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5/5【DRAGONGATE】U-T地元で2年ぶり挑戦も奥田が絞殺でブレイブ王座V5

 『DEAD or ALIVE 2021』愛知県体育館(名古屋)大会が5日、行われ、2年ぶり2度目のオープン・ザ・ブレイブゲート王座挑戦を果たしたU-Tが地元・名古屋で戴冠まであと一歩と迫ったものの、王者・奥田啓介が胴締めスリーパーでレフェリーストップ勝ちを収め、5度目の防衛に成功した。

 昨年11月にデビュー11年にしてベルト初戴冠を果たした奥田はここまでブレイブ王座を4度防衛してきた。4・22神戸大会でパンチ富永を破った試合後、U-Tが挑戦を表明。2019年5月の名古屋大会で第37代王者・横須賀ススムに敗れて以来、2年ぶりに再び地元でブレイブ王座に挑戦するチャンスをつかんだ。

 ゴング前の奇襲攻撃で機先を制したU-Tは矢のようなトペスイシーダで突っ込む先制打を放った。場外戦で奥田のハイキックを金網用のポールに誤爆させると、レッグロック、アキレス腱固めで絞め上げるなど左足をピンポイント攻撃。耐えた奥田が痛む左足でミドルキックを連打しても、U-Tはブエノス・ノチェス(変型レッグロック)で捕らえて足攻めを続けた。

 王者の意地で耐えた奥田は強烈なヒザ蹴りで読み合いを制してようやく反撃を開始。串刺し低空ドロップキック、バックドロップと得意技を重ねて巻き返した。U-Tが飛びつき河津落としで反撃し、変型レッグロックで絞め上げてもギブアップせず。雄たけびもろともミドルキックの速射砲を浴びせ、ハイキックをさく裂させた。が、次の瞬間、U-Tもナックルパンチをぶち込んでダブルダウンに持ち込んだ。

 終盤に突入し、一進一退のせめぎ合いが展開された。先に立ったU-Tが突っ込んだところを奥田がキャッチして消灯をさく裂させると、GOOD NIGHTをぶち込んだ。それでも3カウント寸前に返すU-Tの後頭部にGOOD NIGHTを見舞ったが、U-Tも電光石火のパシオンでニアフォールに追い込んで譲らず。グラウンドコブラと胴締めスリーパーをめまぐるしく決め合うと、奥田が逆落としからの胴締めスリーパーで絞め上げてU-Tの粘りを断ち切った。

 地元でU-Tが大いに肉薄したが、最後は奥田がレフェリーストップ勝ち。ブレイブゲート王座5度目の防衛に成功した。試合後、一礼した奥田が歩み寄ると、U-Tは突き放してノーサイドをよしとせず。両者は3日後の5・8清水大会における「KING OF GATE 2021」公式戦で再戦が組まれており、U-Tは「KING OF GATE がある。まだだ」と雪辱を期していた。

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