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6/1【新日本】復帰オカダがIWGP世界へ久々「レベルの違い」通告 SANADA撃破の後藤は最多防衛更新を宣言

『Road to DOMINION』東京・後楽園ホール(2021年6月1日)
○後藤洋央紀&オカダ・カズチカ&石井智宏&YOSHI-HASHIvs鷹木信悟&内藤哲也&BUSHI&SANADA×

 復帰戦となったオカダが、6・7大阪城ホール大会でIWGP世界ヘビー級王座を争う鷹木に、久々に“レベルの違い"を通告。あす(2日)のNEVER6人タッグ王座戦に向けては王者の後藤がSANADAを破り、最多防衛記録の更新を宣言した。

 新型コロナ感染で欠場していたオカダが約1ヶ月ぶりに復帰。大阪城の新IWGP世界ヘビー級王者決定戦「オカダvs鷹木」と、あす(2日)のNEVER6人タッグ王座戦「(王者)後藤&石井&YOSHI-HASHIvs内藤&SANADA&BUSHI」に向けたダブル前哨戦に臨んだ。

 のっけから鷹木と先発したオカダは、ブランクを感じさせない動きで探り合う。その後は内藤と石井が強烈なエルボー合戦など感情的に火花を散らしたが、中盤に入ると再びオカダと鷹木がやりあった。

 激しい先の読み合いを展開した一方で、エルボー合戦でも真っ向から気持ちをぶつけ合う。鷹木がグーパンチからの追尾式ラリアットを放てば、オカダもカウンターのドロップキックを浴びせて相譲らずとなった。

 その後はBUSHIが躍動して後藤を追い込むと、ロス・インゴ軍が得意の高速連係で追い打ち。すかさずSANADAもTKOからのラウンディングボディプレスで仕留めにかかった。

 だが、後藤も回避。SANADAも不時着し、カットプレーを機に次々に選手が入り乱れる乱戦状態へと突入したが、ここで突き抜けたのは後藤&YOSHI-HASHI。YOSHI-HASHIが冴える先読みでロス・インゴ勢を次々にトラースキックでナデ斬りにすれば、SANADAめがけて後藤の河津落とし&YOSHI-HASHIの飛びつき回転ネックブリーカードロップの合体技がさく裂。そのまま後藤がスライド式の変型エビ固め“後藤参式"に持ち込んで3カウントを奪ってみせた。

 間接的勝利ながら、復帰戦で唯一の前哨戦を制したオカダは「鷹木さん、相手にとって不足はないんじゃないかな」としながらも、「ただね、俺と対等にモノが言えると思うなよ!? しっかりと教えてやったろ。もうな、見てるレベルも、住んでる世界も、プロレスラーとしてのレベルも、だいぶ違うんだよ」と久々に“レベルの違い"を通告するオカダ節をとどろかせた。

 一方の鷹木も「オカダ、元気そうじゃねぇか、オイ。6.7大阪城ホールは、もっともっと元気100倍できてくれよ?」と威勢は劣らず。「まあ、山が動いたんだ。オカダ・カズチカが動いたんだ。カード決まったら、もう安っぽい言葉いらねぇよ。あとは大阪城ホールに向けて、最高のベストコンディションで臨むだけだ」と一直線に大阪城の頂を見据えた。

 また、SANADA直接ピンで翌日の6人タッグ王座防衛へ弾みをつけた後藤は「いよいよ明日、5度目の防衛戦だ。明日もしっかり勝って最多防衛記録、更新したいと思います」と宣言し、YOSHI-HASHIも「いま最多防衛タイ記録。明日、必ず更新する」と口を揃えた。


