8/13【スターダム】コグマ粉砕でジュリアが逆襲宣言 「崖っぷちのほうが燃える」

『5★STAR GP 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月13日)
「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦 ○ジュリアvsコグマ×

　コグマを粉砕したジュリアが2勝目。これで2勝2敗のイーブンとしたジュリアは「崖っぷちに立たされたほうが、追い込まれたほうがジュリアは燃える。9・25大田区で必ず決勝に行くから」と逆襲を予告した。

　初優勝を目指して「5★STAR GP 2021」に臨んだジュリアだったが、1勝2敗と黒星が先行中。今大会ではメインの公式戦でコグマと激突した。両者は7・4横浜武道館大会でゴッデス王座を懸けて対戦。ジュリアがコグマを直接撃破して朱里と保持するタイトルを防衛したが、試合後にコグマはビンタを叩き込んで意地を見せ、遺恨を残していた。

　ボディスラム2連発、フライングメイヤー2連発でコグマの動きを止めたジュリアは、ドラゴンスリーパー、ネックブリーカードロップで首狙いにシフトする。負けじとコグマも腰を狙い撃ちにするが、ジュリアはエルボー乱射でねじ伏せた。コグマのパワフルな反撃をものともせずに、コーナー上で卍固めに捕獲する。

　うめき声を上げたコグマだったが、コーナー上のジュリアを首からトップロープに叩きつけて場外に転落させると、コーナーから決死のプランチャを敢行。リングに戻ると、スリーパーで絞めに絞める。ジュリアがバックドロップで脱出しても、コグマは投げ捨てジャーマンで引かず。顔面を蹴り上げられても、変則的なロープワークで競り合い、ガンスタン、ブレーンバスタースープレックス、ミサイルキックでジュリアを追いつめた。

　ここがチャンスと、急角度のジャーマン3連発で3カウントを迫るが、ジュリアはギリギリでキックアウト。ならばとコグマは雪崩式ジャーマンの構えに。振り払ったジュリアはエプロンに退避すると、ロープを挟んだ状態でエプロンめがけてネックブリーカードロップを強行。さらに、ロープの上からプランチャで飛翔した。

　勝機をたぐり寄せたジュリアはミサイルキックを突き刺すと、STFに捕獲する。勝負を捨てないコグマは、ビンタを叩き込み、何度も丸め込んでいくが、試合は決しない。なおも左右のビンタを乱射したものの、ジュリアはフロントハイキックで蹴り倒し、こん身のビンタでお返し。もんどり打って倒れたコグマの顔面を蹴りつけ、ファルコンアローで追撃すると、最後はノーザンライトボムで勝利した。

　試合後、握手を求めてきたコグマにまたもビンタを食らってしまったジュリアだが、2勝2敗と星勘定をイーブンとした。試合後、マイクを持ったジュリアは「ジュリアのことが好きで好きでたまらない後楽園の諸君、元気ですか? ここにいる諸君もみんな元気で何よりです。ジュリアはちょっと元気なかった。このリーグ戦2勝2敗、もう1敗もできない状況になってます」と現状を自己分析。そのうえで、「でもね、崖っぷちに立たされたほうが、追い込まれたほうがジュリアは燃える。9・25大田区で必ず決勝に行くから。このジュリアが優勝する瞬間、絶対に目を逸らすなよ」と大逆襲を予告した。

　バックステージでは「もっともっと私はシングルで活躍していきたい。必ずこのリーグ戦、私は優勝して、またシングル戦線に舞い戻ってくるから。その時を諸君は目を離さずに見ててくれ」と語り、リーグ戦の先に、シングル戦線での再浮上を見据えたジュリア。負けが許されない厳しい状況が続くが、初優勝に向けてひた走るだけだ。

【ジュリアの話】「聞いた話によると、コグマは6年ぶりの後楽園のシングルメインだそうで。今日、初シングルしてみて、当たってみた感想としては、天才と言えど、まだもうちょっとジュリアに勝つにはかかるんじゃないかな? でも、何度も何度も危ないって感じたけど、私もここで負けるわけには絶対にいかない。久しぶりの後楽園メインを締めさせてもらったけど、やっぱりたくさんのお客さんに囲まれた中は最高に気持ちよくて。もっともっと私はシングルで活躍していきたい。必ずこのリーグ戦、私は優勝して、またシングル戦線に舞い戻ってくるから。その時を諸君は目を離さずに見ててくれ。アリーヴェデルチ! またな」