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6/4【DRAGONGATE】YAMATOが5年ぶりV逸す KAIとノーロープランバージャックマッチで激突へ

『KING OF GATE 2021-最終戦-』東京・後楽園ホール(2021年6月3日)
「KING OF GATE 2021」決勝トーナメント1回戦 ○箕浦康太vsYAMATO×

 YAMATOが箕浦との接戦に敗れて、「KING OF GATE」5年ぶり2度目の優勝を逸した。試合後、そんなYAMATOを怨敵・KAIが徹底挑発。対戦を要求すると、YAMATOが受けて立ち、7・9後楽園大会で完全決着戦となる「ノーロープランバージャックマッチ」が行われることになった。

 5年ぶりの優勝を目指し、今年のKING OF GATEに臨んだYAMATOは、無観客配信マッチとなった開幕戦でドリームゲート王者のシュン・スカイウォーカーを撃破。最高の形でスタートを切ると、Cブロックを勝ち上がり、決勝トーナメントへと駒を進めてきた。対するは初出場となった箕浦。全勝でブロック突破したとはいえ、実力でも実績でもYAMATO有利は動かないと思われたが、その勢いに飲み込まれてしまった。

 のっけからショルダータックルやエルボーを打ち合う肉弾戦に。感情むき出しで逆水平合戦を繰り広げると、YAMATOが強烈なエルボーから水車落としにつなげて主導権を握る。その後も「どうした?」「そんなもんか?」と罵声を浴びせて、箕浦のエルボーを受け止めると、強烈な頭突きをねじ込んだ。

 引かない箕浦も豪快な水車落とし、バックドロップで反攻。抵抗するYAMATOをものともせずに得意のクロスフェイスで絞め上げる。しぶといYAMATOも得意の串刺しドロップキックを連発して箕浦の動きを止めると、垂直落下式ブレーンバスターがさく裂。試合は一気にクライマックスに。

 箕浦もブリザードスープレックスでやり返すが、ガング(パッケージドライバー式シットダウンパワーボム)は決まらない。それでもYAMATOの動きを読んでジャーマンを連発すると、変型クロスフェイスロックで勝負に出た。押さえ込んでなんとか逃れたYAMATOはギャラリアを仕掛けるも、間一髪で背後に不時着した箕浦は今度こそガングを繰り出し、接戦をものにした。

 無敗のまま決勝進出を決めた箕浦に対し、5年ぶりの優勝を逃したYAMATOは意気消沈。そんなYAMATOを逆なでするように、リングに飛び込んで罵詈雑言を浴びせたのは怨敵・KAIだ。

 倒れるYAMATOを見下ろしたKAIは「えっ? えっ? えっ? まさか、箕浦なんかに負けたの? YAMATOが決勝に行けなくて、残念でした!」とせせら笑うと、「今年のKOG、俺は出てねえんだよ。お前の差し金じゃねえか? 俺がもし出てたら、お前はこの準決勝にも残れなかったんだぞ。おい、YAMATO。悔しいか? 悔しいよな」と言いたい放題。「KING OF GATE」ならぬ「KAI OF GATE」での対戦を要求し、「俺の扉開いてみないか? お前は俺と戦ったら、感情的になって、面白くなれるんだろ? 感謝しろよ」と上から目線で迫った。

 これにはYAMATOも怒り心頭。「最悪な結果のあと、最悪なタイミングで、最悪なヤツが来た。おい、KAI。お前しつこいな。だったらよ、もうお前に絡まれるのはうんざりだから、俺と最終決着戦をやろうじゃねえか」と受けて立つ構えを見せ、舞台を7・9後楽園大会に指定した。

 さらに、「最終決着戦と言うからには、普通のルールじゃ面白くないよな。おい、KAI。俺とノーロープで戦う勇気があるか?」と提示。対するKAIが「俺が今までどんなルールで戦ってきたのか知らねえの? ノーロープルールじゃ足りねえな。もう1個、俺から提案があるぞ。ノーロープランバージャックマッチだ」と逆提案すると、両者のアピールを受けて、八木隆行本部長が即決し、YAMATOとKAIによるノーロープランバージャックマッチが電撃決定した。

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