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5/4【DDT】“男vs女"Wタイトル戦実現 赤井大奮戦もブルックス二冠王に

『MAX BUMP 2021』東京・後楽園ホール(無観客/2021年5月4日)
DDT EXTREME級&アイアンマンヘビーメタル級両選手権試合 ○クリス・ブルックスvs赤井沙希×

 “男vs女"のダブルタイトル戦が実現。アイアンマン王者の赤井が大奮戦したものの、返り討ちにしたEXTREME王者のブルックスが二冠王となった。

 アイアンマン王座こそ保持しているものの、ユニット・Eruptionの一員として結果を残せず、悔しさを溜め込んでいた赤井は、現状を打破すべく、EXTREME王者・ブルックスに挑戦表明。本来なら王者側から特殊なルールを指定するのがEXTREME王座の習わしだが、ブルックスは赤井に敬意を表し、あえて通常ルールで迎え撃ち、アイアンマン王座も懸かった2冠戦が実現した。

 コルバタからのアームホイップで先制した赤井は、場外戦でもミドルキックでメッタ打ちにしたものの、ブルックスは揺るがず。ミサイルキックで豪快に吹き飛ばすと、変型腕固めなどで絞め上げて主導権を握った。

 何度も悲鳴を上げた赤井だったが、ブレーンバスターで決死の反撃へ。場外に叩き落とすと、エプロンからランニングローキックを浴びせる。リング上でもダブルニーアタック、水面蹴り、新人賞(二段蹴り式前蹴り)もクリーンヒットした。

 赤井ペースが続いたが、ブルックスはダイビングボディアタックをキャッチすると、みちのくドライバーIIで真っ逆さま。変型のグラウンド卍固めでギブアップを迫った。ニアロープに助けられた赤井だったが、ブルックスは気持ちを逆なでにするように、何度も顔面を蹴りつける。これにキレた赤井はグーパンチを乱れ打ち、顔面を踏みつけて大暴れ。止めるレフェリーを気にせず、ハイキックで蹴り倒すと、ヒザ蹴りを連発し、両足を使った変型羽根折り固めに捕らえた。

 悲鳴を上げるブルックスに対し、赤井の猛攻は続く。プレイングマンティスボムをフランケンで切り返すなどして奮闘すると、必殺のケツァル・コアトルがさく裂。しかし、ダメージが尾を引き、すぐさまフォールできずに勝機を逃す。

 赤井は胴絞めスリーパーでギブアップを迫るも、ブルックスはそのまま後転して押さえ込んで脱出。ハイキックから丸め込んで揺さぶりをかけると、赤井がキックアウトした瞬間、オクトパスストレッチに捕獲。足まで捕らえる複合技に。赤井はロープに逃れたものの、ブルックスはショルダーアームブリーカーなどで左肩に集中砲火。赤井も果敢にミドルキックで左腕を連続して蹴り飛ばし、丸め込みであわや3カウントの場面を作り出したものの、直後にブルックスはヒザ蹴りで寸断。プレイングマンティスボムを今度こそ決めて、3カウントをもぎ取った。

 赤井が奮闘を見せたものの、女子レスラーとして初のEXTREME王座戴冠ならず。激勝したブルックスがアイアンマン王座を合わせて2冠王に輝いた。

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