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6/2【全日本】壮絶殴り合い 光留が北斗を返り討ちで盟友・青木さん命日の8強戦へ

『GAORA SPORTS presents 2021 Jr.BATTLE OF GLORY day1』東京・新木場1stRING(2021年6月2日)
「2021 Jr.BATTLE OF GLORY」1回戦 ○佐藤光留vs大森北斗×

 光留が喧嘩腰の打撃戦の末に北斗を撃破して1回戦を突破。奇しくも盟友・青木篤志さんの命日に組まれた最終戦にコマを進めた。

 光留はこれまで6度JBOGに出場し、意外にも優勝経験がない。初優勝を狙う今年、初戦の相手は北斗。SNSでの舌戦をきっかけに遺恨を深め、直接対決でも激しくやり合ってきたが、一騎打ちが1回戦で実現した。

 殺気立って迎えた両者の戦いは完全に喧嘩腰。エルボーや張り手を真っ向から打ち合う激しい殴り合いが繰り広げられた。北斗が強烈なエルボーでねじ伏せれば、意地で立ち上がった光留もエルボー連打で応戦。場外戦でも激しい打撃戦を展開し、光留は珍しくイスを投げつけて怒りの感情をむき出しにした。

 引かない北斗もワンツーエルボー連打から無想一閃をさく裂。急角度のジャーマンで投げ飛ばし、光留の動きを止めたが、ダメージの蓄積もあってすぐに追撃に移れない。それでも北斗は馬乗りになってエルボーや掌底を狂ったように乱れ打ったが、光留はジャンピングハイキックで逆襲。パワーボムで豪快に叩きつけると、バックドロップ3連発からのバックドロップホールドで3カウントを奪った。

 光留が北斗を返り討ちにし、1回戦突破を果たした。感情むき出しの喧嘩腰の戦いによって、両者はしばし立ち上がれず。勝者・光留はノーコメントで控室に消えた。

 明日6・3新木場大会における2回戦の相手は阿部に決定。優勝まで3試合に勝利しなければならないが、光留には負けられない理由が間違いなくある。明日6月3日は盟友・青木篤志さんの命日。全日ジュニア死守を青木さんに誓った光留は今年こそJBOG初優勝を遂げるのみだ。

※光留、北斗はノーコメント

プロ格 情報局