8/13【NOAH】杉浦音頭で決起の「1、2、3ノア!」締め 8・15川崎へ直前会見&調印式
ノア夏のビッグマッチ第3弾となる8・15川崎大会に向けた会見や調印式が13日、都内ホテルで開かれ、杉浦貴の音頭による「1、2、3ノア!」締めでノア勢が一致団結した。
夏のビッグマッチとして定番化したカルッツかわさき大会まで、あと2日。感染が拡大した新型コロナの影響を改めて受け、グレート・ムタら欠場者が相次ぐ事態に見舞われている。
それでもこの日行われた川崎大会に向けた会見では、多くの選手が駆けつけた。濃厚接触の疑いが晴れた原田大輔、小峠篤司、宮脇純太も出席して快調を強調した。
GHCジュニアタッグ王座戦「(王者)吉岡世起&進祐哉vsタダスケ&亜烈破(挑戦者)」に向けては調印式も開かれ、相変わらず「どっちが進でどっちが吉岡か」と問い詰めるタダスケに、吉岡は「俺と進さんの見分けがつかないような節穴の目してたら、俺の技は見切れないと思うんで、ガッチリ防衛してちゃちゃっと終わらせます」と切り返してみせた。
地元・川崎の地域貢献活動を続け、夏のカルッツかわさき定番化の“立役者"でもある大原はじめも熱弁。「川崎は“スポーツの町"とも呼ばれていまして、バスケットやサッカー、アメフトなんかが盛んなんですけど、僕はこの中に何としてもプロレスリング・ノアを入れていきたい」と改めて意気込んだ。
第1試合でマサ北宮との一騎打ちに臨むことになった稲葉大樹は「2月の後楽園から試合を離れまして、そこからこのプロレスリング・ノアで生き残っていくためには何が必要か、自分なりに考えて、体も変えてきました。これが完成形ではないですけど、今できることをしっかりやって戻ってきたつもりです。N-1にも出場決まりましたし、15日の川崎では北宮選手とシングルマッチ、しっかり今の自分をぶつけて、勝って、勢いをつけてN-1に行きたい」と抱負。
ムタ欠場に伴い、魔流不死とのタッグで小川良成&HAYATA組と対決することになったNOSAWA論外は、13日の金曜日だけに、ジェイソンマスク姿で登場。とはいえ「俺は別にムタの代役だとは思ってないから。グレート・ムタに寄せるつもりもないし、グレート・ムタのマネするつもりもない」と強調したうえで、「世の中、ムタが濃厚接触、ムタが欠場ばっかりだけど、もうカード変わってるから。小川良成とHAYATA、俺の七色に光る金的攻撃でね、金的を潰し合おう。金的で度肝を抜いてやる」と予告した。
会見の最後にはメインのGHCナショナル&世界ヘビー級王座ダブルタイトル戦に向けた調印式を終えた杉浦貴がノア勢を招集。「今、世の中がこんな状態で、ウチの団体からも欠場者が出たりしてるんだけどね。俺たちノアは、一致団結してね、8月15日のカルッツかわさき大会を大成功させるから。みんなにも注目して欲しい」としたうえで、決起の「1、2、3ノア!!」締めを敢行した。
8・15川崎大会の全カードと、会見における各選手のコメントは以下の通り。
【NOAH】8/15(日)神奈川・カルッツかわさき『KAWASAKI, GO! 2021』15:00開場、16:00開始
◇第0試合◇
▼「N-1 VICTORY」出場者決定戦
ケンドー・カシン
vs
キング・タニー
※15:30試合開始
【会見の模様】
▼タニー「こんにちは! カルッツかわさき、久しぶりにファンキーエクスプレスが勢揃いするんで、川崎をファンキー色に染めていきたいと思います。よろしくお願いします。え〜……それとご報告ですが、ついにね! 家での居場所がなくなってきまして、つまり“クイーン"もいないってことなんだけど……ここからが本題。N-1、ひとつ枠、空きましたよね? その一つの枠、キング・タニーがエントリーを宣言します! で、このキング・タニーがN-1獲って、GHCも獲って、クイーンも取りにいきたいと思いますので、よろしくおねがいします!」
――そもそもN-1の選に漏れていたが、悔しさがあった?
▼タニー「まぁそうだね。キングが選考から漏れてしまって残念だなとは思ってたんですけど、枠が空いたからにはキングとして立候補しないワケにはいかないんでね」
――クイーンがいなくなった詳しい経緯というのは?
