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5/22【NOAH】大流血で“キラー清宮"降臨 リングアウト負けも狂乱の大暴走

『ALL OUT ATTACK 2021』神奈川・横浜ラジアントホール(2021年5月22日)
○NOSAWA論外vs清宮海斗×

 サイバーファイトフェス(6・6さいたまスーパーアリーナ)に向けて“スランプ状態"の清宮が、論外との一騎打ちで超大流血。リングアウト負けを喫したものの、赤鬼と化してさく乱気味の大暴走を繰り広げ、“キラー清宮"が降臨した。

 さいたまの大舞台でDDTとの対抗戦(vs竹下幸之介&上野勇希)を控える清宮だが、目下スランプ状態。3月にはGHCヘビー奪取に失敗し、5月には田中将斗にシングルで完敗、ノアに来場した竹下からは「熱量を感じない」と切り捨てられるなど結果と歯車が噛み合わず「どうしていいか分からない」と袋小路に迷い込んでいた。

 さいたまSAへ立て直し急務の状況で迎えた論外との一騎打ち。序盤こそテクニカルに論外をやり込めたが、場外戦に持ち込まれると、イス攻撃をモロに浴びて額から大量の鮮血が滴った。

 またたく間におびただしい流血で顔面を真っ赤に染めた清宮は、何かの“スイッチ"が入ったかのように「うぉおおおお!!」と猛々しく咆哮。返り血を撒き散らしながら猛烈なジャンピングニーやエルボースマッシュで巻き返す。

 ならばと論外もセコンドの鈴木鼓太郎、YO-HEYを巧みに利用しながら応戦し、タイガースープレックス狙いを急所蹴りで切り返すと、再びイスで殴りかかる。避けた清宮もドロップキックをぶち込んだものの、場外に退避した論外はメチャクチャにイスを投げつけて、清宮を“イス山"の下敷きにした。

 それでも清宮は「うぉおおお!」と赤鬼ばりにイス山から立ち上がったが、ひるまぬ論外もイスで再び頭部を殴りつけてKO。そのままリング上に滑り込み、場外カウント20が数えられた。

 論外にシングルで敗れた形となった清宮は、完全にプッツン状態。論外らが脱兎のごとく逃走してもおさまらず、放送コードに触れそうな大流血のまま、相棒の稲村をボコボコにし、レフェリーの胸ぐらをつかんでバックステージまで詰めに詰めた。

 バックステージでも「あれがプロレスかよオイ!!!! 分かんねえよ!! イヤァアアアア!!! ウァワアアアアアアア!!!!」とやはり返り血を撒き散らしながら獣のように絶叫。貴公子が初めてみせた狂気の一面。“キラー清宮"の降臨が、スランプ脱出に向けた何らかのスイッチを押すのか――。


【論外の話】「こんなもんだろ? あいつ悩んでんだろ? そんなの俺にはカンケーねえんだよ。悩んでプロレスなんかやってんじゃねえよ。勝ちは勝ちだから」

【清宮の話】「(※さく乱気味に)なんだぁ!? あれがプロレスかよオイ!!!! 分かんねえよ!! イヤァアアアア!!! ウァワアアアアアアア!!!!(※と叫びながら去っていく)」

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