9/11【NOAH】「来てねえのかよっ!」 カシン肩透かし作戦に拳王激怒「初戦で潰す」 N-1直前会見・Bブロック
あす(12日)開幕するノア年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY 2021』に向けた直前会見が11日、都内ホテルでブロック別に開かれ、Bブロック(拳王、望月成晃、ケンドー・カシン、稲葉大樹)からはカシンを除く3選手が出席。それぞれが直前の心境を語った。
2年ぶりの優勝を目指す拳王は、「平均年齢50歳、ノア史上最も未来の見えないリーグ戦。オッサンたちはノアを小遣い稼ぎの場所にしか思ってない」と声高に問題提起。改めて“オッサン狩り"と優勝を宣言した。
一方で欠席ながらも抜群の?存在感を残したのがカシンだった。「大輔、大樹、成晃、俺はお前らのすぐそばにいるぞ」とのコメントが代読されるや、妙に緊張感のある不気味な音楽が流される。反射的に拳王ら3選手はキョロキョロと身構えて襲撃に備えたものの、結局何事も起こらぬまま音楽はストップ…。すかさず「来てねえのかよっ!」とツッコんだ拳王は、「ケンドー・カシン! いいか明日初戦、テメーと当たるんだよな。ノアのリーグ戦は、こんなナメたリーグ戦じゃねえんだよ! テメーのリーグ戦、明日で終わりにしてやるからな」と初戦で“離脱"に追い込むことを宣言した。
ドラゲーの鉄人・望月は3年連続の出場。「僕はレジェンドでも何でもないんで、全然まだまだ発展途上のレスラー」と強調したうえで、「初戦の稲葉選手は安パイとまでは言わないですけど、勢い乗るためにも初戦はまず獲らせてもらう。最終戦が拳王選手なんで、ここで勝ったほうが上がるっていう状況にもっていければいいので。まぁケンドー・カシンは…両者リングアウトとかも想定のうえで、2勝1分で上がりたい」と具体的に思い描いた。
初出場でチャンス到来となった稲葉は「初出場でしっかり自分の存在感を出して、優勝目指して全力でぶつかっていきたい」と意気込んだうえで、“安パイ"発言のあった望月には「キャリアも一番下ですけど、足元すくわれないように気をつけてください」と忠告した。
【Bブロック会見の模様】
※カシンは欠席
▼稲葉「このN-1に初出場、出れることを光栄に思ってます。初出場でしっかり自分の存在感を出して、優勝目指して全力でぶつかっていきたいと思います」
▼望月「3年連続エントリーさせていただき、光栄でございます。今回、公式戦が3試合と少ないんですけど、1敗もできないとかカタいこと考えずに、勢いに乗ることが大事だと思ってるんで、波に乗ったらいけるんじゃないかなと思ってますんで。で、優勝者は丸藤選手と戦うって決まってますので、準決、決勝とM's allianceのメンバーとやれたら最高の形かなと思ってます」
▼拳王「プロレスリング・ノア、リーグ戦史上初、こんなにも未来の見えないリーグ戦。平均年齢! 50歳近い。旬の過ぎたレスラーたちが大勢出て、このノアに未来が見えんのか? 俺はな、燃えてるぞ。こんなな、老人たち、オッサンたちがプロレスリング・ノアを小遣い稼ぎの場所にしか思ってねえんだろ。そんなヤツらな、俺が倒して、そしてこのリーグ戦、未来が見えるのは一つしかねえだろ。それはな! 俺が優勝して丸藤の持つGHCヘビー級のベルトを奪うことだ」
※欠席のカシンのコメントが代読される
▼カシンのコメント「大輔、大樹、成晃、俺はお前らのすぐそばにいるぞ」
※妙に緊張感のある不気味な音楽が流れ、拳王、望月、稲葉が警戒しながら幕の後ろなどを確認したが、何事も起こらず質疑応答へ
▼拳王「来てねえのかよっ! なんだよ、この音楽はよ。ナメてんのか、おい! ケンドー・カシン! いいか明日初戦、テメーと当たるんだよな。いいか、プロレスリング・ノアのリーグ戦、こんなナメたリーグ戦じゃねえんだよ! おいケンドー・カシン! 俺はテメーのリーグ戦、明日で終わりにしてやるからな」
――望月選手は拳王選手から「平均年齢50歳近い」、「小遣い稼ぎの場所じゃない」と言われたが、それについて反論はある?
▼望月「確かに僕も50超えてますけど、間違ってもらっちゃ困るのは僕はレジェンドでも何でもないんで、全然まだまだ発展途上のレスラーだと思ってますので。僕は真摯に頑張ると。それだけですね」
――カシン、稲葉両選手の印象は?
▼望月「稲葉選手は初戦ですけども、どこかでちょこっとだけ当たった記憶があるんですけど、申し訳ないんすけど、最初は安パイとまでは言わないですけど、勢い乗るためにも初戦はまず獲らせてもらうと。最終戦が拳王選手なんで、ここで勝ったほうが上がるっていう状況にもっていければいいので。まぁケンドー・カシンは…両者リングアウトとかも想定のうえで、2勝1分で上がりたいなと思ってます」
――稲葉選手は他の3選手への印象、思いは?
▼稲葉「キャリアも一番下ですけど、足元すくわれないように気をつけてくださいと。そこを狙っていきます。しっかりぶつかって、勝ちを僕も狙ってるんで。気をつけてくださいってことですね」
――拳王選手は望月、稲葉両選手にどんな思いを持っている?
▼拳王「稲葉は、前の団体がなくなって、迷子のようにプロレスリング・ノアにやってきて、やってきても、まだ迷子のように、焦点が定まってないように感じるよな。だからな、ホントにやる気がないんだったら、このリーグ戦で迷子のままノアのリングから去ってくれ。そして望月、俺は一度、リーグ戦でこいつに敗れて上に上がれなかったことがある。いまだに覚えてるよ、この悔しさ。この悔しさを晴らせるのが今年のN-1 VICTORYだ」
――拳王選手はリーグ戦後に戦いたい相手、倒したい相手はいる?
▼拳王「それはもう、10月10日、大阪府立体育会館で待っている丸藤正道。そいつだけだ」