▼タニー「経緯も何もクイーンは最初からいなかったんで。いなかったということで。最初からいなかったんで」
※記者席に座っていたカシンが挙手
▼カシン「リデット・スポーツのケンドーです。今回、グレート・ムタが欠場になりました。魔界にもコロナってあるんですか? それと、どっちがキングで、どっちがタニーなんですか? (※この日の会見内で進祐哉がタダスケに会見ではメガネ外せと言ったことに関連して?)あとしゃべる時はメガネ取ってしゃべってください」
▼タニー「どっちがキングで、どっちがタニー? どういう意味だよ?」
▼カシン「魔界にもコロナはあるんですか? 魔界でもPCR検査するんですか?」
▼タニー「知らねえよ!」
▼カシン「メガネ取って話してください」
▼タニー「なんで取らなきゃいけねーんだよ!」
※その後も「どっちがキングでどっちがタニーか」「分かんねえよ」の水掛け論が続く
▼カシン「……ということで武田(有弘サイバーファイト)取締役! 僕もN-1にエントリーします。よろしいですか?」
▼タニー「いや、俺がエントリーします」
▼カシン「いや、俺が。俺と華のないタニー・キングと…」
▼タニー「いや、キング・タニーだって!」
▼武田取締役「試合で決めますか? 直接闘って」
▼カシン「でも、当日試合あるんだろ?」
▼タニー「あるよ」
▼カシン「クイーンはホントはいるんだろ?」
▼タニー「クイーンはいねえつってんだろ」
▼カシン「どうすんだよ?」
▼タニー「いや、どうすんだよ?」
▼カシン「昨日何食ったんだよ?」
▼タニー「昨日は……唐揚げ定食だよ」
▼カシン「どこで食ったんだよ?」
▼タニー「どこでもいいだろ!」
▼カシン「以上、質問終わります」
※カシンとタニーは一度退席したが、続く会見後に会場内になだれ込んで乱闘
▼カシン「くだらねえ受け答えしやがって、そんなことだからクイーンにも愛想つかされるんだよ。何年やってんだよこの仕事、イヤイヤやってんじゃないのか?」
▼タニー「やってねえよ!」
▼カシン「N-1は俺が出る!」
▼タニー「いや、俺が出る」
▼カシン「(※武田取締役に)ってことでいいですね? 決定戦で。よし、じゃあ正々堂々と握手だ」
※タニーが握り返したところでカシンがだまし討ち、再び乱闘しながら去っていく
◇第1試合◇
稲葉大樹
vs
マサ北宮
【会見の模様】
▼稲葉「2月の後楽園から試合を離れまして、そこからこのプロレスリング・ノアで生き残っていくためには何が必要か、自分なりに考えて、体も変えてきました。これが完成形ではないですけど、今できることをしっかりやって戻ってきたつもりです。N-1にも出場決まりましたし、15日の川崎では北宮選手とシングルマッチ、しっかり今の自分をぶつけて、勝って、勢いをつけてN-1に行きたいと思います」
▼北宮「イレギュラーな状況が続いていますけど、何が起きても不動の心で、自分の闘いを貫くだけだと思ってるので、15日の川崎では稲葉大樹ととことんやり合えることを楽しみにしています。以上」
――共闘中な二人ではあるが、個人闘争となるN-1に向けて改めて?
▼北宮「1ブロックに4人しかいないということで、一つも落とせない。緊張感のあるリーグ戦になりそうなんでね、大事なのは勢いと勝ち切ること。そうなってくると、N-1前から落とせないなと。一つひとつ集中してやっていきます」
▼稲葉「N-1に出られることは光栄。ただ、出ることが目標ではないので。出るからには優勝が目標になります。あとはノアで生き残る、っていう自分の中で立てたテーマがあるんで、それも頭に改めて叩き込んで、15日の川崎大会からしっかり闘っていきたいと思います」
――リングを離れていた時期に向上させた点は?
