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6/10【DDT】秋山への雪辱とKO-D奪還見据える遠藤がブルックス撃破で連覇へ始動

 DDT最強決定トーナメント『KING OF DDT 2021』が10日、東京・新宿FACEで開幕し、昨年覇者・遠藤哲哉が1回戦でクリス・ブルックスを破って大会史上初の連覇と3度目の優勝へ向けて始動した。

 昨年、3年ぶり2度目の優勝を飾った遠藤は連覇がかかる。今年2月に秋山準に敗れ、KO-D無差別級王座から陥落した遠藤にとって、今大会は返り咲きへ向けた絶好の舞台だ。開幕戦となったこの日、メインに組まれた1回戦でブルックスと対決。オクトパスストレッチ、グラウンド卍固めなどで苦しめられたが、最後はトーチャーラックボムからシューティングスター・プレスを決めて3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った遠藤は「2月14日、カルッツかわさきで秋山選手にベルトを獲られて、俺はDDTのトップ線戦からしばらく離れていた。でも、DDTのメインのリングには俺が立たなきゃ面白くないだろ?」と豪語。「必ずこのKING OF DDTで俺が優勝して、8月21日、富士通スタジアム川崎のメインのリングに立つ。そして、最後に立っているのもこの俺だ」と今から夏のビッグマッチでのKO-D王座戴冠を描いた。

 2回戦では、吉村直巳を破った樋口和貞との激突が決まった。「樋口と前回シングルをやったのは去年の11月(28日)。あのときはKO(両者KO)されているから、今日以上に気を引き締めて対策を練って。アイツもそのときとは全然違うレスラーになっていると思うし、たぶん俺の穴を突いてくる戦法も身につけていると思うから。前回闘った樋口と思わずに試合に臨もうかなと」と警戒。「ベルトを落とした張本人、秋山選手に負けた張本人が俺だから。こういうトーナメントで自分の今の実力を示していかないと、俺が挑戦するチャンスはないと思ってるから」との覚悟で今大会に臨んでおり、「俺があのKO-D無差別級のベルト、秋山準に挑戦するための最短距離であり、絶対にここを通らなきゃいけない道だと思ってます」と改めて連覇を誓っていた。

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