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5/24【新日本】ザックがIWGP世界獲り名乗り トーナメント開催を提唱

『Road to WRESTLE GRAND SLAM』東京・後楽園ホール(2021年5月24日)
○ザック・セイバーJr.&DOUKIvsチェーズ・オーエンズ&外道×

 ザックがIWGP世界ヘビー級王座獲りに名乗り。挑戦者決定トーナメントの開催を提唱した。

 5・3博多大会でロアとの一騎打ちに勝利し、タイチとのIWGPタッグ挑戦を決めたザックだが、タイトルマッチの日時は未決定。この日はDOUKIと組んでオーエンズ&外道のBULLET CLUBと対戦した。

 先発で飛び出したザックはオーエンズを相手にハイレベルな切り返し合戦を展開。リストロックに捕まっても巧みに逃れ、回転エビ固めを切り返してランニングローキックを狙う。空を切ってもオーエンズの逆さ押さえ込み、パッケージドライバーをことごとく阻止し、卍固めをフェイントに回転十字固めで丸め込んだ。

 触発されたようにDOUKIも外道をコルバタやアームホイップで吹き飛ばし、オーエンズが介入してもドロップキックで蹴散らした。その後、ラフ殺法を連発されて劣勢に追い込まれたDOUKIだったが、地獄突き、延髄斬りの連続攻撃でオーエンズに反撃。代わったザックが後方回転しながら左足を取る職人技を見せ、フロントインディアンデスロックで絞め上げると、カットに入った外道をコブラツイストで同時に捕獲。ザックの名人芸に聖地が拍手に包まれた。

 その後、コーナーへの河津落としでオーエンズに反撃されたザックはアゴ砕き、トラースキックの連続攻撃で外道に攻勢を許した。さらに外道のトラースキック、オーエンズのランニングニーを立て続けに食らったが、DOUKIがスワンダイブ式ミサイルキック、トペスイシーダでオーエンズを場外に分断する好フォロー。ザックも首固め、外道クラッチと丸め込みを連発する外道を変型胴締めスリーパーで捕らえてギブアップに追い込んだ。

 ザックがDOUKIの後方支援もあって快勝。試合後は実況席に座るパートナーのタイチとアイコンタクトを交わした。バックステージでは「今日もまた無駄な試合だったな。もうすぐ6月だっていうのに、まだタイトルマッチが決定してない。もう6ヶ月も待ち続けてる。半年も無駄にしてしまった」とIWGPタッグ戦未決定の現状に不満を口に。一方で「新日本も大変だよな。俺はタッグだけに集中してたけど、こうなったらこの俺がIWGPも獲って守った方がいいんじゃないか」と切り出すと、「この半年間CHOADS OF DESTINYの相手ばっかりさせられてきたけど、今こそ(IWGP世界ヘビー級の)ベルトに挑戦表明したい」と名乗りを上げた。

 IWGP世界王座は首を負傷した第2代王者ウィル・オスプレイが母国イギリスでの治療専念を理由に返上。王座決定戦が行われる予定で、延期となった5・29東京ドーム大会で挑戦予定だったオカダ・カズチカがナンバー1コンテンダーとなる可能性大だ。そこでザックは「トーナメントで決めたらどうだ? 勝った奴がベルトに挑戦できるんだ」と挑戦者決定トーナメントの開催を提案した。

 それを勝ち抜き、IWGP世界王座に王手をかけるのはもちろんザック自身。「俺のダーリン(タイチ)はしっかり休んで次のタイトルマッチは100%の状態で戻ってくる。俺たち2人でタッグのベルトを取り戻して、ついでに俺はあっちのベルト(IWGP世界ヘビー級)も獲って、もっと良い名前に変えるよ」と宣言したザックは「こうなったら全部のベルトを制覇したい。俺は欲深いんだ」とタイトル総なめに色気たっぷりだった。

【試合後のザック&DOUKI】
▼ザック「(スペイン語で)相棒よ、お前は最高だったぞ! よくやった! 燃えてたな!」

▼DOUKI「(英語で返答し)スペイン語が上手いな!」

▼ザック「俺の話せるスペイン語は以上だ。高校でフランス語を取ったけど、あれは時間の無駄だった。フランスはキレイな国だけど、(フランス)人はひどいもんだ。わざわざ行く価値はないぞ。俺はもっとスペイン語を学んだ方がいい(と言いながらスペイン語で罵り始める)」

▼DOUKI「(英語で)本当に上手いよ!」

▼ザック「とにかく、今日はお前がやってくれたよ。タイチなら心配ないよ。元気がなかったから俺から休むように言ったんだ。今日もまた無駄な試合だったな。もうすぐ6月だっていうのに、まだタイトルマッチが決定してない。もう6ヶ月も待ち続けてる。半年も無駄にしてしまった。DOUKI、お前もつるっ禿げのジャドーの相手させられて厄介だったな。俺が知ってるハゲの中であいつが一番嫌いだ。新日本も大変だよな。俺はタッグだけに集中してたけど、こうなったらこの俺がIWGPも獲って守った方がいいんじゃないか? でも新日本は恐らくオカダとイブシのゴールデンボーイズ対決を希望してるんだろ。クソだよな。俺だってあのベルトが欲しい。トーナメントで決めたらどうだ? 勝った奴がベルトに挑戦できるんだ。この半年間CHOADS OF DESTINYの相手ばっかりさせられてきたけど、今こそ(IWGP世界ヘビー級の)ベルトに挑戦表明したい。そうだ、トーナメントを組んでくれよ。ベルトの名前はなんだったけな? IWGPヘビーウェイトスーパーワールドワイドウェブチャンピオンシップだったか? 何で新しいのに変わっちゃったんだ? 俺はイノキが巻いたベルトを獲りたかったのに。イブシとオスプレイのバカ2人が先に巻いたベルトなんていらない。かつてイノキが巻いたあのベルトにもう一度戻してくれよ。俺のアゴはイノキ並みに長い」

▼DOUKI「(スペイン語で)そうだよな」

▼ザック「(スペイン語で)俺のコメントをスペイン語で翻訳してくれよ、ミスター」

▼DOUKI「(スペイン語で)全部をスペイン語で言うのは難しいけど、おまえら(スタッフ)ザックのコメントを聞いたろ。(日本語で続ける)ザックが言った通りな、タイチに休めって言ったのはコイツだよ。100%の状態で6月に組まれるであろうタイトルマッチ。な、そのために、100%で来てもらうためにタイチに…」

▼ザック「(DOUKIのコメントを遮り)ビューティフルなタイチは今日は試合しないで済んだ。俺のダーリンはしっかり休んで次のタイトルマッチは100%の状態で戻ってくる。俺たち2人でタッグのベルトを取り戻して、ついでに俺はあっちのベルト(IWGP世界ヘビー級)も獲って、もっと良い名前に変えるよ。ドコモフリップフォンFAXマシーンジャパニーズ80s テクノロジーチャンピオンシップでどうだ。こうなったら全部のベルトを制覇したい。俺は欲深いんだ。DOUKI、お前の美しいスペイン語でもっと話してくれ」

▼DOUKI「(スペイン語で)今日は後楽園で試合ができて嬉しい。横浜と東京ドームは延期になってしまったけど、しょうがない。今日試合ができて有り難く思う。以上だ。バイ」

▼ザック「DOUKIのスペイン語は美しいよ。とてもセクシーな響きだ」

※オーエンズ&外道はノーコメント

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