▼稲葉「試合を通じて感じたのは自分の“軽さ"。体重もそうですし、技一つひとつの軽さを感じて、絶対今のままじゃダメだなと。体重を増やそうと。太るだけじゃ意味がないので、しっかりトレーニングしながら体重を増やして、一つひとつの技に重みが出るように自分なりにやってきました」
◇第2試合◇
藤村加偉
矢野安崇
岡田欣也
宮脇純太
vs
井上雅央
齋藤彰俊
モハメド ヨネ
キング・タニー
◇第3試合◇
日高郁人
鈴木鼓太郎
vs
小峠篤司
原田大輔
【会見の模様】
後楽園ホール、欠場してしまい、申し訳ありませんでした。2試合欠場した分の有り余る元気の明るさで、カルッツかわさき大会の第1試合、会場を大爆発させたいと思います」
▼小峠「前回(※濃厚接触の疑いで欠場した)後楽園ホール、穴を空けちゃう形になって申し訳なかったと思ってます。ただ、元気が有り余ってるくらい元気です。対戦カードも変わりまして、原田と組んで鈴木鼓太郎&日高郁人組。すごい落とせないカードだなと思います。自宅待機中も家から出られなかったんですけど、元気に自重トレとかもいっぱいして、コンディションばっちりで動ける状態なので、ノアジュニアの中でも這い上がっていく姿をしっかり皆さんに見せつけたいと思います
▼原田「6日の後楽園、同じく欠場してご心配おかけしました。でも今、調子がいいです。PCRもクリアして、気持ちも高まってます。日曜日のカルッツかわさき、まず宮脇が目立って勝ってくれると思います。そして次は俺たちが、この後に控える大原に最高の形でバトンを渡せるように、ドカーン!と勝ちたいと思います」
――ノアジュニアはSTINGERがベルトを独占しているが、ノアジュニア正規軍として現状をどう見ている?
▼原田「STINGERが独占してる原因は僕たちが先日のジュニアタッグ王座戦で負けたこと。このカルッツかさわき大会は(※パートナーの)大原にとって、特別な感情のある大会です、俺たちもそこに力を添えて、ここをきっかけにユニット抗争、俺たちがまた中心に行けるように勝ちたいと思います」
◇第4試合◇
大原はじめ
vs
清宮海斗
【会見の模様】
▼大原「いよいよ、あと2日に迫ってまいりました。カルッツかわさき大会。私の地元・川崎での開催なんですけど、ただ地元だから気合が入ってる…というワケではありません。カルッツかわさき大会、最初の開催から深く関わってきたので、この大会、会場には凄く思い入れがあります。最初、私は祖父母の介護の経験から、高齢者向けの体操教室のボランティアを始めたところから始まりました。そこから川崎市の役所の方、スポーツ協会の方、いろんな方と知り合ってきました。第1回のカルッツかわさき大会も、なかなか(会場使用が)決まらなかったんですけど、関係者の皆様の力添えをいただいて開催でき、そして早くも今年で4回目。とても嬉しく思っています。すっかりノアの夏の名物、風物詩になったカルッツかわさき大会。あさっては普段のノアの闘いではなかなか行われない“音声ガイド実況"という企画があります。目の不自由の方にもノアの闘いを楽しんでいただきたいと、川崎の視覚障害者の方にも来ていただいて、ノアを楽しんでいただきます。また、コロナ禍で川崎のイベントもほとんど中止になっています。なので、川崎の子どもたちにも楽しんでもらいたいと、児童養護施設の子どもたちや職員の方にも少しですが寄付をさせていただきました。川崎の皆さんはきっと大会を楽しみにしてくれています。あさって、自分の相手は清宮海斗です。ノアの若きエース、顔ですよね。体格差もありますし、自分が不利なのは百も承知ですけど、絶対に自分はあきらめません。まだまだ自分はノアジュニアの最前線にいると思ってます。ジュニアだと思ってナメてかかってきたら、痛い目に遭うということを、しっかりとリング上でも教えたいし、川崎のみんなに負ける姿を見せたくないですから。今回は絶対、勝つところをみせたい。清宮とムイビエンな試合をして、来てくれた人が夏のムイビエンな思い出になって帰ってくれることを願ってます。8月15日、カルッツかわさき大会、会場で会いましょう。ムイビエン」
」
▼清宮「N-1までに、あの男と納得がいく決着をつけたかった。ずっと溜めてきたんだよ。こればっかりは誰が悪いとか、そういうことじゃない。俺は一瞬も無駄にしたくない、この試合にも自分なりの価値を見つけ出す」
――今年の川崎大会、コロナ禍で気をつけたこととは?
▼大原「イベントですので、やっぱり『会場に足を運んでも良いんだろうか…』という方も多い。でも、ノアとして感染対策しっかりしてます、と言うことはできました。あとはABEMAなどでの放送もありますよ、と言えたことも大きかった。『会場に行ってもいいんだろうか?』という声に、感染対策はしっかりしている、難しいようなら放映媒体がありますよと案内ができた。私は川崎市のスポーツ推進審議委員もやってます。川崎は“スポーツの町"とも呼ばれていまして、バスケットやサッカー、アメフトなんかが盛んなんですけど、僕はこの中に何としてもプロレスリング・ノアを入れていきたい。そういう思いでやっています。他のスポーツも無観客が多い中で、ノアは有観客でできて、ABEMAやレッスルユニバースでも視聴できる。凄くムイビエンだと思います。このノアのカルッツかわさき大会を川崎150万市民に広く広く、広めていきたいと思います」
――フラストレーションが溜まっている清宮海斗とシングルで当たることについて?
