9/20【スターダム】岩谷が屈辱脱落 鹿島断言「決勝はキッドvs小波で決定」

『5★STAR GP 2021』東京・後楽園ホール(2021年9月20日)
「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦 ○鹿島沙希vs岩谷麻優×

　鹿島が岩谷を脱落に追い込む2勝目。大江戸隊の盟友たちの後方支援に成功し、「決勝はキッドvs小波、これで決定」と断言した。

　4度目の出場となった鹿島はここまで1勝5敗。優勝は消滅したものの7戦目となった岩谷戦で番狂わせをやってのけた。

　鹿島の狙いは大江戸隊メンバーのサポート。だが、ジャンピングエルボーで先手を取った岩谷にエルボー乱打でねじ伏せられ、小波の介入も失敗に終わり、低空フロントキックが小波に誤爆するなど序盤はペースをつかめない。その後も低空ドロップキック、ローリングソバット、ノーザンライトスープレックスと岩谷の波状攻撃にさらされた。

　それでも鹿島はダイビングフットスタンプを不発に終わらせ、フロントハイキックを連発して反撃を開始した。エルボー、左右の張り手をこれでもかと連打し、フロントハイキックで岩谷をねじ伏せると、顔面蹴りをぶち込む。ダブルアームを阻止されても岩谷のハイキックを決めさせず。起死回生は岩谷が不発に終わらせ、セコンドのキッドにスライディングキックをお見舞い。場外に追いかけてきた鹿島にボックスを渡してトラースキックで蹴り飛ばした。

　リングに戻っても岩谷がミサイルキック、低空ドロップキックで追い討ち。鹿島が仕掛けた起死回生を丸め込みで切り返し、顔面蹴り、トラースキックをぶち込んだ。鹿島も追撃を阻止すると一気に起死回生へ。2カウントで返されてもさらに反転して再び起死回生に持ち込んで3カウントを奪った。

　この結果、岩谷は勝ち点9で足踏み。9・25大田区大会の最終公式戦でキッドに勝利したとしても、渡辺がジュリアからの不戦勝で勝ち点を12に伸ばすため、岩谷の脱落が決まってしまった。

　してやったりなのは鹿島だ。自身の優勝がついえたことで5★STAR GPでの目的を「自分ができることは、ただただキッドのサポートに回って、レッドスターズからキッドを決勝のリングに立たせること」とシフトチェンジ。今日、岩谷に勝って、まだまだわかんなくなったな。面白くしてやったぞ! でもお前らのためじゃねぇ。これは岩谷麻優に対する嫌がらせ」と高笑いとともに勝ち誇り、「これで5★STAR決勝はキッドvs小波、これで決定じゃないかな」と断言した。そして最後に「お前ら大田区で決勝のキッドvs小波、絶対観に来いよ。じゃあなキモオタ」と悪態をつき、今月3度目の後楽園大会を締めた。

【鹿島の話】「岩谷麻優に対する嫌がらせ。痛かったぁ。痛かった、痛かった。でもこれで、こっちのブロックからキッドが決勝に上がることもできる。相手のブロックは小波が上がることもできる。大田区の大江戸隊対決、見たいよね? 自分ができることは、ただただキッドのサポートに回って、レッドスターズからキッドを決勝のリングに立たせること。以上」