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9/2【NOAH】「武藤は新弟子」逆エビ葬or瞬殺予告、“三冠王への道"切り拓く N-1へ杉浦貴インタビュー

 ノア年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY 2021』に、今年はGHCナショナル&世界ヘビー二冠王者として参戦する杉浦貴。GHCヘビー戴冠経験者3人を擁する激戦のAブロックにエントリーし、開幕戦(9・12後楽園)の初戦ではいきなり武藤敬司と激突する。とはいえ当の本人は、ビッグネームのレジェンドを前にしても“杉浦節"を決め込み、年末に向けて“三冠王への道"を見据えた――。


【杉浦貴インタビュー】

――N-1が近づいてきた

▼杉浦「みんな優勝目指して出るワケだから、そこしか無いでしょ」

――今年は4ブロック制で争われ、メンバーも豪華だ

▼杉浦「出る選手は多いからね。それだけ層が厚いリーグ戦になってきたんじゃないかな」

――そして初戦から武藤敬司と当たる

▼杉浦「初シングルだからね。勢いつけるにはちょうどいい相手じゃない?」

――レジェンドでビッグネームだが…

▼杉浦「キャリアでいったらそうだけど、(武藤がノアに)入ったのいつ? 入団…いや、入門したの」

――今年なので1年も経っていない

▼杉浦「じゃあ新弟子じゃん、お前」

――年齢もキャリアもかなり上だが、この団体内で序列を決めるのは…

▼杉浦「入った順番だろ!」

――武藤敬司というレスラー自体への印象というのは?

▼杉浦「だから新弟子だろ!!」

――いや、相当な実績や名勝負を…

▼杉浦「知らないもん! ファンじゃねえからさ。じゃあどんな実績かお前言えよ!」

――GHCも獲りましたしIWGPも三冠も海外のタイトルも…

▼杉浦「なに? 試合する時、“実績"で勝てるの? カンケーねえよ」

――現時点での力量は恐れるに足りず…と?

▼杉浦「そういうことだよ」

――気をつける点があるとすれば?

▼杉浦「試合の色、空気感、リズム…あの人が試合を支配していくことが多いからね。そこを持ってかれないようにすることかな」

――自身としてはどんな試合を

▼杉浦「俺はいつも通り」

――相手が新弟子というからにはどんな勝ち方を?

▼杉浦「そりゃ逆エビ固めだろ! それかフロントネックロックで瞬殺!」

――なるほど…とはいえ初戦から武藤戦、しかも公式戦は3戦のみで一戦の重みもより増している

▼杉浦「ブロックが増えた分、試合は減ったけど、決勝行くには落とせないよね、1試合も。(公式戦は)3試合しかないワケでしょ? 1試合でも落としたらもうダメって覚悟でやらないと。だから“初戦は勝たないと"じゃなくて、初戦も勝たなきゃいけないし、残りの2試合も勝たないといけない」

――グローバル・リーグ戦は制覇しているが、N-1改称後は制覇していない

▼杉浦「うん、(N-1覇者の称号も)欲しいよね」

――特に今年はGHCナショナルと世界ヘビーの二冠王として出場する

▼杉浦「ベルト巻いてるからね。俺自身はそこまで意識はしてないけど、周りがそうやって見てくるワケだから」

――そういう意味でも万が一、土がついてしまうとチャンピオンとしての権威も…

▼杉浦「なんだお前? 土がつくって。やる前から負けること考えるバカいるかよ。バカヤロー!!」

――申し訳ありません…同じAブロックには武藤敬司のほかにも、清宮海斗、征矢学もいる

▼杉浦「他のブロックと比べちゃアレだけど、なかなか落とせないメンバーが揃ったブロックに入ったな。“おいしいブロック"だなと思う部分もあるけど」

――清宮の現状については? 悩んでいる状況が続いているが、変化などは感じる?

▼杉浦「変化…? してんの?」

――変化しようともがいている状況なのかもしれない

▼杉浦「まぁアイツも、そういう意味では『ここで突き抜けたい、飛び出したい』っていう思いがあって、それが試合に出てくるのかもしれないけど、それはみんな『上に行きたい』と思ってやってるワケだから。まぁ、悩んでるヤツには負けないよ。悩んでプロレスやってるようなヤツに」

――征矢選手については?

▼杉浦「試合とか見てると良いモン持ってんだけど、なんていうかな“谷口臭"がするっていうか。良いモン持ってて、良い選手になるって言われながら、そのまま平行線で行っちゃう選手っているじゃん? そのニオイがするね」

――征矢も真っ向勝負が身上だが?

▼杉浦「うん、やりやすいっていうか良い試合はできそうだよね」

――征矢学はやりやすい相手で、清宮海斗は悩んでるから負けなくて、武藤敬司は…

▼杉浦「新弟子だろ? そしたらもう俺しかいねーじゃん」

――優勝すると丸藤正道のGHCヘビーに挑戦できるが、丸藤は今年不参加となっている

▼杉浦「別に。(丸藤不参加については)俺はなんとも思わない」

――GHCナショナル、世界ヘビーに加えてGHCヘビー…という三冠王への道を切り拓くだけだと

▼杉浦「うん。今年も下半期が深まるにつれ、そういう称号が手に入ったらいいよね」

――今年の最後に『2021年は杉浦の年だった』と…

▼杉浦「うん、そうやって終われればいいよね」

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