タイガーに異様な怒りを見せる大仁田は鉄柵に投げつけて制裁すると、小鹿もラフファイトで続いた。

 ベテランカルテットはキャリアを活かしたインサイドワークで菊地に照準。越中と大仁田が息の合った太鼓の乱れ打ちを放てば、小鹿は噛みつき攻撃など反則まで駆使して畳みかける。渕も一気に得意のバックドロップを仕掛けるが、これは菊地が阻止。ならばと渕は首固めを仕掛けると、これを合図に両軍入り乱れての大乱闘に。2代目タイガーは越中にローリングソバットを放つと、プランチャに繋げて場内を沸かすが、勝負所を逃さない渕が首固めを連発し、一気に菊地を仕留めてみせた。

 70年代から90年代にかけての全日本の歴史が詰まった一戦はベテランカルテットが快勝。中でも大仁田は若手時代、付き人として馬場さんにかわいがられたとあって、「本当の弟子は俺だ! お前ら、馬場さんを1から10まで世話したのは俺だ、バカヤロー」と主張した。

 一方、大森は今も全日本に在籍。「自分なんかまだまだ若手かと思うような大先輩ばっかり。でも、今日こうやっていろんな選手が集まって試合できるということは、僕はそれも含めての馬場さんのご縁」と先輩たちに敬意を表し、「最初プロレス界に入った時に全日本プロレスに入って、馬場さんの弟子として試合をやったことが本当に自分の財産だと思っています。こうやって今日大会に出れたことは僕にとっての名誉です」と天国の馬場さんに感謝していた。

【試合後の大森&菊地、大仁田】
▼大森「自分なんかまだまだ若手かと思うような大先輩ばっかり。でも、今日こうやっていろんな選手が集まって試合できるということは、僕はそれも含めての馬場さんのご縁だと思っている。最初プロレス界に入った時に全日本プロレスに入って、馬場さんの弟子として試合をやったことが本当に自分の財産だと思っています。こうやって今日大会に出れたことは僕にとっての名誉です。菊地さん、生涯爆発ですよね?」

※ここで大仁田が通りかかる

▼大仁田「本当の弟子は俺だ! お前ら、馬場さんを1から10まで世話したのは俺だ、バカヤロー」

▼大森「やっぱり今日も汚えマネやったな!」

▼大仁田「汚えことやってねぇよ!」

▼大森「邪道っぷりを発揮しやがって」

▼大仁田「何が邪道だ、バカヤロー。おい、菊地」

▼菊地「なんすか、先輩?」

▼大仁田「焼き肉屋、やってんのか?」

▼菊地「焼き肉屋、やってますよ!」

▼大仁田「やってるのか。よかった」

▼菊地「それで終わりか、先輩」

▼大仁田「大森。1から10まで馬場さんを世話したのは俺だよ。お前らにガタガタ言われたくない」

※大仁田が去っていくと

▼大森「1から10まで世話したのか。大仁田厚が馬場さんを。そんなわけねぇ! それは間違ってる。1から10まで世話してもらったんじゃないのか? ねぇ、菊地さん?」

▼菊地「いや、俺が入った時はもう大仁田さんがいないんですよ」

▼大森「入れ違いですね」

▼菊地「いなかったんだ…。確かにあの人は先輩かもしれないけど」

※来場した橋誠が通りかかると

▼大森「そして今日、こうやってセコンドに来てくれた橋誠元選手。今日来てくれたおかげで心強かったよ。橋さん、セコンドありがとな」

▼菊地「ありがとう、橋」

▼橋「いや、セコンドついてないです…」

▼大森「なにやってんだよ? セコンドで来たんじゃないのか?」

▼橋「見てました。頑張ってました」

▼菊地「ありがとう」

▼大森「お前、(マッサージの)技術持っているらしいな。ドクターストレッチ」

▼菊地「今度治療してな。よろしく」

▼橋「ありがとうございます」

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