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6/1【新日本】デスペがコロナ感染から復帰 YOHとの前哨戦第1R制す

『Road to DOMINION』東京・後楽園ホール(2021年6月1日)
○エル・デスペラード&金丸義信&鈴木みのるvsYOH&SHO&上村優也×

 IWGPジュニア王者・デスペラードがコロナ感染から復帰。YOHとの前哨戦第1ラウンドを制した。

 当初、5・4博多大会でYOHとのIWGPジュニア初防衛戦に臨む予定だったデスペラードだが、発熱があった選手の欠場によって消滅。デスペラード自身も新型コロナウイルスに感染し、のちに自ら公表したが、無事に回復してこの日復帰。6・7大阪城大会での仕切り直しが決まったYOHとのIWGPジュニア戦へ向けた前哨戦に臨んだ。

 先発でYOHと対峙したデスペラードは金丸の介入を誘って出鼻をくじいた。連続串刺し攻撃を回避したYOHがランニングエルボーをぶち込み、SHOとの連係プレーで攻め立てたが、デスペラードは場外戦でのフェンス攻撃でお返し。エルボーを連発するYOHに「やる気あんのか!?」と叫びながらサミングで返り討ちにした。

 その後、SHOが鈴木の足攻めに捕まって劣勢となったが、打開するとYOHがドロップキックを連射して巻き返しを図る。ロープワークに失敗して後頭部をトップロープに痛打してしまったものの、ジャンピングエルボー、ネックブリーカードロップでデスペラードを攻め立てる。エルボー合戦はデスペラードがサミングで制し、YOHが張り手をぶち込んでも、すぐさま顔面を張り返す。YOHのトラースキックをキャッチすると顔面にナックルパンチをぶち込んだが、YOHも譲らずレッグラリアットで応戦した。

 最後はデスペラードが右ストレートからのピンチェ・ロコで上村を料理。前哨戦第1ラウンドを制した。試合後はフェンスを蹴りつけて「チクショー!」と怒声を上げるなど不満げ。バックステージでは「体は多少余剰した部分はあるが、衰えはないな。頭の神経がついてきてねぇな」と漏らした。まだまだ本調子ではないようだが、「チャンピオンらしく明日はもうキッチリやってやるって」と越中詩郎ばりの口調で復調を予告していた。

【デスペラードの話】「(※しばらく宙を見つめてから自分の腹の肉をつまみ)体は多少余剰した部分はあるが、衰えはないなと。頭がな、頭の神経がついてきてねぇな。『モンハンライズ』(モンスターハンターライズ)ばっかりやってたから、俺は。チャンピオンらしく明日にはもうキッチリやってやるって」

※鈴木&金丸はノーコメント


【SHOの話】「(※上村に肩を貸しながら現れて)今日も負けた。いろんなことを乗り越えて試合ができる。そして、いま、俺たちが闘っているのはもちろん対戦相手、反対コーナーに立つレスラー。でも、いま、世界中、闘っている相手はそれだけじゃねぇんだよ。いろんなことと闘ってんだ。やられても筋肉と一緒で超回復して、今日の負けも(6・7)大阪城(ホール)でYOHさんが(IWGPジュニア)シングルにつなげてくれるだろう」

【上村の話】「(※右肩を押さえてかなり辛そうな表情をしつつも立ち上がり)誰がどう見て、どう思おうと、今日のこれが今の俺には精一杯だ。試合に勝つ負けるよりも、自分の力が出し切れないことが、いや今日は出し切ったけど、まだまだまだ。悔しい! ありがとうございました」

※YOHはノーコメント

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