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7/30【新日本】EVILが場外葬で屈辱敗戦 鷹木が前言撤回「ドームの借りはドームで返してやる」

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年7月30日)
○BUSHI&鷹木信悟&内藤哲也&SANADAvs高橋裕二郎&石森太二&エル・ファンタズモ&EVIL×

 最後まで生き残ったEVILだったが、場外の鷹木に目を奪われたスキを突かれ、BUSHIにオーバー・ザ・トップロープに追い込まれて屈辱敗戦。まんまと勝利を呼び込んだ鷹木は前言を撤回し、「ドームの借りはキッチリドームで返してやろうじゃねえか。今度は俺がお前に大恥かかせてやるよ」と改めて9・5メットライフドームでのEVIL迎撃をぶち上げた。

 7・25東京ドーム大会で棚橋を撃破し、最高の形で興行を締めくくった鷹木だったが、直後にEVIL&東郷に闇討ちKOされた。9・5メットライフドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて対戦することが決定すると、7・27後楽園大会での前哨戦第1ラウンドではEVILの金的攻撃を受けてしまい、試合もパートナーのBUSHIが敗戦。屈辱的な展開が続き、「西武ドームの前に潰してやる」と宣言していた。

 今宵はイリミネーションマッチで2人が激突。先発して向かい合う。セコンドのディック東郷がいきなり場外から足をすくって介入するが、鷹木は気にせずEVILをショルダータックルで吹き飛ばした。一旦、控えに回ったEVILだったが、混戦に乗じて場外で鷹木を襲撃。本部席に腰から叩きつけると、マイクケーブルで首を絞め上げた。当然のように東郷も加勢する。

 フラストレーションを溜めるばかりの鷹木だったが、ようやくタッチをもらってリングに入ると大暴れ。相手チームを両腕ラリアットなどでナデ斬りにした。EVILに気を取られたところで裕二郎に攻め込まれたものの、左ラリアットで黙らせると、ダイビングエルボードロップを狙ってコーナーに。しかし、場外の東郷に注意を向けた場面を襲われ、エプロンに突き落とされてしまう。それでもエプロンでのデスバレーボムで裕二郎を脱落させたが、東郷に場外から足を掴まれて自由を奪われると、EVILのショルダータックルを浴びて無念のオーバー・ザ・トップロープとなった。

 その後、次々と選手が脱落となり、リング上はEVILと内藤&BUSHIの3人に。EVILにとっては数的不利の状況となったが、内藤がエプロンからリングに戻ろうとしたところで、ロープを蹴り上げ、急所攻撃を誘発。苦しむ内藤を場外に蹴落としにかかる。内藤は両足のつま先をサードロープに引っかけて抵抗したものの、東郷に加勢させてオーバー・ザ・トップロープに追い込んだ。

 残るはBUSHIのみとなったが、必死に抵抗し、コードブレイカーで勝機をたぐり寄せる。しかし、東郷がエプロンに上がってレフェリーのカウントを妨害。すかさずEVILはBUSHIを金的攻撃の餌食にし、勝利を確信して不敵な笑みを浮かべた。だが、ここで鷹木が機転を利かし、場外で東郷を抱え上げてぶん投げようと試みる。その動きにEVILが一瞬目を奪われたところで、BUSHIが背後から奇襲。EVILを場外に投げ捨ててオーバー・ザ・トップロープに追い込み、ロス・インゴ軍が1人残りで接戦を制した。

 自らアシストして勝利を呼び込んだ鷹木はしてやったり。まさかの敗北に頭を抱えるEVIL&東郷に対し、「おい、EVIL、ざまあみろ! 東郷、テメエもだ。いつも舐めた真似しやがって」と言い放つと、「当初はメットライフドームの前に潰してやるって言ったけどな、気が変わったよ。ドームの借りはキッチリドームで返してやろうじゃねえか。9・5メットライフドーム、今度は俺がお前に大恥かかせてやるよ」と前言撤回し、改めて報復を予告した。

 「いやあ、最後はスッキリしたなあ。客もフラストレーション溜まってんだよ、俺と同じように」とバックステージでも満足げだった鷹木だが、「なあ、EVIL。相変わらず俺はお前が何をやりたいのか、なぜこのベルトが欲しいのか、伝わってこねえぞ」とEVILには不満ばかりが募っている様子。「俺が持ってると価値がない? おいおいおいおい! じゃあ、お前はどれだけ価値のあるレスラーなんだ? オカダ、棚橋と続いたこのIWGP世界戦。次はお前だぞ。お前はオカダ、棚橋と同等、いや、それ以上に価値ある戦いができるのか?」と問いかけた。

 そのうえで、「心配すんなよ。オイ、俺に任せとけよ。9・5メットライフドーム、お前にプロレスってものを教えてやるよ。そうしたらなあ、改心したら、また黒パンツ穿いてヤングライオンからやり直せ」と豪語した鷹木。タイトルマッチで予告通りに大恥をかかせ、暗黒の王を改心させることができるのか。

【鷹木の話】「いやあ、最後はスッキリしたなあ。客もフラストレーション溜まってんだよ、俺と同じように。BUSHIはさすがだな。やるときはやる男だよ。もちろん俺もやるときはやる男だ。なあ、EVIL、あいかわらず俺はお前が何をやりたいのか、なぜこのベルトが欲しいのか、伝わってこねぇぞ。俺が持ってると価値がない? オイオイオイオイ! じゃあ、お前はどれだけ価値のあるレスラーなんだ? オカダ、棚橋と続いたこのIWGP世界戦。次はお前だぞ。お前はオカダ、棚橋と同等、いやそれ以上に価値のある闘いができるのか? EVIL。もしかしたらお前、すでにプレッシャーでガチガチなんじゃねぇのか? 心配すんなよ。オイ、俺に任せとけよ。9・5メットライフドーム、お前にプロレスってものを教えてやるよ。そうしたらなあ、改心したら、また黒パンツ穿いて、ヤングライオンからやり直せ」


【BUSHIの話】「残念だったな、EVIL。勝ったのは俺たちだ。いや、最後に残って勝ったのは俺だ。ヒロムが復帰宣言した以上、俺にも新しい可能性が見えてきたよ。でも、このままじゃダメだ。今のままではダメなのはわかっている。だからこそ今できる現状を探して、見つけて、答えを出してやるよ」

※内藤&SANADAはノーコメント

※EVIL&裕二郎&石森&ファンタズモはノーコメント

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