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5/17【CyberFight/NOAH】サイバーフェス“大トリ"はGHC戦 王者・武藤「他の試合意識しない」 丸藤は“ノア"のプライド強調 3大王座戦調印式

 ノア、DDT、東京女子など『CyberFight』グループが一堂に会する『CyberFight Festival 2021』(6月6日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)の3大王座戦に向けた調印式が17日、さいたまスーパーアリーナで開かれた。全14試合の“大トリ"はGHCヘビー級選手権試合が務めることになったが、王者・武藤は「他の試合は意識しない」と自然体を貫き、挑戦者・丸藤は「ノアとしての存在意義」をテーマとして強調した。

 『CyberFight』グループの一大イベントとなるサイバーフェス。GHCヘビー級選手権試合「(王者)武藤vs丸藤(挑戦者)」、KO-D無差別級選手権試合「(王者)秋山準vsHARASHIMA(挑戦者)」、プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合「(王者)山下実優vs坂崎ユカ(挑戦者)」の3大王座戦が“トリプル・メインイベント"の位置づけとなったものの、試合順は実績やキャリアを考慮のうえ、「プリンセス→KO-D→GHC」の順に行われることになった。

 武藤と丸藤は、決戦の地・さいたまSAで開かれたこの日の3大王座戦調印式でも最後に登場。王者として“大トリ"を務めることになった武藤ではあるが「プロレスって基本的には何でもありの世界であって、あんまり他の試合は気にせず、自分の自信のあるプロレス、あんまり他の試合は気にせず、それで勝負したいと思ってます」と“自然体"を貫き、「このさいたまスーパーアリーナは改めて素晴らしいアリーナ。ここでコロナ禍の中、タイトルマッチをできることがひじょうにうれしい。当日は見てくれる人に元気になってもらえるようなプロレスをしたい」と王者の貫禄をただよわせた。

 一方の丸藤も「今回に関しては自分の試合だけ、自分の相手だけ」と武藤戦のみに徹底的にフォーカスする構え。

 “天才対決"で武藤とはシングル初対決、さいたまSAでも初ファイトとなる。「来てくれるお客さん全員に響きわたるような試合ができるように」と話した丸藤は、「武藤さんがこの短期間でノアに与えた影響という部分ではイチレスラーとしては非常に脅威に感じていて。やっぱり自分がこのノアで旗揚げ当初からやってきて、自分のノアに対する存在意義というものを示すには、今のこの武藤さんに勝つことが一番の形じゃないかなと思うので。当日、しっかり結果を残して、その僕がノアにいる存在意義を示したい」と改めて支え続けた“ノア"としてのプライドを強調。「いろんな感情はもちろんあるんですけど、それを無理やり表に出して勝負できるような相手じゃないと思ってるんで。僕は円熟した武藤さんを食い尽くしたいなと思ってるだけです」と武藤狩りへ全身全霊の覚悟を示した。

 調印式における武藤、丸藤のコメントは以下の通り。


【会見の模様】
▼丸藤「プロレスリング・ノアの丸藤正道です。6・6さいたまスーパーアリーナにて武藤さんに挑戦するわけですが、武藤さんがノアに上がるようになって、そしてM's allianceで一緒にやるようになり、非常に頼もしくリスペクトのある、そういう存在がノアに入ってくれたと思う部分と、武藤さんがこの短期間でノアに与えた影響という部分ではイチレスラーとしては非常に脅威に感じていて。やっぱり自分がこのノアで旗揚げ当初からやってきて、自分のノアに対する存在意義というものを示すには、今のこの武藤さんに勝つことが一番の形じゃないかなと思うので。当日、しっかり結果を残して、その僕がノアにいる存在意義を示したいと思います。そして、ベルトがこの新しい形になってから僕は一度も触れてないので、必ずこのベルトに触れたいと思います」

▼武藤「このさいたまスーパーアリーナ、久しぶりに来まして、改めて素晴らしいアリーナだなと思いました。このコロナ禍の中で、ここで試合できることを、タイトルマッチをできることを非常にうれしく思っております。当日は見てくれる人に本当に元気になってもらえるようなプロレスをしたいと思っております」

――さいたまスーパーアリーナでGHC戦を行うことへの気持ちは?

▼丸藤「僕あんまりこの会場来たことがないので、実感的にはわかない部分があるんですけど、他の競技とかで見ていて、さいたまスーパーアリーナ、しかもメインアリーナですから。このコロナ禍ではたくさん制限される部分はありますけど、そこで試合ができる、タイトルマッチができる、しかも相手が武藤敬司っていうことなんで、僕は来てくれるお客さん全員に響きわたるような試合ができるように。このさいたまスーパーアリーナの会場で試合することを楽しみにしています」

――トリプルメインの3大タイトルマッチの中で試合順が最後となったが?

▼武藤「たぶん当日たくさん試合が組まれますよね? きっと。プロレスって基本的には何でもありの世界であって、あんまり他の試合は俺自身はね、気にせず、自分の自信のあるプロレス、あんまり他の試合は気にせず、それで勝負したいと思ってます」

――丸藤選手は他の試合は意識している?

▼丸藤「この大会を盛り上げるという点では、それが必要なのかもしれないですけど、今回に関しては全く意識してないですね。自分の試合だけ、自分の相手だけですね」

――天才対決と称されているが?

▼丸藤「僕、全然天才じゃないんで。天才・武藤敬司、僕は円熟した武藤さんを食い尽くしたいなと思ってるだけです」

――ファン時代から憧れの存在だが、感慨よりも勝ちたいといった他の感情の方が大きい?

▼丸藤「いろんな感情はもちろんあるんですけど、それを無理やり表に出して勝負できるような相手じゃないと思ってるんで。と言いながらも、しっかり楽しみながら勝ちたいとは思ってます」

――丸藤選手が前哨戦でまだ虎王・零を見せていないが、警戒する点はある?

▼武藤「いや、さしあたって、もう一戦、前哨戦があるからね。正直、彼のやる技って非常にトリッキーな技が多いからね。それを気をつけなければいけないかななんて思うけど、そればっかりはぶっつけ本番でどう反応するかというところですね」

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