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4/7【GLEAT】LIDET UWF初興行のコンセプトは「殺伐と緊張感」 6・9新宿でハードヒットとの全面対抗戦が実現 稔が出陣宣言&全勝予告

 6・9新宿大会『LIDET UWF Ver.0』についての会見が7日、東京・有楽町のリデットエンターテインメント株式会社有楽町本社で行われ、鈴木裕之代表、田中稔UWF Rule Technical Officerが出席。LIDET UWF初の有観客興行となる今大会で「今年行われるプロレスの大会の中で一番殺伐として、一番緊張感のある大会に」とのコンセプトのもと、佐藤光留が主宰するハードヒットとの全面対抗戦が実現することになった。

 すでに配信マッチで公開されているLIDET UWFが初の有観客興行を迎えるのが6・9新宿大会。リデット社内で大会について話し合った結果、「今年行われるプロレスの大会の中で一番殺伐として、一番緊張感のある大会にしたい」とのコンセプトが出来上がった。

 そこで浮上したのが“Uの末裔"を自負する光留が主宰するハードヒット。昨年12・27新木場大会で「KING of HARD HIT tournament」に優勝した和田拓也が「どっかの団体の赤いパンツの頑固者、Uを掲げてやってるんだけど、今日出てるメンバーで、お客さんも来ていただいて、ここまでやってこれたのがハードヒット」と田村潔司エグゼクティブディレクターを意識した発言をしていた。そこで「何よりもUWFというものを守ってきたのは自分たちだとおっしゃっていた方々がいらっしゃったと思います。13年もやってきたっていう中で、そこを全く無視するわけにはいかない」、「一番緊張感のある、殺伐とした戦いができるのはハードヒットさんなんじゃないか」との結論にいたり、6・9新宿大会で全面戦争が実現することになった。

 ハードヒットに参戦経験のある稔も対抗戦出陣を宣言した。試合数は未定ながら「こちらから対抗戦やりましょうよ、全面対抗戦やりましょうよと言ってる限り、最低でも全勝だと僕は思ってる」と今から予告。「結果は全て勝つのは当たり前。内容でも圧倒して、LIDET UWF初の大会なので、終わった時にGLEAT凄ぇな、LIDET UWFって凄ぇんだなっていう印象一色で終わらせたい」と初興行でインパクトを残す構えをみせた。

 それに先立つ形で飯塚優がハードヒット5・2新木場大会に参戦する。GLEAT入団前のHEAT-UP時代からハードヒットにレギュラー参戦してきたが、全面対抗戦が決まったことで、明確な外敵として乗り込むことになる。伊藤貴則、渡辺壮馬も本人たちの希望でセコンドとして帯同。さらに鈴木代表も「私も喧嘩売りに行きます」と来場を宣言した。

 また、UWFルールの試合時間が変更となった。これまでは30分1本勝負で行われてきたが、今後はシングルバウトが15分1本勝負、ダブルバウトが20分1本勝負。メインイベント、タイトルマッチ、トーナメント決勝戦は30分1本勝負で行われることになった。稔は「試合時間を短くすることによって試合展開がスピーディーになったり、見に来る人が見やすければ」と理由を説明。6・9新宿大会から適応される。

☆6/9(水)東京・新宿FACE『LIDET UWF Ver.0』17:30開場、18:30開始

※LIDET UWFvsハードヒット全面対抗戦

[UWFルール試合時間の変更]
▼旧ルール
試合時間は30分一本勝負で行う

▼変更後ルール
シングルバウトは、15分1本勝負で行うダブルバウトは、20分一本勝負で行う
タイトルマッチや、トーナメントの決勝戦、大会メインイベントは30分一本勝負で行う


【会見の模様】
▼稔「GLEATの配信マッチをやっていて、その中でUWFルールの試合もやってるんですけど、ルールとしては全試合30分1本勝負ということだったんですけど、30分1本勝負でもいいんですけど、試合時間を短くすることによって試合展開がスピーディーになったり、見に来る人が見やすければという考えもあって、6月9日の新宿FACE、有観客のLIDET UWFの最初の大会から試合時間の設定を変えたいなと提案しまして、話し合って決まりました。メインイベントのみシングルバウト、ダブルバウト関係なく30分1本勝負。メインイベント以外の試合に関してはシングルバウトが15分1本勝負、ダブルバウトが20分1本勝負。基本こういうふうにしていこうかなと話し合いで決まりました。僕、藤原組時代もそうなんですけど、他流派の選手が来たときに、15分1本勝負は嫌だとか、30分1本勝負は嫌だとかルールでもめることもあるので、その時は話し合った結果、3分5ラウンドだったり、5分3ラウンド、そういうものを作っていくと思うんですけど、基本としてメインイベントのみ30分1本勝負、シングルバウト15分1本勝負、ダブルバウト20分1本勝負。6月9日の大会からしていこうと思います」

