6/15【全日本】世界タッグV4戦へ「楽勝」宣言の宮原に土肥が要求 「負けたら二度と最高名乗るな」
6・26大田区大会で世界タッグ選手権試合を行う王者・宮原健斗&青柳優馬、土肥こうじ&羆嵐が15日、東京・湯島の事務所で会見。「楽勝」を宣言した宮原に土肥は「この試合に負けたら最高を一生名乗んないでほしいね」との要求を突きつけた。
6・9後楽園大会で宮原&青柳が石川修司&佐藤耕平のツインタワーズを苦闘の末に退け、世界タッグ王座3度目の防衛に成功。試合後、襲撃してきた土肥羆が挑戦を表明し、ビッグマッチ大田区でのV4戦が決まった。
この日、羆嵐が会見を欠席。大森北斗が代理で出席し、羆嵐から託されたコメントを代読した。すると青柳は勘違いなのか願望なのかは定かでないが、挑戦者チームを「土肥&北斗組」、「羆嵐&北斗組」と決めつけるばかり。北斗に「俺じゃないんだよ。わかるだろ? 話の流れで。相方はわかってる。お前だけがチンプンカンプンなこと言ってんだ」とあきれられてしまったものの、「セコンドとか悪いこととか、いろいろやってくれて構わないんで。それぐらいやってくれないと釣り合わないと僕も思いますので、いろいろやってもらいたい」と強気に反則上等の構えを見せた。
一方、宮原は「客観的に見て、この二人、宮原健斗に対抗できるんですかね? 大丈夫かなっていう心配が僕あるんですよ。宮原健斗に釣り合いますか? どうですかね? 大丈夫ですかね?」と疑問符を連発して土肥羆との差を強調。「大田区という大舞台で宮原健斗の最高さについてこれるか僕は心配なんで、ここは申し訳ないけど、楽勝で防衛させてもらいますよ」と余裕たっぷりに豪語してみせた。
すると土肥は「この宮原健斗と青柳優馬、この前の全日本の防衛戦の時も言ったけど、タッグチームとして全然見れないから俺らは。タッグマッチというのを全然わかってない」と王者組をバッサリ。「俺は宮原健斗と青柳優馬のな、弱点をな、3つずつ見つけてるぞ」と自信をみせると、「土肥羆っていうのは最低で最高のタッグチームなんだよ。何か引っかかるだろ? 名乗ってんだろ? 最高って。自分の長所しか見えてない、このレスラー。俺はね、この試合に負けたら最高を一生名乗んないでほしいね、宮原健斗には。どうよ? こう(下に)見てんだから受けてくれるだろ」と要求。交換条件として負けたら羆嵐がモヒカンを刈ることを提示した。
宮原は「俺の最高とお前のパートナーの髪の毛と一緒にすんな」と拒んだものの、青柳が「最高でも何でもかけてやるよ、このヤロー」と勝手に受諾してしまった。すると土肥は北斗とともに宮原&青柳を襲撃。テーブルや壁に何度も叩きつけるなど痛めつけてから会見場を去っていった。
4月のチャンピオン・カーニバル開幕前に宮原は“エース返上"を宣言。仮に大田区決戦で負けることがあれば、世界タッグとともに“最高男"の称号も失うことになりかねない。余裕を漂わせていた宮原だが、負ければ全てを失う危機的状況に追い込まれてしまった。
☆6/26(土)東京・大田区総合体育館『2021 Champions Night〜三冠統一の地から 50周年への飛翔〜』16:00開始
▼世界タッグ選手権試合
[挑戦者]
羆嵐
土肥こうじ
vs
青柳優馬
宮原健斗
[第88代王者]
※宮原&青柳4度目の防衛戦
【会見の模様】
▼北斗「まぁね、羆嵐さんから、僕がね、コメントを預かってるんで、代わりに僕が読ませていただきますよ」
▼羆嵐のコメント(北斗代読)「オイ、俺が、羆嵐だ。三冠統一の地、大田区総合体育館という最高の舞台で俺たちTOTAL ECLIPSEの土肥こうじ&羆嵐、土肥羆がカッコいいとこを魅せて、世界タッグのベルトをいただいちゃいます。ごっちゃーんし」
▼土肥「おい、お前、無茶苦茶、普通なコメントじゃねぇか。お前は羆嵐なのか?」
▼北斗「僕は羆嵐じゃないんですけど…」
▼土肥「今、聞いてたらちょっと羆嵐かなと思ったな。最初、羆嵐じゃねぇのかなと思ったんだけど、今よーくみたら羆嵐じゃないな」
▼北斗「7割羆嵐です」
▼土肥「ただ、羆嵐のコメント。無茶苦茶、普通じゃねぇか」
