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6/9【GLEAT/LIDET UWF】『LIDET UWF』苦難の船出…ハードヒットに対抗戦完敗 メイン激勝の若大将・伊藤は佐藤光留に果たし状

『LIDET UWF Ver.0』東京・新宿FACE(2021年6月9日)
○伊藤貴則vs川村亮×

 7月旗揚げを控える新団体『GLEAT』のUWFブランド『LIDET UWF』が9日の新宿FACE大会からスタート。佐藤光留率いるハードヒットとの対抗戦は完敗となったが、メインでは“若大将"伊藤が川村に右ハイキックで逆転KO勝ちし、光留に果たし状を叩きつけた。

 GLEATエグゼクティブディレクターの田村潔司か監修・育成に携わり、田中稔がテクニカルオフィサーを務める『LIDET UWF』が、この日の新宿FACE大会からスタート。肘打ち禁止で3カウント決着はなく、5ロストポイントを採用、タッグマッチは“ダブルバウト"と呼ばれるバリバリのUWFスタイルだ。

 佐藤光留主宰の『ハードヒット』との対抗戦が行われたが、完敗続きの3連敗で第3試合にしてLIDET UWF側の負け越しが決まる散々な展開に。メインではLIDET UWFの大将を自認する伊藤(元WRESTLE-1)が、元パンクラス王者の川村と激突したが、スタンドでもグラウンドでもボディには生拳、顔面には掌打を打ち込まれ放題の苦境が続いた。

 伊藤も反撃を狙ったものの、ニールキックは簡単に避けられ、キャプチュードはすっぽ抜けて決まらず。逆にアームロックや掌打式のパウンドで次々にエスケープを奪われ、完敗ムードが場内を支配した。

 だが、打ち合いに発展したところで意地の雄叫びを上げて気迫をあらわにした伊藤は、起死回生の投げ捨てジャーマンでダウン奪取に成功。さらには立ち上がってきた川村に右ハイキックをクリーンヒットさせ、一撃で川村から逆転KO勝ちを奪ってみせた。

 対抗戦は3勝1敗1分けでハードヒットの圧勝となったが、メインではLIDET UWFの“若大将"が意地の1勝。「LIDET UWFの大将は俺やから。その気持ちだけで勝てた」と興奮気味に語った伊藤は、「今日、第1試合でハヤシさんが秒殺された。佐藤光留もハードヒットの大将なら、LIDET UWFの大将は俺や。次は佐藤光留、俺とやれ! 大将対決! ハヤシさんのカタキを討つ。今日、俺しか(LIDET UWF側で)勝ててないから。LIDET UWFのカタキ討ちは俺がすべて受け持って、俺がハードヒットの大将を叩き潰す」と光留に果たし状を叩きつけた。

【伊藤の話】「内容はどうこう、最後に勝ったほうが強い。今日は俺が勝ったってこと。俺が強いってことや! LIDET UWFの大将は俺やから。絶対今日は負けられへんかった。その気持ちで最後勝てたと思う。まだまだ自分が全然技術も実力もないのも分かってますけど『LIDET UWFは俺が引っ張っていく』って覚悟でやるだけ。技術うんぬんはその後からついてくると思ってます。そしてもう一つ! 俺が言いたいのは…今日、第1試合でハヤシさんが秒殺された。佐藤光留もハードヒットの大将なら、LIDET UWFの大将は俺や。次は佐藤光留、俺とやれ! 大将対決! ハヤシさんのカタキを討つ。今日、俺しか(LIDET UWF側で)勝ててないから。LIDET UWFのカタキ討ちは俺がすべて受け持って、俺がハードヒットの大将を叩き潰す。(川村について)俺が大将だという気持ちだけで勝てた。実力では全然かなってないと思うんで。めちゃくちゃ強かった。それは正直に言います」

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