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7/22【全日本】諏訪魔が青木さんに捧ぐ豪快勝利 “初参戦”タニーも奮戦で存在感

『2021 SUMMER ACTION SERIES』最終戦 東京・後楽園ホール(2021年7月22日)
青木篤志メモリアル6人タッグマッチ ○諏訪魔&佐藤光留&キング・タニーvs青柳優馬&和田拓也&SUSHI×

 諏訪魔が亡き盟友・青木篤志さんに捧げる豪快勝利。青木さんの同期キング・タニーも奮闘ぶりで“初参戦"となった全日本のリングで存在感をみせた。

 2019年6月3日、青木さんが41歳の若さで亡くなってから三回忌を数えた。この日は「青木篤志メモリアル6人タッグマッチ」が組まれ、Evolutionの盟友・諏訪魔&光留と、青木さんの同期・タニーがトリオを結成し、青柳&和田&SUSHIと激突。全力ファイトを天国の青木さんに捧げた。

 青木さんの遺影を手に入場した諏訪魔。戦前こそタニーに「谷口周平で来い」と要求していたが、ファンキーに入場してきたタニーの姿に「面白いな」と歓迎を意思表示した。呼応するようにタニーは青柳相手のタックル合戦に競り勝ち、拳を突き上げてポーズ。ボディスラムで相手チーム3人をちぎっては投げの大立ち回りをみせ、ファンキーにダンスを披露した。

 終盤には諏訪魔、光留、タニーが3人同時に「投げるぞオイッ!」とパワーボムの構えに入ったものの未遂に。そのまま諏訪魔が集中砲火を浴びたが、SUSHIが狙った青木さんばりのアサルトポイントを食い止めると、カウンターの左ラリアットで鎮圧。光留がジャンピングハイキック、タニーがチョークスラムで援護射撃すると、最後は諏訪魔がラリアットからのバックドロップで3カウントを奪った。

 諏訪魔が青木さんに捧げる豪快勝利。試合後は青木さんのテーマ曲が流れる中、遺影を手に和田京平レフェリーを含む全員で集合写真に納まった。「青木のために6人集まってさ。みんなで年に1回、青木のことをしっかり思う。そういう仲間が集まって、お客さんの集まってくれて。やっぱしいいことだと思うし、永遠に青木篤志は語り継がなきゃいけないなと思います」と改めて盟友への思いを強くした諏訪魔。タニーをみやりながら「なんか変わったよね。もうビックリしたよ、俺。面白かったなぁ」と称え、「よかった。また集まろう」と呼びかけると、タニーも「またよろしく」と呼応していた。

【試合後の諏訪魔&光留&タニー】
▼諏訪魔「青木のために6人集まってさ。みんなで年に1回、青木のことをしっかり思う。そういう仲間が集まって、お客さんの集まってくれて。やっぱしいいことだと思うし、永遠に青木篤志は語り継がなきゃいけないなと思います。今日はありがとうございました」

▼光留「今日なんかちゃんとしてんな。暴走しろよ。その写真で俺を殴れよ。いつもの諏訪魔でいてくれよ」

▼諏訪魔「さすがにまずいだろう、これでぶん殴ったら」

▼光留「喜ぶよ、この人(青木さん)も。『諏訪魔さんはやっぱ暴走してないと』って、いっつもニヤニヤしながら言ってたじゃん?」

▼諏訪魔「そうだね」

▼光留「控え室で生き生きしすぎなんだから。まあでも、諏訪魔さんは1年に1回って言ったけど、でも根本的には1日も忘れてことないです、我々は。こういう機会があるからありがたいなと思いますけど、でも1日たりとも青木篤志が全日本プロレスに今いないことを、それを違和感だと思ったことはないですよ。やっぱいないのおかしいもん。ただ、青木篤志が繋いでくれた縁で、今日はキング・タニーが来てくれたんで。どう呼んでいいかわからないですよ。だって、『タニーさん』って言うのもおかしいし」

▼タニー「いやもうタニーで」

▼光留「じゃあ、タニーだ」

▼タニー「お願いします」

▼光留「あとは腰が低いですからね。礼儀正しい」

▼諏訪魔「いや、なんか変わったよね。もうビックリしたよ、俺」

▼タニー「今はすごい突っ込まれてると思うけど、一生突っ込むことを休ませないから」

▼光留「今日、控え室にいたら、とんでもないことになってたかもしれない。ずっとしばらくやっていると思いますよ」

▼諏訪魔「ビックリした、俺。面白かったなぁ」

▼光留「たまには遊びに来てください」

▼諏訪魔「面白かった」

▼光留「寂しがるんで」

▼諏訪魔「楽しかったね」

▼光留「どうでした? SUSHIとか初めてじゃないですか?」

▼タニー「初めてです。いや、ちょっと嫉妬を…。嫉妬はおかしいですか?」

▼光留「そうか、嫉妬か。キング・タニーを嫉妬させたら大したもんだ。今のコメントも絶対突っ込んだだろうな。また集まりましょう、みんなで」

▼諏訪魔「よかった。また集まろう」

▼タニー「またよろしく」

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