▼大原「リングに上ったら先輩も後輩も関係ないし、悩みがあろうがなかろうが関係ないですから。リングに上がれば、清宮といちレスラーとして向き合うだけ。今回の興行への思いというのは物凄く持っていますので、勝ちにいきます。ジュニアだからどうせ負けんだろ?って言う人もいるかもしれないけど、俺はそんなこと1ミリも思ってない。勝ちにいきます。清宮が悩んでるならスキがあると思うんで」
――清宮選手は大原はじめの印象とN-1に向けては?
▼清宮「ここ最近、大原さんとは当たってないので、昔の印象しかないですが、N-1に向けて俺はもう、目の前の試合でさらけ出してやっていくしかない。大原さんにも地元・川崎っていう思いがあるとは思いますけど、俺にも闘う理由があるので、そこをぶつけ合いたい」
◇第5試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
[挑戦者]
亜烈破
タダスケ
vs
進祐哉
吉岡世起
[第44代王者]
※吉岡&進組初防衛戦
【会見の模様】
▼タダスケ「新メンバーの亜烈破!亜烈破!亜烈破!!が加入してからの金剛ジュニアの勢いは凄まじいもんねえ。その勢いのまま、この…なぁ? どっちがどっちやねん? ところで。どっちが進祐哉でどっちが吉岡ススムやねん? 教えてくれや? ……………答えんつもりか? 教えてくれよ。張り合いないのお」
▼亜烈破「……」
▼進「タダスケお前、メガネくらいとれよ。亜烈破、お前もしゃべれよ。どっちがどっちとか、そんな幼稚なこと言ってたら、金剛っぽくないですね。金剛撃破して、ノアジュニアのど真ん中がSTINGERだってことを証明します」
▼吉岡「このベルトを持ってやりたいことはいっぱいありますし、俺と進さんの見分けがつかないような節穴の目してたら、俺の技は見切れないと思うんで、ガッチリ防衛してちゃちゃっと終わらせますよ」
――タダスケ&亜烈破組の印象は?
▼進「まぁチビとデカいのでバランスは良いと思います。あとおしゃべりと無口」
▼吉岡「亜烈破は想像していたレベルより上を行く空中殺法の持ち主。タダスケのパワーもあなどれないとは思いますけど、組んできた年期が違うんで、脅威とか感じてないです」
――挑戦者組は組んでから日が浅いが?
▼タダスケ「1、2戦やっただけでも手応えはつかんだし、全然余裕やで。(※吉岡&進に)それとあのな! マイク使ってんのに、なんで声がそんなボソボソやねん! もっと張れ、声。チャンピオンやろ! で、どっちがどっちやねん!!」
――王者組は揃いのベスト姿だが、偶然なのか、それともタダスケ発言への挑発?
▼吉岡「……運命だと思います」
――ベルトを持ってやっていきたいことは?
▼吉岡「具体的にはまだ秘密ですけど、今HAYATAさんがシングルのジュニアベルトを持っていて、ジュニアのベルトを独占してるSTINGERが中心だっていうのを知らしめていると思うので、今、落とすわけにはいかないです」
◇第6試合◇
中村大介
ケンドー・カシン
藤田和之
桜庭和志
vs
覇王
征矢学
中嶋勝彦
拳王
◇第7試合◇
▼SPECIAL TAG KAWASAKI
HAYATA
小川良成
vs
NOSAWA論外
魔流不死
【会見の模様】
※論外はジェイソンマスク姿で登場
▼論外「グレート・ムタが欠場となり、悪魔に魂を売った俺みたいな人間が繰り上げ当選みたいな形でセミのカードに名前が入った。こんな状況なんで、いろんなところから雑音が聞こえるんだけど。俺は別にムタの代役だとは思ってないから。カードが変わって、逆に小川良成とHAYATA、俺の七色に光る金的攻撃でね、金的を潰し合おう…それくらいかな」
――パートナーの魔流不死の印象は?
▼論外「どんな印象を持ってますか?」
――おどろおどろしいが、まだ正体は見せきっていないような印象がある
▼論外「ほかにどんな印象でしたか?」
――ペイントが特徴的だったなと…
▼論外「そうですか。私の方は印象はありません。会ったこともないので」
――そのマスクは13日の金曜日だから?
