5/3【新日本】ザックがロア技巧料理でIWGPタッグ挑戦権獲得
『レスリングどんたく2021』福岡国際センター(2021年5月3日)
IWGPタッグ王座挑戦権争奪戦 ○ザック・セイバーJr.vsタンガ・ロア×
ザックがロアを技あり料理でタイチとのIWGPタッグ王座挑戦を決めた。
IWGPタッグ挑戦をアピールし続けてきたタイチ&ザック。王者・GODはなかなか首を縦に振らなかったものの、ロアがこの日組まれた一騎打ちでザックが勝利すれば挑戦を受ける意向を示し、IWGPタッグ挑戦権争奪戦が実現した。
チャンスを得たザックは序盤から丸め込みを連発して短時間決着を狙ったものの未遂に。ならばと腕攻めに出たが、ロアの串刺しラリアット、アバランシュホールドで劣勢に回ってしまう。それでも飛びつきスイングDDTで反撃し、左腕をハンマーロックで固めながら右腕をアームバーで絞め上げたが、ギブアップは奪えない。逆にロアのラリアットで反撃を許し、OJKに捕まってしまう。これを耐えても滞空式ブレーンバスターで叩きつけられた。
だが、ザックはダイビングボディプレスを自爆させると、エイプシットも決めさせず。回転足折り固めで丸め込み、PKで蹴り飛ばす。スピアー、パワーボム、ラリアットの猛反撃を食らっても、エイプシットを再び食い止めたザックは電光石火の横十字固めで丸め込んで3カウントを奪った。
ロアとの一騎打ちを制したザックがタイチとのIWGPタッグ挑戦権を獲得した。「タンガ・ロアのこと散々こき下ろしてきたが、あいつはすごいよ。疑いようのない力だ」と一目を置いたザックだが、「あれだけのコンディションと筋肉量を誇ってても、この俺には勝てない」と豪語。いよいよタッグ王座返り咲きに王手をかけ、「今年、またヴィーガン・テッカーズが爪痕を残してやるぞ。今年はこれまでずっとニュージャパンに押さえつけられてきたが、今日はビタミンB12、ビタミンDとスクランブル豆腐を摂取して最高の力を発揮できた。“WINDY MAN"は力を取り戻した」とロア撃破でその手ごたえをつかんだようだった。
【ザックの話】「“ソイ・ボーイ"が勝ったぞ! どうだ? でも、やっぱりあいつの力はすごいよな。タンガ・ロアのこと散々こき下ろしてきたが、あいつはすごいよ。疑いようのない力だ。バカ兄貴とつるんでなかったらよかったのにな。でも、あれだけのコンディションと筋肉量を誇ってても、この俺には勝てない。俺は“WINDY MAN"“LONG MOVER"“HUMAN BLOODY UDON NOODLE"“BARRY BIG TEKKERS"だ! 今年、またヴィーガン・テッカーズが爪痕を残してやるぞ。今年はこれまでずっとニュージャパンに押さえつけられてきたが、今日はビタミンB12、ビタミンDとスクランブル豆腐を摂取して最高の力を発揮できた。“WINDY MAN"は力を取り戻した。これでようやくベルト挑戦が決定だ。“SILVERBOLLOCKS"をタップアウトさせられなかったことが唯一の心残りだが、次の数日間はダメージで苦しむだろう。もっともっと話していたいけど、やることがある。じゃあな」
【ロアの話】「おめでとうと言わせてもらおう。ザック、やりやがったな。ちなみに今日は何の日か誰か知ってるか? 5月3日はBULLET CLUBの日だ。HAPPY BULLET CLUB DAY……なのにザック・セイバーJr.なんかにやられちまって、いろいろ言われるだろうな。でも正直、結構楽しかった。ああ、ザック・セイバーJr.との試合はかなり面白かったよ。楽しんじゃダメか? 確かに今日勝ったのはザックだけど、ベルトはまだ俺たちの手元にある。まあこれでタイトルマッチが決定だな。いやあ、ますます面白くなりそうだ」