5/30【ZERO1】入江、吉田ら登場で火祭り出場選手が決定 ノア・稲村「田中将斗を求めてここに来ました」

『プロレスリングZERO1 20周年記念イヤーシリーズ 新世紀創造』東京・後楽園ホール(2021年5月30日)
○太嘉文&ハートリー・ジャクソンvs菅原拓也&田村ハヤト×

　『火祭り2021』の出場選手が電撃決定。入江茂弘、吉田綾斗、阿部史典らが登場して出場を決めたほか、ノア・稲村愛輝が「田中将斗との対戦を求めてここに来ました」と名乗りを上げ、同ブロックとなった田中との再戦が実現することになった。

　第21回大会となる今年の火祭りは7・2新木場大会で開幕し、8・1後楽園大会が優勝決定戦となる。すでに日程は決まっていたが、この日、ジャクソン&太嘉文と菅原&田村が激突した第4試合後、出場選手が一気に決まる展開が待っていた。

　試合はまず田村と太嘉文がショルダータックル合戦で正面衝突。制した田村は控えのジャクソンを挑発しつつ、太嘉文にブレーンバスターを仕掛けたが、グラウンドに持ち込んだ太嘉文が早くも一意専心を狙う。菅原がカットに飛び込んで未遂に終わらせると、田村が鉄柱攻撃で太嘉文をいたぶり、菅原はブレーンバスターで叩きつけ、スリーパーで消耗させた。

　意地の太嘉文がスピアーで逆襲すると、ジャクソンが串刺し攻撃を連発し、フライングボディアタックで飛びつくなど挽回。菅原が延髄斬りで反撃しても、ラリアットを叩き込んだ。太嘉文も串刺しスピアー、高速ブレーンバスターで続き、田村相手に攻勢に出る。田村もパワースラムやアバランシュホールドとパワー殺法を連発。ランニングニーをぶち込んだが、ハヤトドライバーは太嘉文が決めさせず。脇固めで切り返すと、一意専心に移行して絞め上げ、ハヤトをギブアップさせた。

　試合後、太嘉文がマイクを持ったが、阿部が現れ、伊良部パンチをお見舞い。「ただいまこの試合に勝利した太嘉文選手には勝利者賞の伊良部パンチをプレゼントさせていただきました」と切り出すと、「お久しぶりでございます。リベンジャーズの幽霊部員・阿部史典です。工藤GM、一つお願いがあります。私、今年の火祭り、参戦させていただいてもよろしいでしょうか?」と火祭り出場をアピール。すると工藤GMも「火祭り、阿部選手のようなイキのいい選手、ウェルカムです! 参加決定いたします」と承諾した。

　工藤GMが「今年の火祭りは参加要望選手の声がいっぱい届いています」と明かすと、まず現れたのは佐藤嗣崇。「昨年、火祭り初出場して、今年はホットジャパンの佐藤として火祭り参戦したいと思います。よろしくお願いします」とアピールした。さらに菅原、ヴァイスが次々に名乗りを上げ、入江がやってきた。場内がどよめく中、入江は「フリーランスの入江茂弘です。入江茂弘、世界の全てを獲りにきた。火祭りに初参加で初優勝するのは、この入江茂弘だ」と宣言してみせた。

　さらに2AWの前無差別級王者・吉田綾斗が現れ、「今年の火祭り、2AWの吉田綾斗も参戦させていただきますので、皆様よろしくお願いします!」と名乗り。続いてやってきたのはノアの稲村だ。ノア5・3TVマッチで田中との一騎打ちに敗れている稲村は「田中将斗を追いかけてここまで来ました。田中将斗との対戦を求めてここに来ました。そして強さを求めてここに来ました。プロレスリング・ノア・稲村愛輝、火祭り参戦します!」と打倒・田中を見据えて宣言。すると大きな拍手に包まれた。

　サプライズが続く中、工藤GMが「今この時期だからこそ、私はこの人をGM枠で推薦したいと思います」と4度の優勝経験を持つ大谷を指名した。すると太嘉文が「あと1枠あるんじゃないですか? 前回の火祭りで俺はみっともねぇとこみせてしまったんだ。あなたが推薦してくださったにもかかわらず何も残せなかった。この太嘉文、火祭り出場、エントリーよろしいですか!?」と2年連続出場をアピール。「入江さん、久しぶりですね。阿部さん、吉田綾斗…ようこそZERO1へ、稲村さん。最後にこの火祭り刀を持つのはこの俺だ!」と出場が決まった選手たちの眼前で宣戦布告してみせた。

　最後に昨年覇者・ジャクソンが火祭り刀を手に「誰が出場しようと、このハートリー・ジャクソンが今年も火祭りに優勝する。なぜなら俺が誰よりも大きく、誰よりも強く、誰よりも速いからだ。アイ・アム・ジャクソン、ナンバーワン!」と連覇を宣言した。そしてメイン後に世界ヘビー級王者・田中も名乗りを上げ、今年の火祭り出場全選手が出そろった。

　大会終了後、ブロック分けも決まった。初出場となる稲村は希望通りに田中と同ブロックとなり、再戦がZERO1マットで実現することに。同じく初出場の入江、吉田はBブロックに名を連ねた。


☆『第21回 真夏の祭典・火祭り2021』

[公式ルール]
■全12選手、A,B各ブロック6選手によるリーグ戦を行い、各リーグ最高得点者が8/1後楽園の決勝に進みます
■リーグ戦は全てシングルマッチ30分1本勝負、決勝戦のみ時間無制限1本勝負
■得点は、3カウントフォール勝ち、ギブアップ勝ち、KO勝ちが5点、リングアウト勝ち、レフェリーストップによるTKO勝ち、反則勝ちは4点、あらゆる引き分けは3点、あらゆる負けは0点

[参戦選手]
▼Aブロック
・ハートリー・ジャクソン
・田中将斗
・稲村愛輝
・阿部史典
・佐藤嗣崇
・大谷晋二郎

▼Bブロック
・菅原拓也
・入江茂弘
・将軍岡本
・太嘉文
・吉田綾斗
・クリス・ヴァイス

[日程]
▼7/2(金)東京・新木場1stRING 19:00開始

▼7/10(土)千葉・2AWスクエア 17:00開始

▼7/11(日)千葉・多古町民体育館みどりの広場 15:00開始

▼7/17(土)埼玉・イコス上尾 17:30開始

▼7/21(水)愛知・名古屋スポルティーバアリーナ 19:00開始

▼7/22(木・祝)新潟市東区プラザ 17:00開始

▼7/24(土)エディオンアリーナ大阪・第2競技場 17:30開始

▼8/1(日)東京・後楽園ホール 11:30開始(優勝決定戦)