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8/6【NOAH】N-1初出場・武藤が「金メダル」宣言 貫禄旗揚げ記念2連戦締め

『LEC クリンぱっ! presents DEPARTURE 2021 day2』東京・後楽園ホール(2021年8月6日)
○武藤敬司&丸藤正道&船木誠勝vs拳王&中嶋勝彦&征矢学×

 約12年ぶりとなるリーグ戦出場が決まった武藤が、鮮やかにノア旗揚げ記念2連戦締め。東京五輪期間中だけに、初出場のN-1制覇へ「金メダル」宣言を放った。

 今年前半にはGHCヘビー級王座を巻いてノア入団も果たした武藤。かねてからノア年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY』出場も視野に入れていたが、この日正式にエントリーが発表され、2009年の全日本チャンピオン・カーニバル以来、約12年ぶりのリーグ戦出場が決まった。

 試合では旗揚げ2連戦の“大トリ"に据えられた6人タッグマッチに出場。丸藤、船木とのM's allianceトリオで、拳王&中嶋&征矢の金剛トリオと激突した。中盤過ぎには拳王&中嶋に前後から蹴りまくられ、征矢の強烈ラリアットも被弾したものの、3カウントは許さず。逆に征矢の動きを止めるや、船木の掌打→丸藤の虎王のアシストを得て、最後はシャイニング・ウィザードで仕留めてみせた。

 旗揚げ記念の2連戦を締めくくって、N-1制覇へ弾み。「このベルトは落としたけどね。まだ夢の続きを追いかけているからね。そんな中で、ある意味、俺にしてみたら、GHCのチャンピオンシップよりN-1というのは、集中力が続かなかったりするんだよ。チャンピオンシップより難しさがある中で、今の俺にとって最高のチャレンジというか」と話した武藤は「気分はプロレスの東京オリンピックだよな、俺からしてみたら。そこでゴールドメダルを獲りたいと思っております」と“金メダル"宣言を放った。

 Aブロックにエントリー。9・12後楽園大会の初戦から杉浦貴とのシングル初対決に臨む。「もしかしたら、上がれるか上がれないかを左右するところだね」と“いきなり山場"を自認しつつも「まあ、コンディションさえしっかりしてればね、自信ありますよ」と貫禄を漂わせた。

 GHCヘビー級王者・丸藤が宣言通りに不出場となったことには、思わず「ずる!」と漏らしたものの、同じM's allianceの同年代・船木もN-1出場が決定。船木との同門決勝対決→丸藤への挑戦もしっかり見据えてみせた。

【試合後の丸藤&武藤&船木】
▼武藤「チャンピオンなんだから。今は真ん中にいなきゃ。“今"は。(丸藤を中央に座らせると)ありがとう。まず俺から言わせてもらうと、もうN-1は今日発表した?」

▼丸藤「発表しました」

▼武藤「俺も立候補して」

▼丸藤「船木さんも」

▼武藤「このベルトは落としたけどね。まだ夢の続きを追いかけているからね。そんな中で、ある意味、俺にしてみたら、GHCのチャンピオンシップよりN-1というのは、集中力が続かなかったりするんだよ。チャンピオンシップより難しさがある中で、今の俺にとって最高のチャレンジというか。気分はプロレスの東京オリンピックだよな、俺からしてみたら。そこでゴールドメダルを獲りたいと思っております。俺からは以上」

▼船木「これ(GHCヘビー級のベルト)に優勝したら挑戦ですか?」

▼丸藤「はい」

▼船木「じゃあ、やらなきゃいけないんですね、優勝したら」

▼丸藤「そういうことになります」

▼武藤「リーグで当たる可能性だってあるよね?」

▼船木「リーグ戦出ないですよね?」

▼武藤「ずる! 出ないの? まあ、いいや。今日いっぱい働いたから。どうせN-1ってのはシングルだからな」

▼丸藤「もう本当に素晴らしい面子が集まっているんで。また武藤さんとやることになるのか? はたまた船木さんとやることになるのか? 他の人間とやることになるのか? まあ、僕が出ないことによって、僕の中で勝手に想像力が膨らんでいるんで」

▼船木「それでいいと思いますよ。チャンピオンが出て、途中で負けたら面白くないですから」

▼武藤「そうだね」

▼丸藤「船木さんがそうやって言ったから、もう絶対に出ない」

▼船木「チャンピオンはちょっと楽したほうがいいですよね」

――武藤選手は杉浦選手、清宮選手、征矢選手と同じブロックになったが?

▼武藤「もう発表されてんの?」

▼丸藤「さっきしました」

▼武藤「まあ、征矢は今日見ての通り。ただのうどの大木だよね、征矢は。清宮も知っての通り、俺の手のひらで泳いでいるよね、いつも。で、あと誰?」

――杉浦選手…

▼武藤「この辺はちょっと強敵でどうなるか。もしかしたら、上がれるか上がれないかを左右するところだね。まあ、コンディションさえしっかりしてればね、自信ありますよ」

▼船木「自分のブロックは誰ですか?」

――藤田選手と…

▼武藤「おお、いいカードだね」

▼丸藤「勝彦」

▼武藤「いいカードだね。勝彦と?」

――あと、マサ北宮選手になる

▼武藤「いいカードだね。これ、みんないいカードだね。面白いね」

▼船木「それを倒さないと、こっち(ベルト)にいけないですか?」

▼丸藤「それを倒して、さらに決勝で勝たないと。すいませんね」

▼船木「ああ、すごいな。たぶんとりあえずいけたらいきます」

▼丸藤「お待ちしてます!」

――武藤選手がシングルのリーグ戦を最後に優勝したのが2007年になる。14年間優勝してないが、14年ぶりの優勝を狙っていく?

▼武藤「やるからには優勝狙って頑張るに決まってるじゃん。さっきも言った通り、ゴールドメダル目指して頑張りますよ。まあ、今日もちょっと動いてみて、そんなに体調も悪くないし。いけるでしょう」

――そうなると、武藤選手と船木さんの対決もありえるが?

▼武藤「いいじゃないですか」

▼船木「それ、どこでやるんですか?」

▼丸藤「勝ち上がったら」

▼船木「決勝にいくと?」

▼武藤「あの蹴りは食らいたくないけどなあ。しょうがない」

▼船木「なんかいろいろ複雑ですね」

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