6/14【新日本】EVIL「あいつらの永遠なんて一瞬で砕く」 6人タッグ戦へ王者組蹂りん

『KIZUNA ROAD 2021』東京・後楽園ホール(2021年6月14日)
○矢野通&後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvsEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&邪道×

　NEVER6人タッグ王座戦に向けて、EVILがCHAOSトリオを蹂りん。「あいつらの永遠なんてなぁ、一瞬で砕いてやるよ」と不敵に予告した。

　NEVER6人タッグ王者の後藤&石井&YOSHI-HASHIは6・2後楽園大会でロス・インゴ軍を破り、5度目の防衛に成功。最多防衛記録を更新した。そんな王者組にBULLET CLUBのEVIL&裕二郎&東郷が牙を剥き、6・22後楽園大会でのタイトル戦が決まった。前哨戦の第1ラウンドとして、王者組は矢野と、挑戦者組は邪道と組んで、8人タッグマッチで激突。序盤から総力戦となった。

　のっけからかつてタッグを組んでいた石井と東郷が先読み合戦で火花。後藤&YOSHI-HASHIを中心に、連係攻撃でCHAOS軍が先制したが、BULLET CLUBも場外乱闘に持ち込んで譲らず、試合は混戦に。

　YOSHI-HASHIがラフファイトで捕まる展開がしばらく続いたが、剥き出しとなったコーナー金具にEVILを投げつけてピンチを脱すると、後藤が大暴れ。ラリアットで相手チームをナデ斬りにすると、EVILには村正、ブルドッキングヘッドロックの連続攻撃を見舞う。EVIL&東郷のチームワークに苦しむが、マジックキラーは防ぐと、EVILを牛殺しで黙らせた。

　だが、終盤に両軍入り乱れての乱戦となると、EVIL&東郷が暴走。EVILはYOSHI-HASHIをコーナーの金具に投げつけると、後藤がロープを跨ごうとした瞬間に蹴りつけて、金的攻撃を誘発する。東郷もスポイラーチョーカーで石井を捕獲。試合は混乱の最中、矢野が金的攻撃から邪道を丸め込み、CHAOS軍の勝利となったが、BULLET CLUBの暴走ばかりが際立つ形となった。

　試合後もBULLET CLUBはやりたい放題。EVILは場外で後藤に襲いかかり、金的攻撃を見舞うと、リングに連行し、パイプイスを首に押しつけた。裕二郎はスティックでYOSHI-HASHIの、東郷はスポイラーチョーカーで石井のそれぞれ首を絞め上げて大の字にすると、3本のベルトを強奪。自分たちが王者だと言わんばかりに高々と掲げると、EVILは「わかったか、コノヤロー」と勝ち誇り、ベルトを投げ捨てて悠然と去っていった。

　一方的に王者トリオを蹂りんしたEVILたちはバックステージでも王者トリオを糾弾した。YOSHI-HASHIは6人タッグ王座の「永遠防衛」を予告しているが、EVILは「いいかオイ、あいつらの永遠なんてなぁ、一瞬で砕いてやるよ」とニヤリ。「あのベルトは俺らのもんだ。よく覚えとけ」とタイトル奪取に自信を見せた。

【YOSHI-HASHIの話】「ベルト獲るとか言ってるけどオイ、BULLET CLUB、お前らなぁ、いいか、今回で3タテだ。お前らはもう2回俺らに負けてんだよオイ。今回で3回目だ。オイこのベルト、そう簡単に獲れると思うなよ」

【後藤の話】「ここまで、(※持っていたベルトを叩きながら)このベルトの価値を上げたのは、俺たちだ。そしてこれからも、価値を上げるのは俺たちの責務だ。お前らじゃねぇんだよ! 特に裕二郎、お前だけは違う。俺たちを、お前のとこまで下げられると思うな」

【石井の話】「(※ノドのあたりを押さえ、ときどき苦しそうに咳き込みながら)東郷、やっと俺の前に来たな。遅せぇんだよ! でも、もういい。大阪で俺に手ぇ出したな。俺にケンカ売ったってことでいいんだよな? それから、お前そろそろ、本当のディック東郷の姿を、新日本の連中、新日本のファンに、見せたらどうだ? お前いままで、いくつのユニットを作り上げてきた? そのユニットのリーダーとして、いくつの団体、暴れ回ってきた? あぁ!? そんなヤツが新日本に来て、チマチマチマチマしてんじゃねぇぞ、あぁ!? 東郷、本当のテメェの姿、さらけ出してみろ。オメェがやらねぇつってもなぁ、俺がやってやるよ。なぁ、“大将"」

【裕二郎の話】「石井、後藤、あ〜あとYOSHI-HASHI? オイいますぐよぉ、いますぐその3本のベルト、よこせコノヤロー!」

【試合後のEVIL&東郷】
▼EVIL「(※持参したイスに座って)オイ東郷、石井に何か言ってやれよ」

▼東郷「オイ石井! テメェなに熱くなってんだよ! テメェと俺じゃ、格が違うんだよ!」

▼EVIL「いいかオイ、アイツらの永遠なんてなぁ、一瞬で砕いてやるよ。あのベルトは、俺らのもんだ。よく覚えとけ!」

▼東郷「(※控室への去り際に)格が違うんだよオラ!」