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4/21【東京女子】SKE48・荒井優希が本格デビュー戦で伊藤麻希と2年半ぶりタッグ対決 「勝って帰るしかない」

 東京女子が21日、東京・千代田区の神田明神内で会見し、人気アイドルグループSKE48・荒井優希の本格的なプロレスデビュー戦(5・4後楽園)のカードを発表。渡辺未詩と組んで伊藤麻希&遠藤有栖組との対戦が決まった。希望していた伊藤との対戦がいきなり実現することになり、「練習したことを100パーセントの力で出せるようにしたい」と意気込む荒井は「いろんな方に応援してもらったので、勝って帰るしかないと思ってます」と必勝を誓った。

 かつてDDTでアイアンマンヘビーメタル級王座を戴冠したこともあるSKE48の荒井が5・4後楽園大会でプロレスラーとして本格的にデビューする。その初陣のカードがこの日、渡辺と組んで伊藤&遠藤と対戦するタッグマッチに決まった。

 パートナーの渡辺はプロレスラーとアイドルを兼務するグループ「アップアップガールズ(プロレス)」に所属。対戦相手の伊藤は過去に九州発のアイドルグループ「LinQ」に在籍し、遠藤はWRESTLE1公式サポーター・Cheer1(無期限活動停止中)のメンバーだった。そして荒井はSKE48所属。言ってみればアイドルタッグ対決の図式となる。

 中でも伊藤とはDDT2018年10・28後楽園大会でアイアンマン王座争奪時間差入場女子バトルロイヤルで対戦したことがある。この時、伊藤に敗れている荒井は「前回は圧倒的な力の差でベルトを獲られてしまったので、『次こそは!』っていう気持ちで、いつの日か闘える日が来るまで技を磨いて力をつけていきたい」と将来の対戦を描いていたが、それがいきなり実現することになった。「前回の記者会見のときに、いつか闘ってみたい相手として、伊藤選手の名前を挙げさせていただいて、まさかデビュー戦で闘うことになるとはビックリしている」と驚きを隠せない荒井は「前回は自信もなかったし、何も知らない状態だったんですけど、今回は自信ある姿で全力でぶつかっていけたらなと思っています」と意気込むばかりだ。

 パートナーを務める渡辺は「アイドルが大好きで、なかでも48グルーブさんはアイドルオタクになるきっかけ。現場に行かせてもらったり、総選挙に投票したり応援させてもらってた。荒井さんのことはドラフト会議のときから見させてもらっていた」というだけに、「今回プロレスラーとしてタッグを組んで闘えるとは夢にも思っていなかったので、とてもうれしいです」と喜びは大きい。「私自身、アイドルとプロレスを両立しています。自分の目標として『アイドルとプロレスの架け橋になりたい』というのがある」との目標を抱いており、「荒井さんとなら力強い架け橋になりますし、デビュー戦で勝ちを目指して、アイドル界、プロレス界の架け橋になれたら」とキッパリ。「負けたくない気持ちはあるんですけど、SKE48さんは偉大な存在ですから、一緒にアイドルとプロレスをやっていけるよう活動をやっていきたい」と荒井との二人三脚を見据えた。

 対する遠藤は「Cheer1でアイドル活動していましたし、プロレスデビューは私の方が早かったので、荒井さんには絶対負けません!」とライバル心をメラメラ。そして2年半前のバトルロイヤルで荒井から直接勝利を奪っている伊藤は「まだ荒井優希というプロレスラーに伊藤麻希はさほど興味は持っていない。意気込みを聞いても『頑張る』とか『全力をぶつける』とか当たり前。いまいちワクワクしていない。現状、伊藤麻希から見る荒井優希は『SKE48の肩書きに救われているだけのヤツ』としか思えない」と“先輩"として容赦なく酷評。「数あるプロレス団体のなかで東京女子プロレスを選んでデビューしてくれるのは、すごくうれしいこと。ありがとう」と歓迎する気持ちはあるだけに、「5・4後楽園で荒井優希とは何者なのか教えてくれるのを待ってます」と余裕たっぷりに注文をつけた。

 これを受けて荒井は「すごく悔しいので、本番でわかってもらえたら大丈夫なので。今できることを頑張りたい」と返答した。今はトレーニングパートナーを務める山下実優の指導のもと、デビュー戦へ向けて研鑽を重ねる日々。「山下さんに協力していただいて、私なりに成長できたんじゃないかと思います」と実感している。2018年2月に名古屋で行われた豆腐プロレスのイベントに出場した際、「コーチから『バックエルボーを頑張れ』と言われて練習してたんですけど、試合で出しそびれた」との後悔が残ったといい、同じ思いをしないためにも「今回は練習したことを100パーセントの力で出せるようにしたい」と誓うばかり。「豆腐プロレス、DDTのときに出したカカト落としは出せたらなと思っていて、引き続き練習したい」と得意技に磨きをかけるつもりで、「いろんな方に応援してもらったので、勝って帰るしかないと思ってます」と必勝を期していた。

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