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6/13【RIZIN】朝倉海が1ラウンドKOでトーナメント絶好発進 「絶対優勝するって約束します」

『Yogibo presents RIZIN.28』東京ドーム(2021年6月13日)
バンタム級トーナメント1回戦 ○朝倉海vs渡部修斗×

 朝倉海が半年ぶりの再起戦で渡部を撃破。バンタム級トーナメントで絶好の発進を遂げた海は、東京ドームに集まったファンの前で「絶対優勝するって約束します」と誓ってみせた。

 2019年8月には堀口恭司をわずか68秒で破る大番狂わせを演じ、2020年8月にはRIZINバンタム級王者に輝いた海。しかし、昨年の大みそ日に行われた堀口との再戦ではTKO負けを喫し、王座から陥落した。半年ぶりとなる再起戦はいきなりバンタム級トーナメント1回戦に。対戦相手は初代修斗ウェルター級王者・渡部優一を父に持つ渡部。トーナメントの先に海外挑戦を見据え、厳しいトレーニングを積んできた海は、圧倒的な勝利を東京ドームに集まったファンの前で見せつけた。

 タレントの中川翔子さんがスペシャルリングアナウンサーを務め、いやがうえにも場内は盛り上がると、ゴング直後から渡部が果敢にタックルを仕掛けていく。海はキッチリと切っていくと、サッカーボールキックを浴びせていった。それでも渡部はグラウンド勝負にこだわってタックルを連発するが、海は手首を取られながらもがぶった状態でヒザを連続して落としていく。

 渡部はなおもしつこくタックルを選択。ロープを背にした状態から、自ら飛びついてグラウンドに引きずり込み、フロントチョークを狙う。だが、首を抜いた海は強烈な右のパウンドを猛連打。怒とうのラッシュで一気に渡部を沈めた。

 圧巻の勝利で1回戦突破を果たした海は、マイクを持つと「皆さんこんにちは、朝倉海です。いや、東京ドーム最高過ぎて、気合い入りました。去年の大晦日、沢山の人の期待を裏切っちゃったんですけど、また強くなって帰ってきました」とあいさつ。「このトーナメント僕が絶対優勝するって約束します」と東京ドームのファンに誓った。

 コメントブースでは「しっかり準備してきたんで、自信を持ってリングに上がることができましたね」と万全の状態だったことをアピールした海。2回戦はさらに厳しい戦いになることが予想されるが、「誰でもいいです、本当に。誰でもいいんで、次、相手をしっかり倒して、必ず優勝します」と自信をあらわにした。

【試合後の海】
――試合を終えた今の心境は?

▼海「まずは1回戦しっかり勝てて、一安心だなって感じですね」

――渡部選手の印象は?

▼海「違ったところはないんですけど、あそこまで徹底してタックルに来るとは思ってなかったですね。ちょっとビックリしました」

――タックルで寝技に持ち込まれそうになったシーンはたくさんあったが、どういう風に戦おうと思っていった?

▼海「しっかりタックルを切る練習だったり、寝技になった時の対応をしっかり準備してきたので、別にそんなに気にすることなく、思いっきり打撃で勝負しようという感じでした」

――海選手の前に井上選手が戦っていた。お二人を推す声が多いが、井上選手のことを意識した?

▼海「そうですね。試合前にちょっと見てたんですけど、強いですね。本当に強い選手だなと思いましたね。今日の試合を見て」

――次に戦いたい相手は?

▼海「誰でも大丈夫です。誰でも倒します」

――今後の展望は?

▼海「トーナメント2回戦というのが決まっているんで、そこもしっかり勝って、必ず大みそ日に優勝したいと思います」

――今回、コンディションがいいと何回も言っていたが、それが試合に出た?

▼海「しっかり準備してきたんで、自信を持ってリングに上がることができましたね」

――その調子のよさは、試合のどんな場面で感じられた?

▼海「トレーニング内容とか、食事を変えたことによって、やっぱりスピードが上がったというのと、パワーも上がったような気がします。」

――1回ギロチンがあったが、相手のチョークについてはどうだった?

▼海「あれは反応してたし、全然入ってなかったんで、問題なかったです」

――今回、不安はなかった?

▼海「不安は一切なかったですね」

――それだけ今回の試合に自信があった?

▼海「対戦相手の分析もして、客観的に自分の実力と比べた時に、普通に勝てるだろうなという思いがあったので、そんなに不安要素はなかったです」

――未来選手の敗戦についてはどう受け止めている?

▼海「本当に悔しいですね。兄貴の毎日努力していた姿を近くで見ていたんで。今まで以上に格闘技に向き合っていた姿を見ていて、絶対勝ってほしいという思いでいたので、本当に悔しかったです」

――「引退も含めて考える」というコメントがあったが、そういう話もした?

▼海「そこはまだ話してないですけど、僕の思いとしては、まだやってほしいなという気持ちはありますけどね」

――最後のフィニッシュとなったパウンドはガードの中からだった。リスクもあったと思うが、強く打っていこうという作戦だった?

▼海「パウンドはもともと得意なんですけど、今までそういう展開になってなかったんで見せてこなかっただけで。結構得意なパターンでしたね」

――いつもよりスタンドでの打撃が慎重で、タックルを切っていくことに徹底していたように感じたが?

▼海「もっと詰めて打っていこうという思いはあったんですけど、想像以上にタックルに入ってきてたんで、ああいう形になりました」

――最初に右手でバックに回るのを防いだ瞬間、取られないという手応えはあった?

▼海「最初に入ってこられた時に、組みでも勝てるなっていう感覚がありました」

――改めて4選手が勝ち上がった中で、もし選択権があるのであれば、戦ってみたい選手は?

▼海「誰でもいいです、本当に。誰でもいいんで、次、相手をしっかり倒して、必ず優勝します」

――今回の試合に対する不安はなかったということだが、「今回負けたら」や「絶対優勝しなければ」というプレッシャーはあった?

▼海「その部分のプレッシャーは少し感じますけど。でも、そのプレッシャーをかき消すぐらい練習していますし、強くなっているという自信のほうが上回っているので、大丈夫です」

――試合前に中川翔子さんがリングアナをしていたが、その感想は?

▼海「僕のYouTubeがキッカケでたぶん決まったと思うんですけど、影響力のある方なんで、こうやってRIZINのリングに協力してくれることによって、またたくさんの人に見てもらえるキッカケになったと思うんで、本当に感謝したいと思います。たぶん女性初のリングアナということで、プレッシャーもあったと思うんですけど、本当に力強くやっていただいて、感謝したいと思います」

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