▼北斗「めちゃくちゃ普通なコメントが送られてきたので、そのまま読んでるだけなんで。すいません」
▼土肥「マジかよ」
▼北斗「あなたの相方ですよ」
▼土肥「どうなってんだよ。まぁ羆嵐のバカヤローがいませんけど、羆嵐風な人間が今いますが、この土肥こうじ&羆嵐、土肥羆っていうのはね、もともと東京スポーツ社認定の最優秀タッグを獲ろうと誓って組んだタッグなんですけど、全日本プロレスに行きついて、また再始動ということでね。しっかりとこの世界タッグ王座獲りますよ。ベルトを獲ることしか俺ら考えてないから。この宮原健斗と青柳優馬、この前の全日本の防衛戦の時も言ったけど、タッグチームとして全然見れないから俺らは。タッグマッチというのを全然わかってない。俺ら土肥羆がタッグマッチをしっかりと見せてやるよ。最低で最高なタッグチーム、土肥羆が世界タッグ獲るぞ」
▼青柳「あの、大森北斗が挑戦者ってことでいいんですよね?」
▼北斗「違う、違う、違う、違う。聞いてないのか、お前?」
▼青柳「違うの?」
▼北斗「話を聞けよ」
▼土肥「言ってんだろ。羆嵐のように見えて羆嵐に見えるかもしれない羆嵐だよ」
▼青柳「よくわかんないから、大森北斗が挑戦者ってことでいいんですよね?」
▼北斗「違うよ。そこだけが違う」
▼青柳「違うの? おかしいな。前回の防衛戦終わった後も頭フラフラで、気づいたら大森北斗が二人やってきて僕ら襲われた記憶しかないもん」
▼北斗「何で全員俺になってんだよ?」
▼青柳「大森北斗が挑戦者だって僕思ってますけど」
▼北斗「違うよ、そこだけが違うんだよ。いい加減にしろ」
▼青柳「違うの? とりあえず大森北斗が挑戦者ってことなんですよね。よろしくお願いします。頑張ります」
▼北斗「おい、話を聞け」
▼宮原「土肥こうじ、羆嵐、6月26日大田区でこの最高の男・宮原健斗の相手にふさわしいのか、ふさわしくないのか、それはファンの人が決めればいいかなと思うんですけど、僕は客観的に見て、この二人、宮原健斗に対抗できるんですかね? 大丈夫かなっていう心配が僕あるんですよ。宮原健斗に釣り合いますか? どうですかね? 大丈夫ですかね? 大田区という大舞台で宮原健斗の最高さについてこれるか僕は心配なんで、ここは申し訳ないけど、楽勝で防衛させてもらいますよ。大田区大会、全日本プロレスが帰ってくる。そちらが大事なんで。彼らがふさわしいか、ふさわしくないかはプロレスファンの人に聞きたいですけどね、逆にね。僕は客観的に見たら余裕かなって感じしますよね。宮原健斗に(両手を広げて)こんな差があるよ。大丈夫? 心配だけどね。余裕です」
――青柳選手は挑戦者チームが土肥&羆嵐組であることを認識できている?
▼青柳「土肥&北斗組」
▼北斗「何回やんだよ、お前それ。相方は理解してんだよ」
▼青柳「羆嵐&北斗組」
▼北斗「違う、違う、違う。お前だけだよ、チンプンカンプンなこと言ってんの」
▼青柳「6月9日に大森北斗が二人やってきて襲われた気がするんですけど、気のせいだったんですかね」
▼北斗「俺じゃないんだよ。わかるだろ? 話の流れで。相方はわかってる。お前だけがチンプンカンプンなこと言ってんだ」
▼青柳「でも会見にいるじゃん」
▼北斗「代理だって代理。紙預かってきてんだ。代わりに読んで、わかるでしょ?」
▼青柳「ということは挑戦者ってことでいいでしょ、もう」
▼北斗「違う、違う、違う。何でそうなるかな」
▼青柳「いいよ、挑戦者で。めんどくさいから。もう、いいよ」
▼北斗「そうじゃないんだって。何言ってんのかな」
▼青柳「でも、どちらにせよ、さっき大将が言った通り、変な話、決まった時点で4度目の防衛決定しましたって感じなんで。挑戦者チーム、大森北斗君には盛大に頑張ってもらいたいなと。セコンドとか悪いこととか、いろいろやってくれて構わないんで。それぐらいやってくれないと釣り合わないと僕も思いますので、いろいろやってもらいたいなと。ただし、この試合を裁くレフェリーが許すかどうか僕は知りませんけどね」
――世界タッグへの思いはある?
