6/12【スターダム】大江戸隊がSTARSとの全面戦争に連勝 最終敗者キッドが「舎弟」として新加入
『シンフォギアXD presents TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition』東京・大田区総合体育館(2021年6月12日)
STARSvs大江戸隊全面戦争イリミネーションマッチ ○刀羅ナツコ＆小波&フキゲンです★&琉悪夏&鹿島沙希vs岩谷麻優&羽南&コグマ&門倉凛&スターライト・キッド×
大江戸隊がSTARSとの全面戦争に2連勝。最終敗退者のスターライト・キッドを「舎弟」として迎え入れた。
抗争が続くSTARSと大江戸隊がこの日、イリミネーションマッチによる5対5全面戦争を迎えた。大江戸隊が勝利した4・4横浜武道館以来の再戦で、前回と同じく最後に負けた選手は相手ユニットに強制加入となる過酷なルールだ。雪辱戦となるSTARSは岩谷&キッド&羽南&コグマにマーベラスの門倉を助っ人に引き入れた。対する大江戸隊は刀羅&小波&フキゲンです★&琉悪夏&鹿島の布陣で出陣した。
序盤から中盤にかけて一進一退のせめぎ合いが繰り広げられた。岩谷が大江戸隊の連続串刺し攻撃で狙い撃ちされ、琉悪夏のダイビングボディプレスを食らうピンチを迎えたが、コグマが雪崩式フランケンで援護射撃すると、ドロップキックとジャーマンの合体技を決めて琉悪夏を失格に追い込んだ。
その後もSTARSはコグマが小波をドロップキック、その場飛ぶフットスタンプで攻め込んで攻勢。フィッシャーマンスープレックスで逆転した小波がフキゲンです★とのツープラトン攻撃を狙っても、キッド、コグマの順でミサイルキックを放って流れを渡さず。コグマが肩車した岩谷の肩に乗ったキッドが、高角度ダイビングボディアタックを発射。続けて岩谷がダイビングフットスタンプ、コグマがハイブリッジのジャーマンでたたみかけて小波から3カウントを奪った。
これで戦況は5-3とSTARS優勢。羽南も巴投げからの腕ひしぎ逆十字でフキゲンです★を捕らえ、押せ押せムードとなったが、刀羅が加勢すると、鹿島がフロントハイキック、フキゲンです★がダイビングセントーンを立て続けに決めて羽南から3カウントを奪った。
勢いづいた大江戸隊はフキゲンです★が門倉を場外心中に持ち込むと、鹿島が起死回生(横十字固め)でコグマを料理して、あっと言う間に2-2のイーブンに。それでも岩谷がトラースキックやツームストンパイルドライバーで鹿島を攻め込んだもののムーンサルトが痛恨の自爆。頭突きで鈍い音を響かせた岩谷だったが、ドラゴンスープレックスは決められず。逆に鹿島の起死回生によって3カウントを聞いた。
これでSTARSはキッドの一人のみとなった。大江戸隊の集団暴行にさらされながらも、キッドは同士討ちを誘って鹿島を巻き投げ固めで丸め込んで3カウントを奪取。刀羅に果敢に立ち向かったものの、刀羅がランニングエルボー、旋回式スクラップバスターと猛攻で黙らせる。レフェリー不在の無法地帯を作ると、大江戸隊メンバーが乱入し、小波がレッグラリアットを見舞うなど追い討ち。岩谷が加勢に飛び込んでも刀羅が鉄パイプ攻撃で返り討ちにし、琉悪夏がロープでコーナーに縛りつけると、その眼前で刀羅がダイビングボディプレス、デスバレーボム2連発とたたみかけ、キッドから3カウントを奪った。
全面戦争は大江戸隊が2連勝。この結果、最後の敗退者・キッドの加入が決まった。刀羅は「正義は必ず最後に勝つ。お前は今日それを証明しなきゃいけなかったんじゃねぇのか?」と岩谷を挑発すると、むせび泣くキッドに向かって「お前はこれから舎弟にしてやる。琉悪夏が大江戸隊の若頭だから、お前はその下の舎弟だ。もう大江戸隊でしか生きていけないんだよ」と通告して高笑いを上げた。
盟友を失ってしまった岩谷も涙。「キッド……ごめんね。でも、必ず取り返すから、それまで大江戸隊で我慢してて。絶対取り返すから」と約束したものの、それにかぶせるように小波が「STARSはもうジ・エンド、いや、壊滅だ」と勝ち誇っていた。
【試合後の刀羅、小波】
▼刀羅「岩谷麻優、今まで散々、私に正義は必ず最後に勝つと言ってきた。私はずっと言ってたよ。それはアニメやマンガの世界だよって。プロレスは現実。リアルなんだよ。あいつはそれを今日ここで勝って私、いや全国のSTARSのファンに証明しなきゃいけなかったんじゃないのかな。結局、そんなことはただの妄言だってことがまた一つウチらの手によって証明されたわけだけど。リング上でも言った通り、こいつは確かに今までは岩谷の2番手だったかもしれないけど、大江戸隊からしたらこいつは一番下。今は急成長中の琉悪夏がいるから、その琉悪夏の舎弟としてやっていってやってもいいかなぁって。喜べよ(笑)」
▼小波「STARS、ジ・エンド。悪のスターライト・キッドをお楽しみに」
