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7/23【NOAH】“X"稲葉が5ヶ月ぶり復活もごう沈 メンバー補強の拳王が金剛興行へ咆哮締め

『UP TO EMOTION 2021』東京・後楽園ホール(2021年7月23日)
○征矢学&拳王&中嶋勝彦vsマサ北宮&清宮海斗&稲葉大樹×

 正規軍の“X"として5ヶ月ぶりに稲葉が復活したものの、征矢の餅つきパワーボムを食らってごう沈。今大会で新メンバー・亜烈破が加わり、7・28金剛興行に弾みをつけた拳王は「今日から金剛の新たな始まりだ」と咆哮した。

 後楽園2連戦の大トリで組まれた正規軍と金剛の6人タッグマッチ。注目は正規軍のXだったが、リングに現れたのは、しばらく姿を消していた稲葉だった。

 5ヶ月ぶりにノアマットに現れた稲葉は新テーマ曲に乗って入場。以前とは違ってガウンは羽織らず、真新しいロングタイツ姿で、体も一回り大きくなっていた。のっけから先発すると、豪快なショルダータックルで拳王を吹き飛ばして、パワーアップした姿を印象づけた。久々の実戦となったが、気後れなど皆無で、アグレッシブに試合を展開。串刺しサマーソルトアタックやフライングショルダーで金剛を単身ナデ斬りにし、プランチャも敢行して、雄叫びを上げた。

 復帰戦での勝利を目指す稲葉を北宮や清宮も援護。征矢を追い込んだ稲葉は「決めるぞ!」と叫んで、必殺のDDDを仕掛ける。が、未遂に終わって勝機を逃すと、征矢が先輩の意地を発揮。最後はデスバレーボムからの餅つきパワーボムを食らって稲葉はごう沈した。

 5ヶ月ぶりの復帰戦で敗北を喫した稲葉だったが、落ち込んだ様子は見せず、「正規軍としてどんどん上にまた行きます」と北宮や清宮と共闘して再浮上を目指す構え。「この試合に出てなかった期間はただの休みじゃない。自分の中にいろいろ変化を出してきたんで。それをどんどん出していって、今は下かもしれないけど、また追いついて、追い越しますんで、お願いします」と姿勢は前向きで、以前から組むことの多い清宮を目標に掲げた。

 一方、勝利した金剛も稲葉と同じく再スタートを宣言した。今大会ではジュニアの新メンバーとして、亜烈破が加入。メインで正規軍を下し、7・28金剛興行に向けて勢いをつけた。前日に北宮&清宮が若手道場軍として殴りこみを予告しているだけに、金剛興行は今日に続いて正規軍との全面戦争が予想されるが、拳王は「今日から金剛の新たな始まりだ。来週、金剛興行。俺たちの新しい強い信念を観に来い。来週7月28日、金剛興行、俺たちが新たな強い信念をお披露目する」と力強く宣言。正規軍返り討ちに自信を見せた。

【試合後の拳王&征矢】
▼拳王「本日、金剛に新たなメンバーが入ったぞ。新しいメンバーの名前はな、亜烈破だ。おい、いいか。金剛、これからさらにプロレスリング・ノアに強い信念を見せつけてやるからな。おい、いいか。今日から金剛の新たなスタートだ」

▼征矢「OK! 金剛、ここから突っ走っていくぞ。止まってなんていられねえんだよ。頂点目指すぞ。それだけだ。ただそれだけだ!」

【試合の清宮&稲葉】
▼稲葉「正規軍として清宮さんと今日はやってもらった。マサ北宮さんと一緒に、正規軍としてどんどん上にまた行きます。この試合に出てなかった期間はただの休みじゃない。自分の中にいろいろ変化を出してきたんで。それをどんどん出していって、今は下かもしれないけど、また追いついて、追い越しますんで、お願いします」

▼清宮「いや、稲葉さんが帰ってきて本当に嬉しいです。稲葉さん、俺はあの時の気持ちと何も変わってないですから。変わってないので、やっていきましょう」

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