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9/16【スターダム】詩美が小波に逆転負け 連覇に向けて黄色信号

『5★STAR GP 2021』東京・後楽園ホール(2021年9月16日)
ブルースターズ公式リーグ戦 ○小波vs林下詩美×

 詩美が勝利寸前まで小波を攻め立てたものの、最後の最後に丸め込まれて逆転負け。2敗目を喫し、連覇に向けて黄色信号が灯った。

 連覇を狙う3勝1敗1分のワールド王者・林下と、4勝2敗と好位につける小波が公式戦で激突。6・26青森大会での一騎打ちは15分時間切れ引き分けに終わっており、決着戦にもなった。

 あとから入場してきた詩美がコーナーでポーズを決めると、背後から小波が襲撃。場外に叩き落とすと、セコンドに付いた大江戸隊の面々が詩美を暴行する。それでも、詩美は小波を鉄柵に投げつけて反攻。リングに戻っても正攻法で小波を攻め立てた。

 小波はぶら下がり式腕十字固めから関節技で活路。腕ひしぎ逆十字固め、三角絞め、フロントネックロックなどで絞め上げる。詩美もバックフリップやスライディングラリアットで逆襲するが、エルボー合戦に発展すると、小波がミドルキックを利かせてペースを奪還。再び腕ひしぎ逆十字固めやアームロック、スリーパーなどで圧倒した。

 防戦一方の詩美だったが、逆落としからスリーパーに捕らえて反撃ののろし。ジャーマンでぶん投げられても、カウンター式のパワーボムでマットに叩きつけ、こうもり吊り落とし、ジャーマンと大技が立て続けにさく裂する。一気に勝機をたぐり寄せた詩美は、トーチャーラックボムで仕留めにかかった。が、冷静な小波は不時着すると、そのまま首固めでクルリ。千載一遇のチャンスを逃さず、詩美から逆転勝利を挙げた。

 詩美が2敗目を喫し、これで5失点目。まだ優勝の可能性は残されているものの、一歩後退を余儀なくされ、連覇に向けて黄色信号が灯った。無言で控え室へと消えていった詩美に対し、一方の小波は「まさにスターダムに起きているのは、小波という名のビックウェーブだ。今年の5★STAR GP、私が優勝の切符を手にする。絶対に見逃すんじゃねえぞ。ジ・エンド!」と豪語。彩羽匠、朱里に続き、詩美まで破った小波の勢いは本物。一躍、優勝候補に浮上する形となった。

【小波の話】「勝ったぞ。林下詩美、あいつから3カウント取ったぞ。この5★STAR、彩羽匠、朱里、そして林下詩美、このスターダムの3大巨頭を私が下した。今、まさにスターダムに起きているのは、小波という名のビックウェーブだ。今年の5★STAR GP、私が優勝の切符を手にする。絶対に見逃すんじゃねえぞ。ジ・エンド!」

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