【石井の話】「(※NEVER 6人タッグベルトを頭の高さに掲げ)ロス・インゴ、本気で獲りにきてんのか、オメェら!?」

【後藤の話】「よっしゃ!いよいよ明日、5度目の防衛戦だ(※と言いながら肩にかけたベルトを叩く)。明日もしっかり勝って、最多防衛記録、更新したいと思います」

【YOSHI-HASHIの話】「いま、そう、最多防衛タイ記録。現在。明日、必ず更新する。必ずだ」

【オカダの話】「まあ、僕の中で別に復帰戦だなんて思ってないですけども、まあ実際ね、前回の(5・3)『(レスリング)どんたく』の試合から間は空いたわけだし、別に普通の試合をしただけ。まあ、でも、いろいろな不安な中でも、こうやってね、(NEVER 6人タッグ)チャンピオンと組んでね。またあの3人の勢いというのをもらったんで。またタイトルマッチ(IWGP世界ヘビー級王座決定戦)に向かってやっていきたいと思います。まあ、今日が最後の前哨戦だったんでね。鷹木さん、相手にとって不足はないんじゃないかな。『NEW JAPAN CUP 2021』準優勝ですし、1回挑戦して負けたとはいえ、チャンピオン(ウィル・オスプレイ)がいなくなってしまったわけですから。まあ、先頭にそのまま居座ってもおかしくないだろうし…。ただね、俺と対等にモノが言えると思うなよ!? しっかりと教えてやったろ。もうな、見てるレベルも、住んでる世界も、プロレスラーとしてのレベルも、だいぶ違うんだよ。ただ、次の闘い、ベルトが絡んでいるかもしれないけども、こういう状況の中、しっかりとひっくり返すいい一戦になるんじゃないかなと思います。ベルトを持った上で、次は、まあ本当であれば、東京ドームで闘う予定であった相手と、しっかりと闘って。自分の中でも消化したいんで。まあ、何があろうと、いろいろあったけども、ひとつだけ言わせてもらうと…プロレスラーは超人です」


【鷹木の話】「オカダの野郎、スカしやがって。復帰祝いに強烈なの食らわしてやろうと思ったのに。まあ、それでもオイ、オカダ。元気そうじゃねぇか、オイ。6.7大阪城ホールは、もっともっと元気100倍できてくれよ?な?それにしても!新日本プロレス、よくぞカードを組んでくれたな。よくぞ俺に!もう1度チャンスくれたな?心から感謝するよ。まあ、山が動いたんだ。オカダ・カズチカが動いたんだ。カード決まったら、オイ、もう安っぽい言葉いらねぇよ。あとは大阪城ホールに向けて、最高のベストコンディションで臨むだけだ。それから、内藤がなんだかよ、俺に対して『嫉妬してる、嫉妬してる』って言ってたけど、内藤!嫉妬するのちょっと早くないか、オイ!? オイ内藤、お前にはもっと!嫉妬させてやるからよ。そのためにも!6.7大阪城ホールは…オカダ・カズチカに勝ってやる」

【BUSHIの話】「NEVER無差別級6人タッグのベルト、タイトルマッチが、明日の後楽園ホールのメインで決まったようだな。チャンピオンチームがもし勝ったら、あのベルト、最多防衛記録が更新されるそうじゃん。でもそれは、“もし勝ったら"の話だよな!? 試合後にベルトを手にしてるのは俺たちだよ」

【内藤の話】「いよいよ明日、NEVER無差別級6人タッグ選手権試合。もちろん、NEVER無差別級6人タッグ王座が最終目標ではない。それは、BUSHIも、SANADAも、そしてチャンピオンチームであるYOSHI-HASHIも、後藤も、石井も、同じでしょ。でも、いま、俺はNEVER無差別級6人タッグ王座に集中してるし、明日はNEVER無差別級6人タッグ王座を獲るために、ここ後楽園ホールへ来ますよ。俺たちがNEVER無差別級6人タッグ王座を獲ることが、鷹木への援護になるとは思わない。それは別物でしょ。でも、プレッシャーはかけられるかな?明日は、そういう意味で俺たちにとって負けられない闘い。ワクワクするぜ、カブロン!」

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