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9/3【NOAH】鼓太郎返り討ち、HAYATAが鮮やかV3 10・10大阪で原田迎撃へ

『NOAH Jr. YOKOHAMA OVATION』神奈川・横浜ラジアントホール(2021年9月3日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○HAYATAvs鈴木鼓太郎×

 GHCジュニア王者・HAYATAが実力者・鼓太郎を鮮やかに料理して3度目の防衛に成功。名乗りを上げてきた原田大輔の挑戦を10・10大阪大会で受けることが決まった。

 年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY 2021』出場が決まった鼓太郎が、「ジュニア代表のジュニア王者として出る」とHAYATAに挑戦状。ジュニア主体興行となった横浜大会のメインイベントで両雄による王座戦が行われた。

 のっけからHAYATAの攻撃をことごとく読んでみせた鼓太郎が主導権。徹底したボディエルボーなどで動きを止めると、HAYATAの反撃を受けても即座に流れを引き戻して主導権を握り続けた。

 HAYATAも鼓太郎のエルボー・スイシーダをジャンピングハイキックで撃墜する離れ業でようやく逆襲したものの、鼓太郎も必殺ヘデックだけは阻止。逆にエンドレスワルツに持ち込んだが、HAYATAもさらにクロスフィックスで切り返して譲らない。

 エルボー合戦も旋回式ジャンピングハイキックで制してみせたHAYATAだったが、再度狙ったヘデックは鼓太郎がエクスカリバー(旋回式ツームストン)で切り返す。立て続けにブルーディスティニーからのタイガードライバーで仕留めにかかる。踏ん張られても巧みにHAYATAを転がしてのマウントエルボーを振り下ろし、今度こそのタイガードライバーでフィニッシュを狙った。

 だが、上空で体を入れ替えたHAYATAは、起死回生のへデックを発射。これが完璧に決まり、一撃で3カウントまで持ち込んでみせた。

 鼓太郎の野望を打ち砕いて、鮮やかに熱闘V3。評価をメキメキと上げる盤石王者の地位をまたひとつ固めたHAYATAのもとに、たまらず一人の男が立ちふさがった。

 長らくノアジュニアを引っ張る原田だ。HAYATAをノアに引き込んだ張本人でもある原田は、「こんなすごい試合みせられて黙ってるわけにいかへんな。次、俺の挑戦ドカーン!と受けてくれや。10月に大阪でビッグマッチがあるな。大阪と言えば俺たちにとっても特別な地や。そこで勝負や!」と挑戦を表明し、HAYATAもベルトを見せつけながら無言で“承諾"を意思表示した。

 かくしてビッグマッチとなる10・10大阪大会での王座戦が即日決定。存在感を増し続けるHAYATAと、ノアジュニアのけん引し続けてきた原田が、両者ゆかりの浪速決戦で雌雄を決する。

【鼓太郎の話】「(※タイガードライバーに)照準合わされてたかもしんねえな。でも、何言っても俺の負けは俺の負け。だけどHAYATA、俺から取ったこの1勝はデカいぞ!? それを頭の中によく入れて、GHCジュニアを巻くように。感傷に浸ったってしょうがねえから、次はN-1。シングルのベルトとともに上がりたかったけど、ベルトがなくても俺の価値と俺の力は変わらないから。N-1に風穴開けてやるよ」

【試合後の原田】
――『すごい試合だった』と言っていたが、このタイミングで改めて名乗りを上げた理由は?

▼原田「やっぱりね、HAYATAが小峠篤司からベルトを獲って、防衛戦もずっと見てて、すごい試合をずっとしてて、すごいチャンピオンやなと思いました。やっぱり一人の男として、レスラーとして、その強いチャンピオンに勝ちたいんや!って気持ちが強くなりました。さっき大原&小峠でジュニアタッグ表明して『今しかない』と俺は思いました。俺たち3人でベルトを持ってたのに、いつの間にか無くなって、またノアジュニアの中心から外れた状態にあったので、このタイミングで挑戦して、また3人でベルト獲ってノアジュニアの中心に立ちます」

――大阪府立第一を会場に指名した理由も改めて?

▼原田「自分にとって大阪は地元、HAYATAもずっと大阪でやってて、二人にルーツがありますし、最高の場所かなと思います。勝つには絶好の場所ですし、ちょうどビッグマッチなので指名させてもらいます」

――N-1の優勝者がGHCヘビーに挑戦する舞台だが意識する?

▼原田「俺はそこは気にしないです。対HAYATA、対STINGERという闘いに集中したいと思ってます」

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