プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/9【DDT】6・6へディーノ&ササダンゴが杉浦軍に対戦要求 場外限定マッチで高木社長が後楽園スタッフに土下座

『Ultimate Tag League 2021 in KORAKUEN HALL!!』東京・後楽園ホール(無観客/2021年5月9日)
○スーパー・ササダンゴ・マシン&男色ディーノvs高木三四郎&納谷幸男&大鷲透&平田一喜&彰人&中村圭吾×

 6・6サイバーファイト・フェスに向けて、ディーノ&ササダンゴが杉浦軍に対戦要求をぶち上げた。試合はリングに入った選手が敗北となる場外限定マッチで行われたが、高木社長が禁止とされた南側スタンド席に侵入してしまい、後楽園ホールスタッフに土下座した。

 この日、ディーノ&ササダンゴは、高木&納谷、大鷲&平田、彰人&中村との4WAYタッグマッチに登場。3カウント、ギブアップなど通常のプロレスルールによる決着はなく、リングに入ったチームが失格となる「イントゥ・ザ・リング」ルールで激突した。さらに、無人の南側スタンド席で試合をすると「後楽園ホールに怒られる」と発表され、後楽園ホールのスタッフ監視のもとでゴングが鳴った。

 普段はパイプイスが並ぶリングサイドには何も置かれず、無観客大会のため、観客もいない。そんな状態で8選手が大乱闘を繰り広げた。その間、高木は西側ひな壇席の前に、時間をかけてパイプイスでやぐらを作っていく。そして、自転車攻撃は不発に終わったが、それを奪い取って突っ込んできた平田をパイプイスやぐらに激突させることに成功。勢いに乗った高木は、南側スタンド席とアリーナを仕切る鉄板の上に飛び乗って、ロープ渡りならぬ鉄板渡りを披露する。

 しかし、そこに大鷲が自転車で突っ込んだため、高木は南がスタンド席に転落。後楽園ホールのスタッフから「もう貸さないですよ」と詰め寄られ、高木は社長として必死に土下座して謝罪した。

 その間も試合は継続。ディーノたちも後楽園のスタッフに謝りつつ、エプロンで中村に猛攻。最後はディーノは場外で男色ドライバーの構えに入ると、そのままエプロンからササダンゴが中村をブレーンバスターの要領で引っこ抜き、リングに投げ込んで試合を制した。

 試合後、マイクを持ったササダンゴは「6・6サイバーファイト・フェス、さいたまスーパーアリーナ。私、スーパー・ササダンゴ・マシン、そしてここにいる男色ディーノ。いまだなお対戦カードが発表されておりません。どういうことだ? 我々もプロレスリング・ノアとの対抗戦に参戦させてもらおうじゃねえか。どう考えても参戦すべき人材だ」とノアとの対抗戦出陣を志願した。ディーノも動揺しながら、口を揃える。

 続々と対抗戦のカードが決まっており、「竹下幸之介&上野勇希vs清宮海斗&稲村愛輝」のほか、金剛と高木率いるDDT軍の14人タッグ戦や若手による6人タッグ戦も発表済み。そこに割って入ろうと画策したササダンゴは、「向こうにはまだカードが発表されていない主要選手がいる。誰だか言ってみろ?」とディーノに投げかけ、「DDTを代表する我々と、プロレスリング・ノアを代表するまだ発表されていない誰か。いるだろ、サムシングエルスが」と意味深げにつぶやいた。

 ディーノは察しがついたようで、「もうマイクを持つのは止めよう。これは危ない。もう止めて」と後ずさりするが、ササダンゴの激情は収まらず。「我々が標ぼうするDDTプロレスリングらしさ。それは異なる価値観のものと交わることで、最大にそのらしさを発揮できるってもんでしょうが! 俺はそう習ってきたよ!」と大演説。そして、「いいか! 私、スーパー・ササダンゴ・マシンと男色ディーノは、2020年プロレス大賞最優秀タッグチームをあの2人を要する杉浦軍に、杉浦軍を代表する2名に正式に対戦を要求します」とぶち上げ、「交渉の進捗はSNS等で経過を報告していきますんで、皆さんも最大限の関心を持ってご注目ください」と締めくくった。

 確かに6・6サイバーファイト・フェスには杉浦軍の面々は現状エントリーしておらず、対戦カードは宙に浮いている。ササダンゴが名指しして挑発した2人は杉浦貴と桜庭和志で間違いないが、ササダンゴと桜庭は2015年2月のさいたまSA大会で一騎打ちを行っており、その時はササダンゴが敗戦しているだけに、雪辱戦という意味合いもありそうだ。

 降って湧いたササダンゴ&ディーノと杉浦軍による対抗戦。しかし、杉浦軍はケンドー・カシンやNOSAWA論外などくせ者揃いだけに、すんなり決まるとは考えづらく、今後も波乱含みだ。

プロ格 情報局