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9/21【全日本】頂点返り咲きへ王手 宮原が解禁・スネークリミットでゼウス絞殺

『2021 SUPER DELUXE SERIES』最終戦 東京・後楽園ホール(2021年9月21日)
三冠ヘビー級王座次期挑戦者決定戦 ○宮原健斗vsゼウス×

 宮原が久々に解禁したスネークリミットでゼウスを絞殺し、三冠王座次期挑戦権を獲得。自ら舞台を10・16大田区大会に指定した最高男が頂点返り咲きへ王手をかけた。

 この9月、2年ぶりの地元・博多凱旋を果たした宮原は「リスタート」を宣言。さっそく9・16保土ヶ谷大会で三冠挑戦を表明し、同じく名乗りを上げていたゼウスとの挑戦者決定戦に臨むことになった。

 これまで三冠ベルトをかけて何度も激闘を繰り広げてきた両者の対決はやはり白熱したものとなった。ゼウスがフライングバイセップスエクスプロージョンで先制したが、宮原も場外DDTや頭突きで応戦。ゼウスが逆水平を連打しても頭突きで押し返した。

 だが、串刺し攻撃が不発に終わって鉄柱に誤爆して劣勢に。場外戦でバイセップスエクスプロージョンを連発したゼウスは雪崩式ブレーンバスター、フロッグスプラッシュで一気に流れを作る。宮原も後頭部への串刺しブラックアウト、ジャーマン、正調ブラックアウトの波状攻撃で立て直そうとするものの、シャットダウンは決められず。バイセップスエクスプロージョンを2発も食らった。

 ゼウスに勝利の女神が微笑みかけたが、最高男は一瞬の勝機を逃さなかった。ジャックハマーを不時着すると、ゼウスに飛びついてスネークリミットで捕獲。一気に絞め上げてギブアップ勝利を決めた。

 宮原が奥の手を解禁してゼウスを絞殺。三冠挑戦権を手にした。6・26大田区大会での新王者決定巴戦に敗れて以来の再挑戦で、頂点返り咲きへ王手をかけた状況となった。

 試合後は「舞台はどこだ? さあ、どこだ? どこにしようか?」としていたが、メインで諏訪魔を破った王者・ジェイクの前に現れると、10・16大田区大会を舞台に指定。「いつの時代も主役は2人もいらねえんだ。どんな時代の全日本プロレスの歴史を遡っても主役は1人だ。申し訳ないがジェイク。今の時代は俺の時代だ」と宣戦布告した。

 昨年3月の陥落以来、遠ざかってきた三冠ベルトだが、宮原は今年2度目のビッグマッチという最高の舞台で主役の座とともに取り戻す。

【宮原の話】「舞台はどこだ? 挑戦権、俺が取ったぞ。舞台はどこだ? さあ、どこだ? どこにしようか?」

【ゼウスの話】「何回やったやろ? 毎回毎回本当に心が燃えてくるものがある。今日、全力出し切ったから悔いはない。以上。人生は祭りや」

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