▼土肥「ベルトに対する思いっていうかね。今のチャンピオンチームのコメント聞いてたらね、全日本プロレスの世界タッグ王座にアグラかいてる感じがすんだよね。凄ぇ腹立つな。俺は宮原健斗と青柳優馬のな、弱点をな、3つずつ見つけてるぞ。聞きてぇか?」
▼北斗「ここで教えてもらえるんですか?」
▼土肥「言わねぇバカ」
▼北斗「そうですよね」
▼青柳「教えてくれよ」
▼土肥「おめぇは早くMRI検査受けてこいバカヤローおめぇ」
▼北斗「お前だけチンプンカンプンだ」
▼土肥「俺からの提案じゃねぇけどさ、土肥羆っていうのは最低で最高のタッグチームなんだよ。何か引っかかるだろ? 名乗ってんだろ? 最高って。自分の長所しか見えてない、このレスラー。俺はね、この試合に負けたら最高を一生名乗んないでほしいね、宮原健斗には。どうよ? こう(下に)見てんだから受けてくれるだろ」
▼宮原「だいたいお前な、俺の横に並べるだけありがたいと思えよ。何だお前? その後ろ。ペラペラペラペラしゃべりやがって」
▼北斗「代理だよ、代理」
▼青柳「チャレンジャーです」
▼北斗「チャレンジャーじゃねぇよ」
▼宮原「だいたい誰だよ? あいさつしろよ、その前にお前みたいなもんは。誰も知らないよ、お前のこと。誰だ、あいつは?」
▼青柳「次の挑戦者の大森北斗です」
▼北斗「まだ言ってんのか、お前は?」
▼宮原「なぁ、お前ら。俺の横に並んでチャレンジャーとしてこの大田区という舞台でな、対戦できることを誇りに思えよ。楽勝だ、こんな戦いは」
▼土肥「話が進んでねぇだろ。最高を名乗るのか名乗んねぇのか、それ聞いてんだよ。こっちはな、羆嵐のモヒカン、髪かけてやるよ、お前このヤロー」
▼宮原「お前な、俺の最高とお前のパートナーの髪の毛と一緒にすんな」
▼土肥「バカヤロー。あんだけ逆立ってる髪の毛貴重なんだよ」
▼宮原「逆立ってようが逆立ってなかろうが関係ねぇだろ、そんなもん」
▼青柳「それはどうでもいいですけど、とりあえずさ、さっき言った弱点教えてよ」
▼土肥「しつけぇな、お前。MRI検査受けてこいコラ」
▼青柳「MRI検査の前に弱点教えろこのヤロー」
▼土肥「最高かけるでいいんだな?」
▼青柳「最高でも何でもかけてやるよ、このヤロー」
▼土肥「第一、格じゃねぇとか言いやがってこのヤロー。お前、全日本プロレスにアグラかいてんじゃねぇぞ、このヤロー(と立ち上がる)」
▼宮原「会見中だ。座れこのヤロー」
※土肥が挑発すると宮原も立ち上がってにらみ合うと土肥が宮原、北斗が青柳を襲撃し、テーブルや壁に叩きつける。二人を押さえつけると
▼土肥「こいつらなんか、(変顔になって)こーんなしてやるからな。まぁ、もともとこんな顔だけどな。行くぞ、北斗」
※土肥と北斗は去る
▼青柳「俺のオーダースーツが! もう最悪…。どうしてくれるんだよ? 俺のオーダースーツ。意外と高かったんだぞ。まぁいい。6月26日、やってやりましょう。ねぇ、最高かけてくださいよ。もういきましょう。帰っちゃったんで。それとも、せっかくスーツなんで写真撮影だけしときます」
▼宮原「いいだろ、この状況で!」
▼青柳「いいですか(苦笑)。すいません。ありがとうございました」
▼奥田リングアナ「(取材陣に)今聞いておきたいことありますか?」
▼宮原「今聞けるわけねぇだろ!」
▼青柳「しっかり防衛するぞ」