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9/10【NOAH】小峠が吉岡&進のノンタイトル通告に反論 “いまだかつてないノアジュニア"へ熱弁

 9・12後楽園大会のGHCジュニアタッグ王座戦「(王者)吉岡世起&進祐哉vs小峠篤司&大原はじめ(挑戦者)」に向けて、王者の進から「ベルトは懸けない」と通告された小峠。もう前哨戦の機会はないだけに、“発信"するしか翻意させる手段はない。“いまだかつてないノアジュニア"創造への思いを改めて語ったうえで、王者コンビに反論、そして忠告した――。


【小峠篤司インタビュー】

――吉岡&進のチャンピオンチームが“熱量不足"を理由に『このままならベルトは懸けない』と通告してきた。もう前哨戦はないだけに、このままだとノンタイトル戦になりかねないが…

▼小峠「チャンピオンの姿勢としてどうなのか…って思うところはありますけど、こっちの思いは伝える必要がありそうですね」

――吉岡は『新しいノアジュニアを創るとか毎回同じこと言って、ベルトへの思い、そんなの聞いたことないですね。僕らがどれだけの思いでこのベルトを獲ったか』と言っている

▼小峠「僕はベルトっていうのは、獲った人間がシングルだったらシングル戦線、タッグだったらタッグ戦線を動かす権利を持つものだと思ってるんですよ。誰もが目指すベルトというものを持てば、おのずとその戦線の中心に行く。僕らの大きな目的は“これからのノアジュニアを創っていく"ということ。だからこそ中心に立ち続けなければいけないワケで、ベルトというのは必要不可欠なものだと思ってますね」

――進は『熱いノアジュニアって…なにが熱いんじゃ。火ぃ消えとるわ、お前のは。挑戦するって言って何か発信したんか? 何が新しいノアジュニアや? 未完成のもの見せてんじゃねえよ』とも言っている

▼小峠「確かに僕は“これからのノアジュニアを創り上げたい"と言い続けてます。そこで、よくSTINGERの面々だったり、NOSAWA論外だったりが『新しいノアジュニアって具体的に何なのか提示しろ』みたいなこと言ってきて、確かに僕もそれには答えてこなかった。でも正直に言いますよ。笑われるかもしれないけど、僕にもその答えは分からないんですよ。だって僕もその光景を見たことがないから」

――大きいムーブメントにつなげるために、信じて熱を与え続けていっている段階だと

▼小峠「はい。しかも誰も見たことがないものですね。その昔、ノアジュニアには丸藤さんが『ノアのジュニアは最強です』と言った黄金期があった。でも残念ながら僕はその光景を知らないんです。だからノアに来て以降ずっと、その頃に勝るとも劣らないノアジュニアの光景を創り上げることに憧れ続けてきた。ノアジュニアにも何度もピンチはありましたよ。でも、これだけの面々が揃ってきて、今こそ創り上げられる手応えがあるから、そのために中心に立ち続けたい。だからベルトが欲しい」

――そういった意味では大原もその光景を目指してノアジュニアで闘い続けてきた一人でもある

▼小峠「ノアジュニアにこだわってきた同志だと思ってるし、すごくリスペクトしてる。それに大原さんとは去年、大原さんの地元・川崎大会でジュニアタッグに挑戦したんですけど、小川&HAYATA組に敗れてしまって。大原さんの地元で獲ることができなかった。その悔しさは、ずっと心に引っかかってたんですよ。なので9月3日の横浜で、大原さんがチャンピオンチームに勝った瞬間に、その引っかかってたものが一気に溢れ出たって部分もありましたね」

――改めて今のチャンピオンチーム、吉岡&進組の印象は?

▼小峠「もちろん強いですよ。団体を渡り歩いてきたたくましさもあるし、実績を残してきた実力もあるし、二人だけの絆もある。でも、言葉が冷めてるというか“ごもっとも"なことばかり言う印象ですね。夢がないというか。確かにここ最近、ノアジュニアには新しい選手が一気に増えましたよ。彼らは生き残るため、名を上げるために“ベルト"への思いは強いのかもしれないですけど、僕らは何年もがき続けてきたと思ってるんですか。大原さんも含めて。“ノアジュニアそのもの"への思いの蓄積が違うんですよ」

――9月12日にGHCジュニアのタイトルマッチが行われることは、現状決定事項でもある

▼小峠「注目が集まるN-1の開幕戦で組まれてるジュニアのタイトルマッチ。やっぱりタイトルマッチってお客さんにとって特別なものだと思うし、ヘビー中心のN-1が始まるなかで『ノアジュニアも熱いんだよ!』ってことを提示するには、うってつけのチャンスだと思うんで」

――チャンピオンチームとしても、ノアジュニアをアピールするチャンスを自ら捨てることになるんじゃないのか?と

▼小峠「そうですね。そもそも9月3日の横浜で直接、進が負けて挑戦を承諾したはずなに、次の前哨戦で反撃しただけで手のひら返すのか…って。朝令暮改にもほどがあるし、そういうチャンスをも棒に振ろうとしてるなら、むしろチャンピオンとして恥をかくのはそっちなんじゃないの?と。このインタビューを向こうが読むかは分からないけど、俺は自分の気持ちは発信した。それでも懸けないんだったら懸けないでも構わない。それだったら燃やしに燃やしまくって熱さで押しまくって、受けざるを得ないところまで追い詰めていってやるだけだから」

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