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5/19【全日本】ゼウス&イザナギがアジアタッグV5 雪辱イザナギはJr.トーナメントへPH新メンバー投入予告

『横浜EXTRA』神奈川・保土ヶ谷公会堂(横浜)(2021年5月19日)
アジアタッグ選手権試合 ○イザナギ&ゼウスvs佐藤光留&田村男児×

 ゼウス&イザナギが光留&田村を返り討ちにし、アジアタッグ王座5度目の防衛に成功。イザナギは来月開催の「2021 Jr.BATTLE OF GLORY」へ向けて、PURPLE HAZEの新メンバー投入を予告した。

 イザナギが4・10名古屋で光留に、4・24新木場で田村にそれぞれギブアップ負けを喫し、EvolutionコンビとのアジアV5戦が決まった。当初は5・16大田区大会で行われる予定だったが、緊急事態宣言延長に伴い、同大会が延期に。緊急開催となったこの日の横浜・保土ヶ谷大会で最古のベルトをかけた戦いが行われることになった。

 先手を取ったのはEvolution。イザナギに的を絞って田村がショルダータックルでなぎ倒せば、光留はミドルキック連打、サッカーボールキックと蹴りまくる。さらに光留が河津落としからのグラウンド卍で絞め上げた。イザナギが突破口を開くと、ゼウスがフライングバイセップスエクスプロージョンを放って巻き返そうとしたが、光留は逆水平を打たれてもミドルキックで対抗し、チョークスラムを飛びつきアンクルホールドで切り返した。

 その後も挑戦者組は光留が水車落とし、田村が俵返しでイザナギを攻め立てて押せ押せムード。ゼウスが両腕バイセップスエクスプロージョンで二人まとめてねじ伏せ、イザナギとの大阪インパクトの構えに入ってもEvolutionは決めさせず。逆にダイビングショルダー&パワーボムの合体技を敢行し、田村がダンロックでイザナギを捕らえた。

 絶好の勝機だったが、ゼウスがサッカーボールキックで田村を蹴り飛ばしてイザナギを救出。二人まとめてチョークスラムで叩きつけると、今度こその大阪インパクトがズバリと決まった。さらにイザナギがタイガーススープレックスで追い討ちをかけ、粘る田村をハイキック、トラースキックで鎮圧。最後はフライングボディアタックで飛びついての仙人の首固めで3カウントを奪った。

 光留&田村の奮闘が光ったものの、ゼウス&イザナギがアジアタッグ王座V5を達成した。昨年8月の戴冠から気づけば9ヵ月が経過。長期政権を樹立しつつあり、ゼウスは「このアジアタッグのベルト、このゼウス&イザナギが防衛すればするほど価値が上がる」と自信を深める一方だ。「このベルト巻いてからイザナギさんがどんどん強なってるのわかるから、個人的にはイザナギさんにもう一回、世界ジュニアのベルト挑戦してほしい」と頼れる先輩にエールを送り、自身の三冠返り咲きも見据えた。

 田村に雪辱を遂げたイザナギは6・2&3新木場大会2連戦で開催されるジュニアトーナメントに照準を定めた。当然、自身が優勝し、世界ジュニア挑戦のチャンスをつかみ取るつもりだが、「そこにPURPLE HAZEからもう一人ジュニア戦士、俺以外もう一人エントリーします。ビビんなよ、オイ。これ以上は言わんぞ。ひとつだけ言っとく。UTAMAROではない!」と新メンバー投入を予告した。もちろん栄冠を勝ち取るための手段であることはいうまでもない。ゼウスとイザナギはアジアタッグをしっかり守りつつ、シングル戦線でも勲章を求めるつもり。イザナギがジュニアトーナメントを制覇し、その第一歩とできるか。

【試合後のゼウス&イザナギ】
▼ゼウス「よし、これで5回目の防衛。イザナギさん、このままどんどん防衛し続けましょう。このアジアタッグのベルト、このゼウス&イザナギが防衛すればするほど価値が上がる。誰でもかかってこい。ねぇ、イザナギさん?」

▼イザナギ「ゼウスありがとう。痛いぐらいゼウスの信頼が伝わってきて、さすがにギブアップするわけにいかんし。ゼウス、買いかぶりすぎてないか? 俺を」

▼ゼウス「いえいえ。ホントに横にいて今日も凄く力強かったです。ホントに凄く力強くて、このベルト巻いてからイザナギさんがどんどん強なってるのわかるから、個人的にはイザナギさんにもう一回、世界ジュニアのベルト挑戦してほしい。このままいってほしい。次は挑戦者、決まってもうてるけど、どっちが勝っても、CIMA選手、岩本選手どっちが勝っても次またイザナギさんにいってほしい。それぐらいこのアジアのベルト防衛して自信あるから。また自分も必ず三冠も獲りにいく。ええか、みとけオラ」

▼イザナギ「またいっていい俺? 世界ジュニアまたいっていい?」

▼ゼウス「いくしかないでしょう。会社もファンもみてくれてるでしょう。イザナギさんの実力」

▼イザナギ「ゼウスに内緒にしてたけど、実は俺も世界ジュニアについて考えてるんや。次タイトルマッチ終わったあと、6月前半にジュニアトーナメントがある。そこにPURPLE HAZEからもう一人ジュニア戦士、俺以外もう一人エントリーします。ビビんなよ、オイ。これ以上は言わんぞ。ひとつだけ言っとく。UTAMAROではない!」

▼ゼウス「え?」

▼イザナギ「新しい奴だ。そいつみて驚くなよ。そいつがPURPLE HAZEのイチメンバー。気の弱い奴は、自信のない奴は最初からパンツ脱いどけ。以上。ゼウスありがとう」

▼ゼウス「ありがとうございます!」

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