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9/3【NOAH】清宮N-1前に“大流血の悪夢"清算 論外粉砕で「自分で光をつかんでいく」

『NOAH Jr. YOKOHAMA OVATION』神奈川・横浜ラジアントホール(2021年9月3日)
○清宮海斗vsNOSAWA論外×

 悩める貴公子・清宮が一騎打ちで論外を真っ向からねじ伏せ、N-1出場前に“大流血の悪夢"を清算してみせた。

 5・22横浜ラジアント大会で、論外が“悩める清宮"を大流血に追い込んだ末にリングアウト勝ち。「これもプロレスなのか!」と清宮はさく乱し、さらなる袋小路に迷い込んだ。

 N-1前の悪夢払拭を目指す清宮が論外に猛チャージを仕掛けて再戦が決まったものの、当の論外は「一回勝ってるこっちには何のメリットもない一戦。N-1出場権を懸けるんだったらやってやってもいい」とボイコットを示唆していた。

 それでも日高郁人をセコンドに従えて現れた論外は、序盤から清宮を「小僧」呼ばわりしながら、おちょくり倒すようなファイトを展開。ひたすら怒りのエルボーを連発する直情的な清宮を、あの手この手のラフで止め、巧みな足攻めも繰り出してプロレスの“深み"に引きずり込んでいった。

 苦境にあえいだ清宮も中盤過ぎにようやくカウンターのドロップキックで反撃したものの、論外もストレッチプラム式フェイスロックはサミングで脱出。逆にエルボーには生拳のナックルパートで徹底抗戦した。

 だが、清宮もナックルに合わせて強烈な張り手をカウンターで発射。すかさずオーバースロー(変型エメラルドフロウジョン)で叩きつけるや、再びストレッチプラム式フェイスロックで絞め上げ、論外も力なくタップアウトした。

 論外を真っ向からねじ伏せ、横浜の借りを横浜で返した清宮は、試合後も感情を抑えきれずに咆哮。年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY 2021』出場を前に“悪夢清算"に成功した形となったが、「先に進みたいんだよ! 俺は! この先もやりたいこと、あんだよ! N-1! 倒さなきゃならない相手がいるんだよ! クヨクヨなんかしてらんねえんだよ! 自分で…自分で光をつかんでいくよ!」と自らに言い聞かせるように“前進"を誓った。


【清宮の話】「はぁはぁ……自分で勝手に迷い込んでるのかもしれない。でも…先に進みたいんだよ! 俺は! この先もやりたいこと、あんだよ! N-1! 倒さなきゃならない相手がいるんだよ! クヨクヨなんかしてらんねえんだよ! 自分で…自分で光をつかんでいくよ!!」

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