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6/8【DDT】“義足レスラー"谷津の2戦目は7・4後楽園 高木社長提案でKO-D8人タッグ王座挑戦が決定

 谷津嘉章が8日、東京・千代田区の神田明神内で会見。王者・高木三四郎社長の提案もあって、義足レスラーとしての2戦目となる7・4後楽園大会でKO-D8人タッグ王座に挑戦することが決まった。

 谷津は6・6さいたまスーパーアリーナ大会『CyberFight Festival 2021』における時間差入場バトルロイヤルで2年ぶりに復帰。プロレス用義足を着用し、スープレックス、ブルドッギングヘッドロックなど得意技を連発したが、優勝はならなかった。

 2年ぶりの復帰戦を終えた谷津は「義足でデビューさせていただき、目標を達成して。長いことプロレスをやってなかったもので、筋肉痛、打撲になって。練習とは違って、実戦でかなり堪えました」とブランクを痛感させられた。それ以上に義足レスラーとしてリングに立てた喜びが勝り、「デビューできたことを御礼申し上げます。こんな機会を与えていただいた高木社長、ありがとうございました」と感謝し、深々と頭を下げた。

 同席した高木社長は谷津の復帰によって「試合を拝見させていただきまして、花道を谷津さんが歩いてこられたとき、義足での再起戦に携わってきたのでグッとくるものがありました。リングインして手を上げたときに感慨深いものがあって」と期するものがあったようだ。「試合は何の支障もなく、ブルドッキングヘッドロックや往年の技も決まり、もう少しで監獄固めも決まっていた。動きは申し分なかった」と評価し、「勇気、元気を与えられた。再起戦、新たなプロレス再デビューということで。タイミング、コンディションが許せば、不定期になると思いますけど、DDTに参戦していただきたい」と継続参戦をオファーした。

 谷津もさらなる試合出場を希望していただけに願ったりかなったり。「本当ですか? それもまた励みになるんで。容赦はしないでください。義足も素晴らしいわけですよ。チャンスをいただいて、モチベーションを上げないと。欲も出てくるんで、バトルロイヤルじゃなくて、もっと組んでいただければ。必殺技も実戦でできるように」と喜び、「せっかくチャンスをいただいたんで、できるかぎり頑張りたい」と満面の笑みとともに意気込んだ。

 すると高木社長は「復帰をお祝い、敬意を表して、普通のタッグ、6人タッグを組むのも申し訳ないので。再起を懸けたプロジェクトをお手伝いさせていただいたんで」と前置きしたうえで、「僕、チャンピオンベルトを持ってるんです。KO-D8人タッグのベルトです。チャンピオン権限で、あと3人探していただいて、タイトル戦をお受けします」と提案した。

 ここで今林久弥GMが7・4後楽園でタイトル戦が予定されていることをアナウンス。2戦目にしてベルト挑戦が浮上した谷津は「突然で、どんなメンツか思い浮かばないんですけど。オリンピアンチームもいい。オリンピック選手でなくても、レスリング出身なら集めるのはむずかしくない。“谷津のためにやるよ"という人がいれば」と前向きそのものだ。現段階で3人のパートナーは未定だが、7・4後楽園大会で高木&納谷幸男&力&なべやかん組のチーム・サラブレッドが保持するKO-D8人タッグ王座に挑戦することが電撃決定した。

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