▼論外「そう。斧忘れちゃったんだけど。そういうことで。でも、魔流不死の代理人の丸藤副社長がSNSとかで俺をイジって、俺を怪奇派にしようとしてるけど、グレート・ムタに寄せるつもりもないし、グレート・ムタのマネするつもりもないんで。とにかく世の中、ムタが濃厚接触、ムタが欠場ばっかりだけど、もうカード変わってるから。そういう質問してくれよ、質問するなら。とにかく小川良成とHAYATAの金的だよね。金的で度肝を抜いてやろうと思ってるから」
――やはり小川&HAYATAには溜まっているものがある?
▼論外「いや、特にないですけど。なんでそう思ったんですか?」
――激しい抗争が続いて手段を選ばなくなっているようにも見えるが…
▼論外「もっとさあ、グレート・ムタのこととか聞いてよ」
――……
◇第8試合◇
▼GHCナショナル&世界ヘビー級選手権試合
[第29代世界ヘビー級王者]
田中将斗
(1/無)
杉浦貴
[第5代GHCナショナル王者]
※杉浦、田中ともに2度目の防衛戦
【会見の模様】
▼田中「コンディションも整えてバッチリなんで、当日はガンガンど突き合って、ここにある2本のベルトを持ってリングを下りたいと思います」
▼杉浦「21年、プロレスをやってきましてね、いろんな負けたくない選手がいますけど、この隣にいる田中将斗。強さ、タフさ、コンディションの良さ、モチベーションの高さ、そして色の黒さ! すべてにおいてこの男だけには絶対負けたくないんでね。今度のカルッツかわさきで、しっかり勝ちたいと思います」
――世界ヘビーは30分1本、ナショナルは60分1本が通例だが、試合時間はどちらに合わせる?
▼田中「看板対看板で闘うワケやから、試合が終わったら1本の看板だけ持っててもしゃあない。ケリつくまでやりたい思ってます。どうなの? 時間無制限でええんちゃう?」
▼杉浦「異議なし!」
――杉浦選手はZERO1の世界ヘビー級王座への印象は?
▼杉浦「団体のベルトでしょ? そのベルトを俺が巻けば、どういうことになるか分かる?」
――その団体の一番になるということ
▼杉浦「ぜひ欲しいね、そのベルト」
――田中選手はGHCナショナルへの印象は?
▼田中「ベルトへの印象っていうより、杉浦貴が持ってるベルトは凄いってことは分かってるから。ただ、俺もあいつにだけは負けたくないから。すべてにおいて上回って、このベルトを2本、必ず俺が持ち帰る」
――コロナ禍やムタ欠場等で逆風もあるが、メインでどのような試合を見せたい?
▼杉浦「団体としてはカルッツかわさき大会、大成功で終わらせたい。そこはメインの試合内容も含まれると思うんで、“ド付き合いの花火大会"の名の通り、見てくれたお客さんが喜んでくれるように、バッチバチにシバき合いたいと思ってます」
▼田中「他団体のビッグマッチではあるんですけど、プロレスを盛り上げたいってことは一緒なんで。だから、この絶対負けたくない杉浦貴とド付き合いの大花火をぶち上げて、僕が2本のベルトを掲げたいと思います」
――あえて挑戦表明時に世界ヘビーも懸けようと思ったのは?
▼田中「杉浦貴の持ってるベルトに挑戦したい、って気持ちから始まったんですけど、だったら僕の持ってるものも懸けたほうが負けられない状況に自分を追い込むことができる。団体と団体の看板をかけ合うことによって、自分なりの危機感を持ちたいなと思ったんで、本当に負けられない闘いがここにあります」
――認め合う二人での対決となるが?
▼田中「リスペクトしてるからこそ、倒さなきゃいけないと思ってるんで。そういう気持ちになれない相手とやっててもしゃあないし、ただベルトの防衛戦を重ねても意味がない。やっぱり“勝つか負けるか"の試合をしたいっていうなかで、杉浦貴っていうのは、思い入れも強いし、頂点にいる選手だと思ってます」
▼杉浦「本当に負けたくない。すべての面で負けたくない。リスペクトはしてるけど、負けたくはない。そういう選手ですね」
※フォトセッション後、杉浦が残ってマイクを取る
▼杉浦「ノアの選手、残ってる選手を呼んでよ」
※清宮、北宮、タニー、大原、原田、小峠、宮脇、稲葉が壇上に上がる
▼杉浦「今、世の中がこんな状態で、ウチの団体からも欠場者が出たりしてるんだけどね。俺たちノアは、一致団結してね、8月15日のカルッツかわさき大会を大成功させるから。みんなにも注目して欲しい。ということで、ご唱和願います。……いくぞー! 1、2、3ノア!! みんなカルッツかわさきで待ってるから、会いましょう!」