▼鈴木代表「今日UWFの記者会見ということで、一番皆様にお伝えしたいことは6月9日の大会、こちらにつきまして、どういった趣旨、内容でいくのか、ずっと検討しておりました。どういう大会にするか、どういうコンセプトにするかという中で、田中稔テクニカルオフィサーとも話した結果、今年行われるプロレスの大会の中で一番殺伐として、一番緊張感のある大会にしたいと。それをじゃあどうしてやっていこうかという中で、私が去年の12月27日、飯塚選手が入団するということでハードヒットさんに視察にいった際、その中で最後、和田さんでしたかね。トーナメント優勝された方だと思うんですけど、自分たちは赤いパンツの頑固者以上にやってきたんだ的なお話があったりとか、いざ我々がGLEATっていうものを立ち上げたところにもハードヒットの選手の方が少しウチに触れられたりとか。何よりもUWFというものを守ってきたのは自分たちだとおっしゃっていた方々がいらっしゃったと思います。13年もやってきたっていう中で、そこを全く無視するわけにはいかないだろうということで、一番緊張感のある、殺伐とした戦いができるのはハードヒットさんなんじゃないかというところにたどり着きました。最初は田中テクニカルオフィサーの方から選手のオファーという形でお願いしたんですが、交渉の結果、最終的に全面対抗戦、全面戦争という形で執り行われるということになりました。まだ対戦カード、詳細というのはこれから詰めていきますので、その過程で破談ということもありうるかもしれませんが、現状、代表の佐藤光留さんは受けて立つということを言っていただけましたので、基本全てのカードが我々GLEAT、LIDET UWFvsハードヒットという形で執り行われる大会であるということで、皆様にはぜひお楽しみいただければと思います」

▼稔「5月2日にハードヒットの新木場大会があるんで、そこにウチの飯塚選手が普段からレギュラーで戦っていて、それでオファーが来たんで、この話になる前からオファーがあったんで、普通に彼が出るんですけど、こうなってからだと普通にいつものレギュラーで出てますって気持ちでいくんじゃなく、それは彼が一番よくわかってると思う。彼をハードヒット5月2日、新木場大会に参戦させるんですけど、試合は飯塚がするんですけど、伊藤&渡辺の二人がどうしてもセコンドで行きたいと言うので、3人でハードヒット新木場大会の会場に行くという形になります」

▼鈴木代表「私も喧嘩売りに行きます、5月2日。客席からなんですけど」

▼稔「僕も行こうと思ったけど、先に入ってたオファーがあったんで、そちらに行かざるを得ないんで、ここは鈴木社長と試合をする飯塚選手、セコンドの伊藤選手、渡辺選手に任せようかなと」

――ハードヒットとの対抗戦に稔選手も出陣する?

▼稔「はい、僕ももちろん出ます。全部で何試合になるかまだ話し合ってないけど、僕ももちろん参加します。僕、ハードヒット過去に1回か2回出たかどうかな感じではあるんですけど、出てる選手は素晴らしい選手ばかり。飯塚、渡辺、伊藤、彼らがハードヒットと戦うことによって、いい経験になれば…という気持ちはさらさらなくてですね。交流戦だったらそれでいいと思うんですけど、こちらから対抗戦やりましょうよ、全面対抗戦やりましょうよと言ってる限り、最低でも全勝だと僕は思ってるんで。最低でも全勝して、他に望むものが何かあるかといったら、内容で圧倒する。結果は全て勝つのは当たり前。内容でも圧倒して、LIDET UWF初の大会なので、終わった時にGLEAT凄ぇな、LIDET UWFって凄ぇんだなっていう印象一色で終わらせたい。全勝するのは当たり前と思ってる。いかに俺らがインパクトを残せるかだと思います」

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