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7/4【スターダム】コズエン対決制して白川がフューチャー王座戴冠 ウナギは即リマッチ&朱里戦アピール

『YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Summer』神奈川・横浜武道館(2021年7月4日)
フューチャー・オブ・スターダム王座争奪トーナメント決勝戦 ○白川未奈vsウナギ・サヤカ×

 COSMIC ANGELS対決を制した白川がフューチャー王座戴冠。「たくさん防衛戦しまくって、このフューチャーのベルトの価値を守って守って上げていきたい」と宣言した。敗れたウナギは即リマッチとSMA王者・朱里への挑戦をアピールした。

 第4代王者・飯田沙耶の返上に伴い、5・14後楽園大会から開催されてきたフューチャー王座決定トーナメントがこの日、決勝戦=第5代王者決定戦を迎えた。7名が出場したトーナメントを勝ち上がってきたのは白川とウナギ。COSMIC ANGELS対決でフューチャー王座が争われた。

 序盤から激しいエルボー合戦で気持ちをぶつけ合った2人。打撃戦でペースを握ったウナギは、白川を場外に叩き落とすと、スライディングキックで追い討ち。ボディスラムやキャメルクラッチなどで腰を集中的に攻め立てた。

 だが、白川は「ふざけんな!」と叫んで反撃開始。ロメロスペシャルで手拍子を巻き起こすと、三角絞めに捕獲するウナギが反撃に転じても、白川はコルバタで飛びついての河津落としで譲らない。コーナーに上がった白川を強引にねじ伏せたウナギは大ふへん固め(変型ゴリースペシャル)に捕らえたものの、白川はランニングネックブリーカードロップやローリングエルボーでやり返し、2人はリング上で倒れ込んだ。

 死力を振り絞って立ち上がった両者はエルボー合戦で火花。白川は不意を突く浴びせ蹴りで場内を沸かすが、ウナギもカウンターのスパインバスター、ギロチンドロップで引かない。残り時間は3分を切ると、ウナギはフットスタンプ、フロッグスプラッシュを立て続けに投下。大儀であった(変型MADE IN JAPAN)をしつこく狙う。粘る白川は空中胴締め落としやローリング袈裟斬りチョップで抵抗。時間切れが近づく中、勝負所を逃さず、ロープに足をかけてのDDTから得意のインプラントDDTにつなげて、残り時間17秒で勝利をもぎ取った。

 ベルトを手にし、「未来を掴んだぞ!」と涙ながらに勝利の喜びを爆発させた白川。フューチャー王座は20歳以下、もしくはキャリア2年未満限定のタイトル。今回のトーナメントでは返上した飯田の希望により、キャリア3年未満に条件が変更となった。このため白川が保持できる期間は残り32日しか残されていないが、それを前向きに捉え、「32日でやりたいことが3つあるんです。1つ、今言っていいかな? 私は32日間、たくさん防衛戦しまくって、このフューチャーのベルトの価値を守って守って上げていきたいと思います」と高らかに宣言した。

 そんな白川の言葉を聞いたウナギは「おめでとう…。いや、でもこんなギリギリで負けて、めっちゃ悔しいので、いっぱい防衛戦したいんだよね? じゃあさ、その最初の防衛戦の相手、ウナにしてよ」と早くも挑戦表明。さらに、シンデレラトーナメントで下したSWA王者・朱里の名前も挙げ、「もっともっと強いヤツと戦わせてくれ。SWAに挑戦したい。無謀だって言われてもいい。私は傾奇者だからね」とSWA王座への挑戦もアピールした。

 白川は「いっぱいいっぱい防衛したいから、このベルトの初防衛戦、ウナギ相手にしてやりますよ」と同意。さらに、「今ここでまったく関係ないけど、SWA獲ってきてよ。そうしたら、私がその初防衛戦の相手やってやるよ」とゲキを飛ばす。

 最後に白川は「チャンピオンはいつ何時でも挑戦者の挑戦を受けます。私は“今を生きる"という言葉をすごく大事にしています。今も未来の一部だと思っています。今を一生懸命全力で生きて、最高の未来を作っていきたいと思います。過去も現在も未来も全部デリシャス!」と締め、改めて王者として所信表明した。

【試合後の白川】
▼白川「ベルトと未来を掴むことができました。本当にこの試合を迎えるにあたって、ウナギとは本当に前団体から一緒にやってきて。その時は本当に私が前団体でプロレスを始めた時は練習生で、頑張ってるなって見てるぐらいの、本当にそういう後輩だったんですけど、スターダムに来てから、ウナギがシンデレラに残っていたこともそうだし、すごい勢いがあるなって、見てて正直に悔しいなって思ってました。悔しいと思っていること、悔しいという感情をあんまり言葉に出すのが苦手な性格で。でも、今回その感情に向き合ってよかったなと思いました。だから、このフューチャーのベルトを獲れたのかなって思ったし、本当に改めてウナギありがとう、出会ってくれてありがとうって思いました」

――32日間と言っていたが…

▼白川「8月5日ですね、数えたら。デビュー3年までなので」

――それまでにたくさん防衛戦をやっていきたいと?

▼白川「そうですね。できる限りいろんな…まあ、5★STARとかもあるけど、できるだけやりたいんですけど、ウナギが挑戦したいって言ってきたので、ウナギ相手に初防衛をキッチリして、まだまだ私が先に行くよっていうのを次もきちんと勝って、その姿を見せたいなと思います」

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