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5/14【DRAGONGATE】ススムがKzyとの熱戦同門対決制す 昨年覇者Eitaはジェイソンに完勝

 『KING OF GATE 2021-開幕戦-』が14日、DRAGONGATE NETWORKで配信され、横須賀ススムが熱戦となったKzyとのNATURAL VIBES対決を制して白星発進。連覇を狙う昨年覇者・Eitaはジェイソン・リーに完勝し、盤石の好スタートを果たした。

 この日、DRAGONGATEシングルNo.1決定戦『KING OF GATE』が昨年と同じ無観客で開幕。BブロックではKzyとススムのNATURAL VIBES同門対決が実現した。互いを知り尽くす両者の戦いは一進一退の熱戦に。序盤からススムがジャンボの勝ち! Kzyがエルボースマッシュを打ち合う。場外戦でジャンボの勝ち!を鉄柱に誤爆させたKzyが右腕攻めで流れをつかんだが、ススムも首攻めを展開して押し返した。

 その後、両者はB-BOY、横須賀カッターを読み合い、エルボー合戦を展開。Kzyがこれに競り勝ったが、ススムは痛む右腕でジャンボの勝ち!を連打し、雪崩式、ターンバックル式とエクスプロイダーを連発して流れを引き寄せた。Kzyがエルボーを乱れ打っても前進して真っ向から受け止めると、ショートレンジジャンボの勝ち!を4連打。こん身のジャンボの勝ち!を叩き込んだ。

 負けじとKzyはワンツー、ローリング、エルボースマッシュと得意のヒジ攻撃を連発。ススムがジャンボの勝ち!で反撃しても、すぐに立ち上がってランニングエルボースマッシュをさく裂させる。BEAT-BOM、スワントーンボムの波状攻撃を浴びせたが、ススムもジャンボの勝ち! 横須賀カッターで押し戻して譲らず。スカイデ・スクールボーイを連発されて冷や汗をかきながらも、狙いすましたジャンボの勝ち!固めをさく裂。Kzyが反転して丸め込んでも、さらにひっくり返して3カウントを奪った。

 最後まで勝負の行方が読めない熱戦の末、ススムがKzyとの同門対決を制した。試合後はノーサイド。握手と抱擁を交わして健闘を称え合った。白星スタートを切ったススムの次戦は5・21札幌大会。SB KENToと対決する。一方、Kzyの次戦は明日5・15博多大会のドラゴン・キッド戦となる。

 昨年覇者・EitaはBブロックにエントリー。この日の初戦でジェイソンと対決した。5・5名古屋大会でトライアングルゲート王座戴冠(パートナーはドラゴン・ダイヤ&ラ・エストレージャ)を果たしたばかりのジェイソンは勢いに乗っているが、連覇を狙うこの男の敵ではなかった。

 開始と同時に奇襲攻撃を仕掛けたEitaはラフ殺法などで中盤までほぼワンサイドに攻め込む。その合間に実況席の吉野正人に向かって「俺を応援しろ」と挑発する余裕もみせた。それでもジェイソンはコーナーからダイブしたEitaをドロップキックで撃墜。マキシマムドライバーでニアフォールに追い込む。香港トルネードが不発に終わっても、死亡遊戯で丸め込むなど食らいついた。

 だが、EitaはImperial Unoをカウンターの叩き込んで鎮圧。パンプハンドルの体勢から回転しながらヒザ蹴りを突き刺すと、Imperial Unoをぶち込んで3カウントを奪った。これまでKING OF GATE において連覇達成者は皆無。Eitaが史上初の偉業達成へ向けて快勝で始動した。

 5・5名古屋大会で「マスカラ・コントラ・カベジェラ金網サバイバルタッグマッチ」を戦ったばかりのキッドとKENToがKING OF GATEに舞台を移しての再戦を迎えた。キッドに敗れ、坊主頭となったKENToは報復を遂げんと手段を選ばず。鉄柱攻撃でいたぶり、マスクに手をかけて揺さぶりをかけた。

 キッドも名古屋を再現するようにクリストで絡みついたが、KENToも同じ轍は踏まない。スパインバスターで逆襲し、ウルトラウラカンラナを回避して高速、ハイブリッジとジャーマンを連発した。が、キッドもクロスアームスープレックスは決めさせず。バイブルを押しつぶされても、突っ込んできたKENToをバイブルで迎え撃って3カウントを奪った。今年で12度目の出場となったキッドだが、意外にも優勝経験はなし。遺恨対決を制しての初戦白星を飾り、この勢いのまま初Vへ向けて突き進みたいところだ。

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