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9/24【新日本】“復活"レインメーカー進撃…オカダがEVIL完全粉砕 無傷連勝で「止められるもんなら止めてみろ!」

『G1 CLIMAX 31』東京・大田区総合体育館(2021年9月24日)
「G1 CLIMAX 31」Bブロック公式戦 ○オカダ・カズチカvsEVIL×

 オカダがEVILを完全粉砕して開幕2連勝。「今年のG1は俺が優勝するぞ! 止められるものなら止めてみろ、このヤロー!」とさらなる進撃を宣言した。

 9・19大阪大会で棚橋を破って白星スタートを飾ったオカダはレインメーカー復活を宣言。この日、EVILとの2戦目に臨んだ。EVILとはG1で3度対戦(2017年〜2019年)し、2勝1敗で勝ち越し。EVILは手段を選ばず攻略にかかったが、勢いに乗るレインメーカーの敵ではなかった。

 場外戦で先制を許したオカダはコーナー金具ホイップ攻撃、逆片エビ固めなどで腰を徹底攻撃されたが、EVILを金具に誤爆させて反撃を開始。EVILが再び場外戦に持ち込んでイス攻撃に出ても、追撃を狙って突っ込んだEVILをイスに激突させて返り討ち。ドロップキックからのマネークリップで追い込み、ダイビングエルボードロップでレインメーカーの布石を打った。

 EVILも髪をつかんでレインメーカーを阻止し、レフェリーの注意を引きつける。そのスキに東郷が介入。凶器攻撃を食らったオカダはEVILにラリアットを叩き込まれてしまう。トップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とされて腰にさらなるダメージを受けたが、EVILをリバースしての丸め込みで虚を突き、逆さ押さえ込みで転がしてのショートレンジラリアットで逆襲。ドロップキック、旋回式ツームストンパイルドライバーで一気呵成に仕掛けた。

 再びレインメーカーが不発に終わると、EVILがオカダをレフェリーに激突させて無法地帯を作った。すかさずローブローをお見舞いしたEVILはEVIL狙いをオカダがマネークリップで切り返しても、レフェリーをつかんで脱出。レフェリー昏倒のスキに再び東郷が乱入し、二人がかりのマジックキラーを狙った。

 ピンチを迎えたオカダだったが、これを阻止するとEVILを金具に激突させ、東郷を正面飛びドロップキックで蹴散らした。EVILにダークネスフォールズで叩きつけられても、EVILはことごとく決めさせず。掟破りの逆EVILを敢行して雄たけびを上げ、開脚式ツームストンパイルドライバーで追い討ちをかけると、レインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。

 苦闘の末にEVILを完全粉砕。オカダが無傷の2連勝を飾った。勢いを加速させたレインメーカーは「まだ2勝目って思ってる人いる? この2勝みて、明らかに優勝するのはレインメーカー、オカダ・カズチカ。もうわかるでしょ? 今年のG1は俺が優勝するぞ!」と宣言。「まだ2勝目かもしれないけど、誰にも止められるつもりはないし、止められる気もないよ。止められるものなら止めてみろ、このヤロー!」と雄たけびとともに豪語してみせた。

 「ここ何年かでないぐらい自分の勢いを感じてますし、お客さんの期待…声が出なくても拍手でしっかりと気持ちは伝わってるんで、それにお互いがいい波の状態で流れていってるんじゃないかな」。そう分析したオカダの3戦目は9・29後楽園大会で相手はYOSHI-HASHI。「YOSHI-HASHIさんがNEVERを獲って積み上げてきている。それも十分凄いけども、今の俺の勢いのほうが上かなと確実に思っている」と断言したレインメーカーの進撃は止まりそうにない。

【試合後のオカダ】
▼オカダ「何かあれば?」

──開幕2連勝、しかも2大会連続メインイベントを締めたお気持ちは?

▼オカダ「まあ、俺しかいないでしょう。懐かしいなっていう。ずっとこれが当たり前の生活してただけなんでね。それがまたこうやって戻ってきて、まだちょっと慣れてない部分があるかもしれないですけど、しっかり順応してくるんじゃないかと思うんで、まだまだ良くなりますよ。まだまだ強くなりますよ」

──「止められるものなら止めてみろ」という力強い言葉もあったが?

▼オカダ「ここ何年かでないぐらい自分の勢いを感じてますし、お客さんの期待…声が出なくても拍手でしっかりと気持ちは伝わってるんで、それにお互いがいい波の状態で流れていってるんじゃないかなと思います。ただ、この波はかなり強い波だと思うんで、どんどんどんどん先に進んでいく波になっていくんじゃないかなと思います」

──次の試合はYOSHI-HASHI戦で、「日本版のモンスター」とオカダ選手を呼んでいたが?

▼オカダ「『CHAOS対決なんで楽しみたいな』なんて正直言ってられないし、YOSHI-HASHIさんの試合も見て、結果は出てないかもしれないですけど、本当にNEVERが成長させたんだなというぐらい凄い成長しているなと思っているので。まあ、今の僕の発言を聞いてもらえば分かるように、正直上からですよ。NEVERのベルト、チャンピオンは向こうですよ。俺は何もないけども、申し訳ないけど今は。YOSHI-HASHIさんがNEVERを獲って積み上げてきている。それも十分凄いけども、今の俺の勢いのほうが上かなと確実に思っているので、上から言わせてもらいたいなと思いますし、本当に足元をすくわれるような相手ではあると思うので、そこで気を緩めずに当たり前のように凄くいい波に乗っているので行きたいなと思います。ありがとうございました」

※EVILはノーコメント

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