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4/28【新日本】3Kが鹿児島でJr.タッグ初防衛、金丸&デスペ返り討ち 博多シングル戦へ“3K対決"実現誓い合う

『レスリング薩摩の国』鹿児島・西原商会アリーナ※鹿児島アリーナ(2021年4月28日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○SHO&YOHvsエル・デスペラード&金丸義信×

 “ROPPONGI 3K”YOH&SHO組が前王者・デスペラード&金丸組をリターンマッチで返り討ち。鹿児島の地でIWGPジュニアタッグ王座初防衛に成功した。

 10ヶ月ぶりのYOH復帰戦となった4・4両国大会で3Kが王座奪取に成功。YOHはデスペラードのIWGPジュニア王座に挑戦表明し、デスペラードは即座にジュニアタッグ戦のリターンマッチを要求して両王座戦が決まった。

 まずは鹿児島メインでジュニアタッグを懸けて激突。ヒザ攻めや金的で前哨戦を通じて圧倒した鈴木軍コンビが本番でも主導権を握った。YOHの左ヒザを徹底的にいたぶって動きを止め、SHOが巻き返しにかかっても場外ラフで鎮圧。代わる代わるのタッチワークでSHOをもいたぶっていった。

 それでもSHOが強烈スピアーで二人まとめてなぎ倒して3Kサイドも逆襲を開始。YOHもデスペラード相手に感情的なエルボー合戦を繰り広げると、先の読み合いもファルコンアローや変型コンプリートショットで上回り、両国で勝負を決めた新技DIRECT DRIVE(ダブルアーム式垂直落下DDT)を狙う。

 ところが切り抜けたデスペラードも、再びYOHの左ヒザにキバ。マフラーホールドからヌメロ・ドスに変化し、カットに遭ってもギターラ・デ・アンヘルを発射だ。さらにはピンチェ・ロコで仕留めにかかった。

 だが、踏ん張ったYOHもファイナルカットで振り切って打たせない。その後はSHOと金丸が目まぐるしく先を読み合いながら火花を散らし、金丸のムーンサルト、ディープインパクト、SHOのロコモーション式ジャーマンが飛び交う展開に。連係した3Kがダブルのジャンピングニー、3K発射に成功で好機をつかむと、カットに入ったデスペラードをYOHがノータッチ・トペで足止めだ。金丸も巧みな丸め込みを連発して粘りをみせたものの、SHOがラリアットやクロスアーム式パイルドライバーでねじ伏せると、最後は必殺合体技のストロングX(SHOのショックアロー&YOHのダイビングフットスタンプ)がさく裂。熱闘を制する3カウントが数えられた。

 3Kが鹿児島メインで金丸&デスペラード組を返り討ちにしてIWGPジュニアタッグ王座初防衛に成功。ジュニアタッグ王者の地位を確たるモノとしつつ、シングル王座奪取へ弾みをつけたYOHは、「これを防衛して終わりじゃありません。次は最後、博多どんたくででっかい祭りがあるので、そこにたくさんのいい風を吹かせていきたいと思います」とマイクで予告。改めて5・4博多大会での王座戦を見据え、「そして、3Kでシングルのベルトを懸けてやろうね、SHOくん」と“3K対決"をも思い描いた。

 うなずいたSHOが「改めてここ鹿児島が思い出の地になりました。本当にありがとうございました! 鹿児島の皆さん! これからも俺たちROPPONGI 3Kと一緒に、そして俺たち新日本プロレスと一緒にシビレようぜ!」とマイクで叫んで鹿児島大会2連戦初日は幕。スケールアップした『ROPPONGI 3K』が、このまま新日本ジュニアの中心に立つか。


【試合後のYOH&SHO】

▼SHO「両国からYOHさんといっしょになって、長い長い前哨戦を含めて、俺たちは悩み、迷い、いろいろ考えて。でも、その結果、こうして、ここにベルトがある。対戦相手にもそう、すべてのものに、今この現状に、感謝を忘れない。でも、感謝は忘れない、でも、現状に満足してる場合じゃない、俺たちは。どんどんどんどん、どんどんどんどん、もっともっと、突き抜けて、突き抜けて、上に上に、新日本プロレスを、そして新日本ジュニアを、もっともっと盛り上げていかないといけない。そう思ってる。俺とYOHさんはそれができると信じてる。今日、闘ってくれた金丸、デスペラード、前哨戦も含めて長い長い闘い、本当にありがとうございました。感謝はしてる。でも満足はしてない。まだまだ続くぞ。明日からも。また新しいスタートだ。俺たちはこれ(ベルト)を巻いて、またもう1度、次の闘い、進んでいきます。どうか、どうか、俺たちについていきたいって思ってもらえるように。俺たちも全力で、これから闘っていきます。よろしくお願いします。ありがとうございました」

▼YOH「頑張りましょう」

▼SHO「頑張りましょう。いきましょう。また明日から。もう1回」

【デスペラードの話】「…………(※しばらく考え、小さな声で吐き捨てるように)あんなヤツにシングルの挑戦する資格なんかねえ……」

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