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8/28【大日本】沼澤が9・20札幌での葛西投入予告 神谷は高橋に一騎打ち要求

『大日デスマッチカンパニー クレイジーデスマーチ』東京・後楽園ホール(2021年8月28日)
○“黒天使”沼澤邪鬼&伊東竜二vs高橋匡哉&神谷英慶×

 沼澤が神谷をウラカンラナで丸め込んで勝利。石川勇希とぶつけるべく9・20札幌大会に葛西純を投入すると予告した。一方、敗れた神谷はデスマッチ経験の無さを痛感し、高橋に一騎打ちを要求した。

 9・20札幌大会でデスマッチヘビー級王座への挑戦を控えている伊東が沼澤と組み、「画鋲&剣山 金銀ギラギラデスマッチ」で神谷&高橋と対戦。混戦を制したのは伏兵の沼澤だった。沼澤は若い石川との間に遺恨が勃発中。8・21横浜大会ではバックステージで石川を襲撃し、札幌での対戦が浮上していた。

 リング上には無数の画鋲が置かれたプレートと剣山の入ったボウルが設置される。序盤からペースを握ったのは伊東&沼澤のベテランコンビ。伊東は高橋が持ち込んだ両面テープを巻きつけたバットを強奪すると、画鋲バットに変貌させて、相手チームを殴りつける。沼澤も巨大な剣山を巧みに使って追い討ち。神谷を痛めつけた。高橋に代わっても、伊東はドロップキックを自爆させて、画鋲の上への転落を誘う。すかさず沼澤が口の中に画鋲を突っ込み、チンクラッシャーを決めると、伊東はさらに画鋲を口に追加して、エルボーをぶち込んだ。

 体力を回復させた神谷がリングに戻ると流れは一変。トレイやボウル攻撃で相手チームをナデ斬りにすると、ダイビングエルボードロップを沼澤に投下し、ストレッチプラムに捕獲してチャンスを掴む。高橋との連係攻撃もさく裂し、得意のショルダータックルを浴びせると、巨大ボウルめがけてのブレーンバスターを繰り出した。

 しかし、続くバックドロップは伊東が剣山を頭に刺して阻止。神谷はショルダータックルで伊東を場外に排除したものの、直後に沼澤は顔面に紫の毒霧を噴射。不意を突くウラカンラナで3カウントを奪取した。

 試合を制した沼澤は神谷たちに対して「若くて出てきた人たちは遠慮しているんだったら、もう二度とやらないほうがいいよ。何も考えつかないんだったら、プロレスも辞めたほうがいいよ。どんどんどんどん考えろ」と注文を付けた。返す刀で、石川にも「もっと自分のおかしさを出せよ。カッコつけるなよ。そんなのは全然いらねえんだよ」とメッセージ。9・20札幌大会に向けて、「札幌のファンにまだ見せてないものがあった。石川にプレゼントとして、葛西純を連れていきます」と予告した。一方、敗れた神谷はデスマッチ経験の少なさを痛感したようで、高橋に「デスマッチのABCを教えてください」と一騎打ちを要求した。

【試合後の伊東&沼澤】
▼伊東「あいつらが何を吠えてたのかわからないですけど、全然ですよ。キャリア20年を超えているうちらの足元にも及ばない。もういくらでもかかってきたら、そのたびに返り討ちにしてやります。自分は常に上を目指して、トップを獲るためにやってきてますからね。9月20日札幌、今度の9月5日の名古屋のタイトルマッチの勝者とやりますが、そこに向けて、そこから先も突っ走っていこうと思ってます」

▼沼澤「若い2人は今日の形式とかいろいろあって、何を考えてきた? 何かあるか? バットに両面テープを付けて。今までやったことばかりじゃないか? 何か新しいことをしないと、大日本の未来はなくなっちゃうぞ。今、伊東さんが言ったみたいに、俺らみたいのがどんどんどんどんいろんなことをやろうとしてんだよ。なのに、若くて出てきた人たちは遠慮しているんだったら、もう二度とやらないほうがいいよ。何も考えつかないんだったら、プロレスも辞めたほうがいいよ。どんどんどんどん考えろ。どんどんどんどんかかってこいよ。俺らはなんでも受け止めてやるよ。そして、まだもう1人考えてないのは石川か。石川、もっと自分のおかしさを出せよ。カッコつけるなよ。そんなのは全然いらねえんだよ。前にも言ったけど、9月にあいつが望むものを出してやろうか。9月20日、ガトーキングダム、『ありがとうが爆発する日』。札幌のファンにまだ見せてないものがあった。石川にプレゼントとして、葛西純を連れていきます」

【試合後の高橋&神谷】
▼高橋「どうした、どうした、神ちゃん」

▼神谷「どうやらね、負けてしまった様子で。1つわかったことがあります。高橋さん、来月、どこでもいいんで、僕とシングルマッチしてください」

▼高橋「なぜだ?」

▼神谷「俺とシングルマッチしてください。今日見てもわかったじゃないですか? 僕にはデスマッチの経験が圧倒的に不足している。今ね、実力でやったら、たぶん僕は沼澤さんに負けるとは思わない。思わない。思わないっす。思わないっすよね。まったく思ってないっす。全然ひけを取る相手だと思ってない、僕も。なんで、高橋さん、僕にいつでもいいんで、デスマッチのABCを教えてください。シングルマッチやってください」

▼高橋「シングルマッチやるか。来月か」

▼神谷「来月どこでもいいんで」

▼高橋「今月でもいいよ。あ、もう終わるか。来月か」

▼神谷「来月、僕にABCを教えてください」

▼高橋「Dまで教えてやるよ」

▼神谷「Dまで教えてください。それさえ覚えたら、僕は最強なんで。もっともっと上を目指しましょう。大日本プロレのスデスマッチ、やってやりましょう。もう今は若い力がどんどん伸びているんで。俺らももっと上いきましょうよ、デスマッチで」

▼高橋「俺と神ちゃんにしかできないイカれたデスマッチやるか」

▼神谷「イカれたデスマッチやってやりましょう。やる気満々ですよ」

▼高橋「決定だ、決定」

▼神谷「ABCだ、ABC」

▼高橋「登坂社長、見てるか? カード組め」

▼神谷「どこでもいいんで、この2人でシングルマッチ組んでくれ」

▼高橋「いいよ、札幌でもいいよ。後楽園ホールでも新木場でもいいよ。組め組め組め」

▼神谷「そして、もっともっと上にいきましょう。シングルマッチをやって、そしてもっと上にいきましょう」

▼高橋「わかった、よし。画鋲デスマッチはあれ以来か。伊東竜二の25周年記念か。あの時は30万個ぐらいか。今日やって、30万個もやって、わかったことは、やり過ぎはよくない。ちょうどいい量っていうのはある。今日は非常に楽しかった。そして、神谷英慶が唐突なシングルマッチの要求。楽しそうだから受けてやるよ。どこかで組めよ」

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