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5/24【新日本】コブが飯伏眼前で“コブゴェ"発射 一騎打ちへ「カウントダウン」

『Road to WRESTLE GRAND SLAM』東京・後楽園ホール(2021年5月24日)
○ジェフ・コブ&グレート-O-カーンvs飯伏幸太&マスター・ワト×

 コブが飯伏の眼前でコブゴェを発射して快勝。「砂時計の砂が落ち切るまであともう少しだ」と一騎打ちへの“カウントダウン"を宣言した。

 飯伏の対戦要求を受け、コブはカミゴェならぬコブゴェで返答。両者の一騎打ちが決定的となった中、5・22名古屋大会で直接対決し、コブが圧倒していた。

 この日も二人がワト、オーカーンをそれぞれパートナーに激突した。いきなり先発で対峙すると、しばしにらみ合った両者。雄たけびもろとも前に出た飯伏がエルボーを連発したが、コブは微動だにせず。リープフロッグを狙ってジャンプした飯伏を軽々とキャッチし、ラリアットをことごとくかわされても、飯伏が放ったハイキックをかいくぐって攻勢を許さない。

 場外戦でも飯伏にスタンプ攻撃を連発したコブはその後、飯伏に見せつけるようにワトに猛攻。ヘッドバットを叩き込み、「イージー!」と豪語しながら滞空式ブレーンバスターの体勢から無造作に放り投げる。飯伏を見やりながら挑発することも忘れない。

 ワトがレッグラリアットで突破口を開くと飯伏が登場。コブがコーナータックルを連発し、串刺しラリアットやランニングバックドロップで攻め込んで名古屋同様に圧倒したが、飯伏も譲らずオーバーヘッドキックで一矢報いた。ワトがミドルキック連打やプランチャで続くと、飯伏もミドルキックで援護射撃。ワトがスワンダイブ式エルボースマッシュ、旋風脚で攻め入ったが、コブはホイップ式フェースバスターで返り討ち。オーカーンが場外に分断した飯伏の眼前でコブゴェをぶち込むと、間髪入れずツアー・オブ・ジ・アイランドを爆発させてワトを仕留めた。

 コブが飯伏の眼前でワトをコブゴェ葬。試合後は正座で飯伏と対峙し、互いに両ヒザをむき出しにして意識し合った。両者の対決機運は高まるばかりで、あとは正式決定を待つのみ。「俺のコブゴェはどうだ? いいだろう?」と勝ち誇ったコブは待ちきれないと言わんばかりに「2日前にも言ったが、俺たちのシングルマッチへのカウントダウンはもう始まってるんだ。砂時計の砂が落ち切るまであともう少しだ」と秒読み段階を強調していた。

【コブの話】「俺のコブゴェはどうだ? いいだろう? イブシ、イブシ、イブシ、イブシ…2日前にも言ったが俺たちのシングルマッチへのカウントダウンはもう始まってるんだ。ホンマとワトやタナハシの後ろに隠れてはいられないぞ。お前が誰とチームを組んで現れようと結果は同じだ。今日、本当はお前にツアー・オブ・ジ・アイランドをかけてやりたかった。そしたら、お前はまた怪我して休んでたことだろう。そうなったらお前の故郷(鹿児島)で復帰がお決まりのストーリーだろ。イブシ、あまり俺とUNITED EMPIREを甘く見ないほうがいいぞ。今は少し不調だが、俺たちは変わらず危険だ。大声で叫んでコメントする必要はない。俺は落ち着いた性格だ。だが、お前を潰すとなると話は別だ。(腕時計を指すようにトン、トン、トンと指を落として)砂時計の砂が落ち切るまであともう少しだ」

※オーカーンはノーコメント


【飯伏の話】「少しづつ、少しづつ。少しづつ…取り戻して、いきます。少しづつ、取り戻していきます! 今日、ハッキリと自分の目の前でカミゴェをやってきた。いいじゃないですか。いいじゃないですか,どんどん使えば。やってやりますよ、俺も」

【ワトの話】「(バックステージに来るなり倒れ込み)クソッ! クソ! もう、ああ力強えなあ。昨日のさ、名古屋の時みたいにさ、俺が勝って、このシリーズ、一つずつ道を、いい道をね、歩んで行こうとイメージしてたけど。ああ! 力強えなあ。けど、俺は諦めてねーし、まだまだ、ね。もっと力つけてさ、コブのあのパワーをねじ伏せるぐらい力つけてさ、デカくなってさ、次はアイツから3カウント獲ってやるよ」

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