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7/22【NOAH】HAYATAがV1、8・1広島で元盟友・YO-HEY迎撃へ 日高敗戦もクビ回避

『UP TO EMOTION 2021』東京・後楽園ホール(2021年7月22日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○HAYATAvs日高郁人×

 GHCジュニアヘビー級王者・HAYATAが、ジュニア界のベテラン・日高郁人の挑戦を退けて2度目の防衛に成功。地元・広島のビッグマッチで、元相棒のYO-HEYの挑戦を受けることが決定的となった。

 “ほぼ無言"ながらノアジュニアでの存在感を増すHAYATA。2度目の防衛戦の舞台で、ジュニア界のベテラン・日高を迎え撃った。

 昨年ZERO1から独り立ちし、今年に入ってノアマットで“PERROS DEL MAL DE JAPON"に加入した日高は、ペロス軍まとめ役のNOSAWA論外から「負けたらクビ」を宣告されたなかでの挑戦。7・18富士大会ではHAYATAをベルト殴打&徹底ヒザ殺しで急襲し、「俺には失うものは何もない。なりふり構わずいく」と予告していた。

 言葉通りに、序盤からベテランらしい陽動作戦で日高が攻勢。巧みにHAYATAをおびき出してヒザ殺しに持ち込むと、ドラゴンスクリュー連発や足4の字固めで得意のショーンキャプチャーへの布石を打ちまくる。HAYATAがかく乱してきても、さらにその先を行って強烈なエプロンDDTで黙らせ、トラースキック、ミスティフリップ、アイルビーバックにニールキック…と猛攻を浴びせた。

 さらにはカウンターの野良犬ハイキックも叩き込んだ日高は、満を持してのショーンキャプチャーで絡みついたものの、読んでいたHAYATAもフェイスバスターで切り返す。鋭いトラースキック2連発で日高を打ち抜き、クロス式DDTで突き刺し、403インパクトを発射だ。なおも日高は肩を上げ、場内も手拍子でベテランを後押ししたものの、HAYATAはそれを断ち切るかのようにクロス式403インパクトで突き刺し、完璧な3カウントを奪った。

 最後はHAYATAが貫禄の初防衛。すかさずマイクを握ったのは、日高のセコンドに就いていたYO-HEYだった。「おい、HAYATA。お前、次の広島大会でデビュー15周年らしいな。おめでとう。その記念すべき広島大会を最悪のものにしてやる。次の挑戦者はこの俺や」と宣戦布告し、HAYATAもベルトを掲げて受けて立つ構えをみせた。

 HAYATAは広島出身。YO-HEYとともに広島を中心とした団体『ダブプロレス』に所属していたこともあった。ノアでもタッグチーム『金髪夫婦』を結成して2度に渡ってGHCジュニアタッグ王座を獲得。現在はHAYATA(STINGER)、YO-HEY(PERROS DEL MAL DE JAPON)と敵対関係にあるものの、両者ゆかりの広島の大舞台で相まみえることになる。

 一方、日高に“負ければクビ"を宣告していたはずの論外は「まあ、まだやっていこうぜ。クビなんて誰が言ったんだよ。知らねえよ、そんな話」とすっとぼけながら敗戦を不問に。改めて実力者ぶりを示した日高はPERROS DEL MAL DE JAPONに“残留"することになった。

【試合後の日高、論外】
※論外と鼓太郎が肩を貸して、日高をコメントスペースに連れてくると

▼論外「負けたら…」

▼日高「俺もクビか…」

▼論外「(日高の肩を叩いて)まあ、まだやっていこうぜ。クビなんて誰が言ったんだよ。知らねえよ、そんな話。クビなのか?」

▼日高「いいや、クビじゃねぇ」

※HAYATAはノーコメント

【YO-HEYの話】「まあ、そうね。うーん、あれはあいつも挑戦者として、おいらを迎えてくれたってことでええよね? まあまあ、決まったんやったら、とことん潰すまでやし。過去を遡れば、あいつには散々ひどい目に遭わされて、おいしいところ全部持っていかれ、いろんな恨みが…何年も何年もいろんな恨みがあいつにはあるわけやから。その恨みを(ぶつける)。あいつのデビュー15周年、メチャクチャ記念すべき大切な試合を、このおいらがメッチャクチャにして、あいつからベルトを奪って、俺が新しいノアジュニアを築き上げていくよ。それだけや」

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