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4/16【ドラディション】長井の化身・魔界5号が久々大暴れ オープニングマッチで新井に圧勝

『DRADITION 2021 UPRISING〜MITSUYA NAGAI 30th ANNIVERSARY〜』東京・後楽園ホール(2021年4月16日)
○魔界5号vs新井健一郎×

 長井の化身・魔界5号が30周年記念大会のオープニングマッチに久々登場。新井に圧勝した。

 魔界倶楽部は2002年に新日本マットで生まれたヒールユニット。故・星野勘太郎さんが総裁としてけん引し、「ビッシビシいくからな!」の決め台詞は話題となった。長井はマスクマンの魔界5号として所属し、魔界4号(柴田勝頼)とタッグチーム・破悧魔王'Zとしても活動していた。

 そんな魔界5号が長井の30周年記念大会で久々に復活。第1試合でくせ者・新井と一騎打ちを行ったが、当時と変わらぬ暴れっぷりを見せた。

 のっけから新井の坊主頭を見て、「レフェリーチェックしろ」と要求した魔界5号は、ロープブレイクすると見せかけて奇襲を仕掛ける。これはスカされたものの、握手をフェイントにして蹴り飛ばすと、場外戦を執ように狙った。新井はそのたびにリングに戻って難を逃れるも、魔界5号はうるさいとばかりにミドルキックで蹴り倒し、スリーパーで絞め上げた。

 アゴ砕きでなんとか脱出した新井は、コーナーで馬乗りになってのナックルパンチなどラフファイトで反攻するが、串刺し攻撃は魔界5号が回避。「このハゲ野郎!」と頭を叩くと、バックドロップ、ショルダースルーで連続してぶん投げる。粘る新井は回転エビ固めで揺さぶりをかけると、ニーリフトを連発するが、余力を残す魔界5号は蹴り足を掴んでのキャプチュードで一気に3カウントを奪った。

 圧勝した魔界5号はセコンドに付いた正体不明の魔界28号とともに、意気揚々とリングを去っていく。化身復活、そして圧勝で自ら30周年に花を添えた。

 久々にマスクマンとしての試合に臨んだだけに、「苦しい…」と思わずこぼした魔界5号だったが、「今日もビッシビシいけたんで」と満足げ。「俺がセコンドにつけた魔界28号。あいつも鍛えて、大軍が来たら、ビッシビシデビューさせる」と魔界倶楽部再始動まで示唆した。

【魔界5号の話】「苦しい…。久しぶりの魔界5号で、今日もビッシビシ行けたんで。今日、俺がセコンドにつけた魔界28号。あいつも鍛えて、大軍が来たら、ビッシビシデビューさせる」

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