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8/13【スターダム】岩谷がなつぽい破って白星先行 3年ぶりV2の先に「あのベルト」獲り視野

『5★STAR GP 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月13日)
「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦 ○岩谷麻優vsなつぽい×

 岩谷がなつぽいを破って2勝目。3年ぶり2度目の優勝を誓い、その先に「あのベルト」への挑戦を見据えた。

 2018年以来3年ぶり2度目の優勝を狙う岩谷。初戦で渡辺桃に苦杯をなめたものの、2戦目でジュリアを破って初白星を挙げた。3戦目となったこの日はハイスピード王者・なつぽいと対決した。

 張り手からの丸め込み連発でなつぽいが瞬殺を狙ったが、何とか切り抜けた岩谷は低空ドロップキックを回避して場外に蹴り落とす。なつぽいはしばし場外でもん絶。岩谷はリング中央に座って待ち受ける余裕を見せると、なつぽいをリングに戻し、キャメルクラッチ、逆エビ固めで腰攻めを展開。クロスフェースで絞め上げた。

 しのいだなつぽいはローリングソバット、ローリングネックブリーカードロップで反撃を開始。トップロープ上で側転を切って翻ろうすると、クリストで絡みつき、低空ドロップキックで顔面を射抜く。岩谷もソバット、顔面への低空ドロップキックでお返し。ジャンピングスピンキック、フロッグスプラッシュでたたみかけた。

 粘るなつぽいもドラゴン狙いをサムソンクラッチで切り返し、ラ・マヒストラルをローリング式で決める。さらにトラースキックを放ち、バッククラッシュをさく裂。2カウントで返されてもフェアリアルギフトを発射したが、岩谷は両ヒザで迎撃。低空フロントキックを見舞い、ハイブリッジのジャーマンで追い討ちをかけたが、ムーンサルトを自爆させたなつぽいはトラースキック、ジャーマンで巻き返し、フェアリアルギフトも発射した。

 岩谷は3カウントを許さない。なつぽいが新技・フェアリーブリンクを狙って肩に飛びついても食い止め、電光石火のドラゴンスープレックスを爆発。なつぽいは返せず3カウントが入った。

 岩谷がなつぽいに貫録勝ちで2勝目。白星先行とした。「もう目の前の試合に集中しているので、誰が相手とか、先のことはわからないですけども、公式戦が組まれたら、きっちり自分が勝って、確実に2ポイントずつ増やして」と一戦必勝の構えで臨んだ結果だ。

 無冠で5★STAR GPを迎えたが、岩谷がその先に見据えるのは当然ベルト。「ここで優勝して、自分はあのベルトに挑戦するので。必ず今年中に自分が1冠王、いや、2冠王、3冠王になっていると思います。後半戦の岩谷麻優、お楽しみに」と具体名は挙げなかったものの、3年ぶり2度目の優勝を飾り、ベルト獲りに動く構え。この日は新旧ハイスピード王者対決となったが、「自分も年を取って、体が衰えてきた部分はあるんですけども、ハイスピードの最多防衛記録王者として、岩谷麻優、まだまだハイスピードもいけるんじゃないかって思いましたね。だから、あのベルトっていうのは、もしかしたらハイスピードかもしれないですよ」と好感触とともにほのめかしていた。

 岩谷の次戦は2日後の8・15佐久大会で白川未奈と対戦。言葉通りに白星を着実に積み重ねるのみだ。


【試合後の岩谷】
▼岩谷「公式戦3試合目で、今日、なつぽいに勝ちました。今、自分はいったい何点なんでしょうか?」

――4点…

▼岩谷「4点です。正解! もう目の前の試合に集中しているので、誰が相手とか、先のことはわからないですけども、公式戦が組まれたら、きっちり自分が勝って、確実に2ポイントずつ増やして。今年はね、何のタイトルも持ってないので、ここで優勝して、自分はあのベルトに挑戦するので。必ず今年中に自分が1冠王、いや、2冠王、3冠王になっていると思います。後半戦の岩谷麻優、お楽しみに」

――なつぽい選手とのシングルは久しぶりだった?

▼岩谷「久しぶりだと思います。たぶん数年前の5★STARでは試合をしたと思うんですけど、やっぱり体が小っちゃい。今日は打撃にこだわってみました。なつぽいは今、ハイスピードのベルトを持っているので、速さはもちろんありましたね。自分も年を取って、体が衰えてきた部分はあるんですけども、ハイスピードの最多防衛記録王者として、岩谷麻優、まだまだハイスピードもいけるんじゃないかって思いましたね。だから、あのベルトっていうのは、もしかしたらハイスピードかもしれないですよ。そこはお楽しみに。今後の言動を見逃さないようにお願いします」

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