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4/27【DDT】竹下が米AEW参戦で自信回復 「この自信を武器に秋山準の前に立ちたい」

 米国遠征から帰国した竹下幸之介が27日、東京・渋谷のAbemaTowersで会見し、AEW参戦を報告。ケニー・オメガと2度タッグを組むなど3試合に出場した竹下は「自信を取り戻すきっかけとなりました。この自信を武器に秋山準選手の前に立ちたい」とKO-D無差別級王者・秋山準へのリベンジを見据えた。

 竹下は4月いっぱいDDTの大会を欠場。「本人の申し出により」とされていた理由は米AEW参戦だった。

 AEWは2019年2月に旗揚げ。ケニーのほか、コーディ・ローデス、マット・ジャクソン&ニック・ジャクソンのヤングバックスが主力選手で、WWEに次ぐアメリカ第2の団体としての地位を確立しつつある。

 竹下は「今海外遠征がすごく難しい環境のなかでも、AEWで試合をしたかった一番の理由は、去年から失った自信、自分のなかで持てない自信を取り戻すため」とAEW参戦の目的を説明した。現地では3試合に出場し、ケニーと2度タッグを結成。「AEWという団体は選手層が厚くて、トップ選手のなかには、ケニー、ヤングバックス、クリスチャン、マット・ハーディー…数々のトッププレイヤーがいる。そのなかでキャリアも実績もない選手たちがAEWダークエベレーションで、ダークだけで15試合とかあってサバイバルだなと。僕もそのなかに入って、何もないまっさらな状態で、ケニー、中澤(マイケル)さん以外、誰も知らない状況でチャレンジして評価を得られた。刺激を受けたし、ハングリー精神を感じた」と得たものは大きかったようだ。

 「AEWダークエベレーションはほとんどの選手が出るなかで、『DYNAMITE』はトップ選手でも月に1試合あるかどうか。そこで試合をするのが一軍のロースターに入ることで。そこに入って試合をしたいというのが目標になった」と継続参戦にも色気を見せた竹下。「対戦したい相手としては、この数年間、一番影響を受けたケニー、そしてクリス・ジェリコともちょっと会話をしてきたので。対戦の機会があればいいなって話をしていただいて、そのチャンスがあれば呼ばれると思うんで、そのときもDDTの竹下幸之介として試合をしたい」と今からAEW再登場に夢を馳せた。

 現地で見せたのは普段通りの竹下幸之介。結果、「特別なことをしたわけではなく、いつも通り、DDTで培ってきた竹下幸之介のプロレス、パフォーマンスをぶつけて、たくさん評価を得られたというのは、自信を取り戻すきっかけとなりました」と大きな収穫を得られた。「直近ではタッグリーグ、6月6日サイバーファイトフェスでの清宮海斗選手、稲村愛輝選手との試合も迫っているので、その前にいいシチュエーションで戻ってこれた」と話したように、6・6さいたまSA大会ではノア・清宮&稲村との対抗戦(竹下のパートナーは上野勇希)も控える。

 清宮&稲村は4・15浅草大会を視察。竹下は渡米中で不在だったが、「正直に言うと、僕がいないことを知ってて来てると思うんですよ。僕がいるときに来なきゃ意味がないんじゃないかと思ったし、竹下幸之介から逃げてるのかなと。何で来たのかもわからないし、本人たちも来たかったというか、来させられてるのかなっていう感じを受けました」と挑発的な言葉を投げかけた。

 その先に竹下が見据えているのは当然、秋山へのリベンジだ。昨年11・3大田区大会での初シングル、12・27後楽園大会における「D王GRAND PRIX 2021」優勝戦と秋山に屈辱の2連敗。だが、AEWを体験した今の竹下は過去2回とは違う。「この自信を武器に秋山準選手の前に立ちたい」と雪辱を見据えて誓っていた。

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